エプソンアトミックス株式会社
社名 | エプソンアトミックス株式会社 |
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本社所在地 | 八戸市河原木海岸4の44 |
電話 | 0178(73)2801 |
設立 | 1999年10月 |
事業内容 | 金属粉末・金属射出成形部品・人工水晶原石の開発、製造、販売 |
資本金 | 4億5000万円 |
売上高 | 118億6000万円(2024年3月決算) |
従業員数 | 386人(2024年4月現在) |
支社・支店・工場 | 北インター事業所 |
関連会社 | セイコーエプソン |
代表取締役社長 大塚 勇 氏
採用情報
職種 | 新卒/製造 中途/製造、経理、営業、社内システムエンジニア、安全企画・管理、産業廃棄物・施設保全管理 |
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勤務地 | 八戸市 |
勤務時間 | 通常勤務 8:30~17:15、 変則勤務 8:30~16:45、16:30~24:45、24:30~8:45 |
インターンシップ | あり(8月、2月) |
社会人採用 | あり。随時 |
採用実績 | 2023年度25人、2022年度28人、2021年度25人(中途も含む) |
初任給 | 修士了25万6000円、大卒23万5000円、高専卒21万2000円、専短卒19万8000円、高卒18万1000円 |
諸手当 | 通勤、時間外、休日出勤、深夜業、変則勤務、役職、扶養など |
昇給 | 年1回 |
賞与 | 年2回(6月、12月) |
休日休暇 | 通常勤務:土日祝、お盆、年末年始(年間125日)、交替勤務:シフト制月9日以上(年間112日)、年次有給、慶弔など |
大卒選考の流れ | 書類選考→1次試験(適性・面接)→2次選考(面接)→最終選考(役員面接) |
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―経営理念は。
八戸/ヴァンラーレ勝利へカツカレー(2024/6/17)
カツカレーを食べてダービーマッチに勝つ―。来月のサッカーJ3・ヴァンラーレ八戸―松本山雅FC戦を前に、エプソンアトミックス(八戸市)は10日、社員食堂のイベントメニューでカツカレーを提供し、決戦への応援を呼び掛けた。
同社がパートナー企業として支えるヴァンラーレに対し、松本山雅は親会社のエプソン(長野県諏訪市)がサポート。両社は2チームの対戦を“エプソンダービー”と位置付け、盛り上げを図っている。
10日は八戸市の北インター事業所に大山晟那(22)、坂本琉維(22)両選手が訪問し、カツカレーで英気を養った。大山選手は「サポーターを笑顔にできるよう頑張る」、坂本選手は「ダービーなので絶対勝つ」とそれぞれ決意を語った。
両選手はこの後、社員に来場を呼び掛けるチラシを配った。決戦は同市プライフーズスタジアムで、7月6日午後6時キックオフ。
エプソンアトミックス新工場地鎮祭/関係者 工事の安全祈願/八戸(2023/10/13)
微細合金粉末の生産で世界トップシェアを誇るエプソンアトミックス(八戸市、大塚勇社長)は12日、同市北インター工業団地4丁目の分譲地に新設する「北インター第二事業所」の建設に向けた地鎮祭を現地で開き、関係者が工事の安全を祈願した。新工場は今月15日着工、2025年6月の稼働を目指している。
新工場は不要になった金属の再生工場。同社の製造過程で規格外になった金属粉末製品や、同社やエプソングループが排出する金属くず、金属端材などを、同社の金属粉末製品の原料として再資源化、年間約5千トンを再生する計画だ。
分譲地は約2万9千平方メートルで、約55億円を投じて床面積3617平方メートルの工場棟、同345平方メートルの受変電棟、同356平方メートルの事務所を建設する。
同社の拠点は同市河原木海岸の本社、北インター工業団地2丁目の北インター事業所に続き3拠点目。
