木材から紙へ一貫製造
―経営理念は。
三菱製紙の子会社で、八戸工場の業務全般を請け負っている。八戸工場は木材からパルプを作り、そこから紙を製造できる一貫工場だ。「工場で働く全ての人が幸せな工場」を掲げ、風通しの良い職場の実現に向けて、従業員双方向での信頼関係構築を目指す。元気に出社して無事に家に帰ることが一番の幸せということで、労働災害の防止にも精力的に取り組んでいる。
―会社の現状と課題は。
国内の紙の生産量は約20年で3分の2ほどになっている。一方、地球の再生産可能な資源で作れることが紙の最大のメリット。現在は、紙袋に使われるようなクラフト紙など、プラスチックの代替になる環境配慮型商品を拡大し、パルプ・紙素材の幅広い用途開拓を進めている。
―人材育成の取り組みは。
技術者やメンテナンス部門の従業員は、積極的に外部に派遣して勉強させている。資格手当もアップして、取得の強化を図っている。ウェブ上には掲示板を設け、安全面の注意事項などを定期的に情報発信している。会社の収益面の実績なども説明。福利厚生では独身寮を設けているほか、勤続慰労金制度が充実する。
―求める人材は。
何にでもチャレンジングで、自分の頭で考えられるような人材を求めている。製造業はチームを組む仕事も多いので、しっかりコミュニケーションがとれて、ベクトルを合わせて仕事ができる人に入ってもらいたい。