神事の後のあいさつで、大塚社長は「より一層、地球環境に配慮したものづくり工場として循環型経済をけん引する。当社が生み出すマテリアルの力で新たな未来、社会の発展につながるものづくりに貢献していきたい」と抱負を述べた。
八戸三社大祭お通り/地元企業祭りを下支え/行列に従業員参加、人員不足補う/「貴重な機会」伝統継承への思い強く(2023/8/2)
新型コロナウイルス禍を乗り越え、4年ぶりに神社行列と山車の合同運行が再開した八戸三社大祭。空白期間の影響による人員不足が課題となっていた中、1日の「お通り」では龗(おがみ)神社の行列に地元の企業や事業所が協力し、地域の祭りを下支えした。厳かな神社行列の一員となり、八戸市中心街を練り歩いた各社の従業員は「貴重な機会」「地域を盛り上げたい」と伝統継承への思いを強くした。
今年初めて協力した八戸通運からは、合同運行に従業員6人が参加。髙林秀典社長は「本社と龗神社は同じ地域にあり、ずっと守ってもらってきた。地元の祭りに協力したい」と話す。
お通りで笠鉾(かさほこ)を担当した大久保元貴さん(34)は「めったに経験できることではない貴重な機会。緊張感もあるが、楽しみたい」と充実感をにじませた。
同じく初参加のエプソンアトミックスからは、7人が行列に加わった。坂下義虎さん(19)は「4年ぶりの神社行列に参加できた。人手が足りていないという話は聞いていたので、会社として貢献できるのがうれしい」と笑顔を見せた。
7月に修復を終えたばかりの山車人形「武田信玄」の屋台山車を引いたのは、東北電力ネットワーク八戸電力センターの従業員。行列には例年協力しており、この日は21人が参加した。
森善則所長は「歴史や伝統をつないでいくのに関われるのは光栄なこと。一緒に楽しみながら、まちおこしをしたい」と語った。
龗神社の坂本博史権禰宜(ごんねぎ)は手厚いサポートに謝意を示しつつ、「企業の方々に三社大祭という地域の誇りを知ってもらえる機会にもなる」と、企業との連携を進める意義を強調した。
エプソンアトミックス(八戸)とスポンサー契約(2023/6/21)
金属粉末の製造、販売を手がけるエプソンアトミックス(八戸市)は20日、今季のスポーツクライミングワールドカップ(W杯)のボルダー競技に出場した、八戸学院光星高1年の関川愛音さん(15)とスポンサー契約を締結した。同社が遠征などの活動費の一部を支援する一方、関川さんは同社のロゴなどが入ったユニホームを着用する。契約期間は来年3月末まで。1年ごとに更新を検討する。
同社は地元のプロスポーツ4チームとスポンサー契約を結んでおり、今回が5件目。関川さんの地元企業との契約締結は3件目。
同社で開かれた記者会見で、大塚勇社長は「当社のキャッチコピーの『八戸発 世界へ』に共感していただいた。クライミングを楽しみながら世界で活躍してほしい」と期待を寄せた。
関川さんは「県外の企業だと急に離れてしまうこともある。地元企業からの支援は安心できて、本当にありがたい」と感謝の言葉を述べた。
エコノミックマンデー サブチャンネル/拓く 北奥羽の経営者たち/合金粉末生産で世界トップシェアのエプソンアトミックス社長 大塚勇氏/環境配慮と技術開発に挑戦/「自分たちを超えられるのは自分たちだけ」(2023/5/8)
八戸から世界へ」を掲げ、微細合金粉末の生産で世界トップシェアを誇るエプソンアトミックス(八戸市)。合金粉末はスマートフォンや自動車などに搭載される電子部品の原材料となる高機能素材で、特に海外メーカーからの引き合いが強い。素材開発者から経営者となった代表取締役社長の大塚勇氏(55)に、「ナンバーワン」であり続ける意義などを聞いた。
―高機能素材の業界は変化と競争が激しい。現状をどう見る。
ウクライナ危機の影響に加え、自動車の高機能化を背景に前世代型の半導体の供給が不足している。一方で、スマートフォンなどに使われる性能重視の半導体に関しては、中国での需要が低調になり、今までのように右肩上がりではない。
そのため、電装化や自動運転技術が進む自動車に軸足を移し、車載向け電子機器の材料を積極的に提供しようと取り組んでいる。
ただ、この業界は世界的に競争が激しく、当社の製品に似た物も市場に出てきた。全体の技術や製品レベルを上げる必要がある。
―新型コロナウイルスが収束し、新たな事業展開を迎える。
コロナ禍の約3年間で、生産力強化やそれに伴う人材採用に力を入れてきた。重要なのはブランクをどう埋めるか。その間は海外へ情報を取りに行けなかった。競合他社は開発や生産の増強が進んでいるだろう。当然、3年前とは環境が変わったと考えた方がいい。先を走る側より、後を追ってくる側の方が強い。われわれはトップランナーだが、振り向くと中国や韓国などの新規参入メーカーがいる。将来有望な市場だけに、この4、5年で加速度的に増えたと感じる。
―近年は環境負荷低減の取り組みを進めている。
コロナ禍の中で最も進めたのは「環境シフト」。工場はグリーンエネルギーに切り替えた。大量のエネルギーや資源を使う素材メーカーにとって、環境対策は軽んじられない問題だ。抜本的にものづくりを変えなければ、今は良くても10年後には許されない状況になっているかもしれない。
まだ小規模だが、工場に太陽光パネルを設置し、エネルギーを作るテストをしている。工場で使う地下水のリサイクルシステムも導入した。廃熱エネルギーの活用も検討を進めていく。
八戸北インター工業団地に金属を再資源化する工場の新設を計画し、2025年の完成を目指している。環境配慮型のものづくりにシフトしていきたい。一人一人が限られたエネルギーを効率良く使い、将来と向き合うことが大切だ。行政には、補助金などでその動きを後押ししてほしい。
―微細合金粉末の生産で世界トップシェア。ナンバーワンのこだわりは。
会社のDNAとして、他社が作れないものを作ることを重視している。約20年前に事業を始めた時は市場規模も小さく、赤字だったが、自分たちしかできないことを伸ばそうと取り組んできた。それが今も生き残っている理由だと思う。
ただ、現状に満足してしまえば、ナンバーワンではなくなり、今後は生き残れない。新製品は完成した瞬間に「基準」になる。さらに良い性能や品質に高めるにはどうすればいいか、チャレンジする意識を従業員にも持ってもらいたい。
業界トップの優位性は、常に製品が注目を集めることにある。「自分たちを超えられるのは自分たちしかいない」との考えを大事にしたい。当社の新素材が、新たなアイテムが生み出される一助になればいい。
自社製品は約8割を海外に輸出している。世界から見れば、東京も京都も八戸も同じ「点」に過ぎない。「八戸から世界へ」のビジネスで、今後もローカルから挑戦していきたい。
■会社概要
本社は八戸市河原木海岸4の44。1999年10月設立。セイコーエプソン(長野県諏訪市)が全額出資するグループ会社。従業員数約370人。資本金4億5千万円。本社工場のほか、八戸北インター工業団地内に「北インター事業所」を構える。
■略歴
おおつか・いさむ 千葉市出身。大手機械メーカーを退職後、2004年に入社。粉末開発技術部長、取締役粉末総括部長を歴任し、16年4月から現職。10年に東北大の社会人コースで博士(工学)を取得した。
蕪島のウミネコ、浮世絵風に/ヴァンラーレ 来季新ユニ発表/サッカーJ3(2022/12/23)
サッカーJ3のヴァンラーレ八戸は22日、2023シーズンの新ユニホームを発表した。八戸市の海をテーマに、蕪島周辺の穏やかな波と上空を飛ぶウミネコを浮世絵風にアレンジしてデザイン。地域密着のクラブとして、“八戸らしさ”を押し出した。胸部分には、メインパートナーとなるエプソンアトミックス(同市、大塚勇社長)の企業ロゴが掲出される。
新ユニホームには、蕪嶋神社にあやかり、J2昇格に向けて「株を上げる」との願いも込めた。シャツの首元はウミネコのくちばしをイメージし、赤と黒のツートーンとした。
22日は、関係者が同市多賀多目的運動場管理棟でお披露目会見に臨んだ。ヴァンラーレの下平賢吾社長は「エプソンアトミックスなどユニホームパートナーの思いを受け止め、選手、スタッフが一丸となって全力で戦っていく」と決意。同席した大塚社長は「来シーズンは一つでも上の順位を目指し、地域に驚きと感動を与える活躍を期待している」とエールを送った。
新ユニホームを着用したMF新井山祥智は「ヴァンラーレは八戸を背負っている。地域のためにしっかり戦っていく」と意気込みを語った。
産業や文化魅力体感/大学生、エプソンアトミックスなど見学/県若者定着へ「発見ツアー」(2022/8/25)
青森県内への若者の定着や還流の促進に向け、県は23日、大学生が八戸圏域の産業や文化、人に触れるツアー「YES!AOMORI発見ツアー」を開いた。青森中央学院大経営法学部の2、3年生13人が、微細合金粉末の生産で世界トップシェアを誇る八戸市のエプソンアトミックスや、三陸復興国立公園の種差海岸などを見学し、青森の価値や魅力を体感した。
エプソンアトミックスが製造・販売する金属粉末はスマートフォンやパソコン、自動車部品の原材料として使われ、8割を海外に輸出している。
事業管理部の白鳥達也課長らは、同社の金属粉末の製造方法「S.W.A.P.(スワップ)法」が世界唯一の独自技術であることを挙げ、「他社がやっていないことをするから新しい道が開け、会社が成長する」などと学生に説明した。
同大3年ディクソン太陽さん(21)=十和田市出身=は「仕事に誇りを持って働いていると感じた。自分も胸を張って仕事を説明できる大人になりたい」と話した。
この後、一行は種差海岸で地域密着のツアーを展開する「ACプロモート」(八戸市)や、農業者と連携した地域おこし事業を手がける「南部どき」(南部町)の代表から、それぞれの取り組みを学んだ。
25年6月操業開始目指す/市、県と協定締結/エプソンアトミックス(八戸)新工場(2022/07/21)
微細合金粉末の生産で世界トップシェアを誇るエプソンアトミックス(八戸市、大塚勇社長)は20日、金属を再資源化する新工場「北インター第二事業所」について、青森県、市と事業所開設に関する基本協定を締結した。新工場は同社が事業所を構える北インター工業団地内に建設し、2023年7月の着工、25年6月の操業開始を目指す。整備に当たり、地元を中心に約20人の採用を見込む。
同社の微細合金粉末は、スマートフォンやパソコン、電装化された自動車などに使われる電子部品の原材料となり、約8割を海外に輸出している。
資源循環可能な金属粉末製造の確立を目指し、新工場では、生産工程などで不要となった金属を再資源化する。年間約5千トンを再生する体制を確保。稼働から3年程度で、同社が必要とする金属原料の約4分の1まで置き換え、地下資源の消費抑制につなげたい考えだ。
建設地は同社の北インター事業所から約1キロで敷地面積は約2万9千平方メートル。建物や生産設備への投資額は40億~50億円を見込む。
八戸グランドホテルで行われた調印式には、大塚社長、熊谷雄一市長、柏木司副知事が出席。熊谷市長は「環境面でも世界をリードする企業になると期待する」と述べた。
大塚社長は「次世代につながる資源循環可能な生産工場の実現を目指す」と意欲を示した。
八戸・エプソンアトミックス/北インター団地に新工場/市が分譲方針(2022/5/21)
八戸市は20日、北インター工業団地の2万9021平方メートルを、微細合金粉末の生産を手がける「エプソンアトミックス」(同市、大塚勇社長)に分譲する方針を明らかにした。同社は金属を再資源化する新工場を整備し、2025年の稼働開始を目指す。同工業団地の分譲率は98・7%に上昇する。
売り払い金額は4億8600万円。市は6月に開会予定の市議会定例会に関連議案を提出し、議決を得た後、本契約を結ぶ。
新工場で同社は、製造工程で不要となった金属を原料として再資源化。再生原料は同市河原木の本社と、北インター工業団地内にある事業所で製品化する。
場所の選定理由について、同社の大野龍一事業管理部長は取材に「輸送コストが抑えられる距離の近さや敷地の規模を考慮した」と説明した。建物と生産設備への投資額は数十億円の見込みという。
熊谷雄一市長は同日、新工場の建設について「循環型社会の実現に重要な取り組みと認識している。地域経済活性化に期待したい」とのコメントを出した。
同工業団地の分譲用地は残り2区画の計1万3千平方メートルで、完売が近づいている。