エスプロモ株式会社
社名 | エスプロモ株式会社 |
---|---|
本社所在地 | 八戸市新井田西4の1の1 |
電話 | 0178(25)9222 |
設立 | 2008年11月 |
事業内容 | 木造戸建住宅建設事業、メンテナンス、ローン、海外戸建事業など |
資本金 | 1000万円 |
売上高 | 7億9000万円(2024年3月期) |
従業員数 | 81人(24年4月時点) |
代表取締役社長 坂頂 昭治 氏
採用情報
職種 | サービス業 |
---|---|
勤務地 | 八戸市内(南郷を含む) |
勤務時間 | 4週を平均して、1週間当たり40時間の変形労働時間制 |
インターンシップ | あり。随時 |
社会人採用 | あり。随時 |
採用実績 | 2023年度8人、22年度7人 |
社員登用実績 | 22~24年度 13人 |
給与 | 月額平均17万6000円~20万9000円(契約社員、経験による) |
諸手当 | 通勤など |
昇給 | 年1回(4月) |
賞与 | 年2回(6月、12月) |
休日休暇 | 4週を平均して、1週間当たり2日として割り振り、年末年始、夏季、有給、慶弔 |
保険 | 健康、厚生年金、雇用、労災 |
福利厚生 | 健康診断、産休、育休 |
選考の流れ | 履歴書送付→面接→試験 |
---|
お問い合わせ |
指定管理事業本部 0178-25-9222 Email:info@s-promo.jp |
---|
―経営理念は。
リンク結氷作業丁寧に/テクノルアイスパーク八戸(2024/7/10)
テクノルアイスパーク八戸で今シーズンの営業に向け、スケートリンクに氷を張る結氷作業が本格化している。9日はスタッフが交代でリンクに散水し、滑走しやすい氷作りに取り組んでいた。
作業は5日から24時間態勢で実施。交代で1、2時間ごとに約50度のお湯をまき、均等に氷を張る。12日まで同様の工程を約130回繰り返し、厚さ約4、5センチの良質な氷に仕上げるという。スタッフの小島健太郎さん(34)は「利用者に『滑りやすい』と言ってもらえるように頑張りたい」と力を込めた。同施設ではフィギュアスケートやアイスホッケー競技の各種大会を予定。13日から貸し切りの営業を開始。9月8日からは一般開放を予定しており、初日は無料となる。
スピードスケート/YSアリーナ八戸/称賛「最高のリンク・氷」/国際大会参加選手 好タイム続出(2024/2/10)
9日開幕したスピードスケートの「世界ジュニア選手権」。3、4日に行われた「ジュニアワールドカップ(W杯)最終戦」に引き続き、YSアリーナ八戸がジュニア年代の頂点を決める大会の舞台となっている。同アリーナにとって、初めての世界大会開催となったW杯最終戦では、ジュニア男女の個人8種目で、40人を超える選手が自己ベストを更新。ジュニア選手権でも好タイムが相次いでいる。氷都八戸が誇る世界最高水準のリンクに対し、日本を含む各国の選手から「最高」「素晴らしい」など称賛の声が上がっている。(磯野雄太郎)
◇ ◇
同アリーナは国際大会の開催が可能な日本国内3カ所目のリンク。製氷には純水を使うため滑りが良く、スピードやタイムが出やすいリンクとされている。
今回、外国選手が初めてレースに臨んだ。W杯の女子1000メートルで2位だった、ポーランド代表のヴィクトリア・ドンブロフスカ選手は「気温が寒過ぎなくて良い。素晴らしい氷」とたたえる。
「今まで滑った中で一番のリンク」と絶賛するのは、男子マススタートを制したチェコ代表のメトデイ・イーレク選手。「他のリンクでは氷が気になってマインドコントロールがいるときもあるが、ここでは必要ない」と、競技に集中できる環境に満足していた。
各国選手からの声に、製氷作業を担うエスプロモ(八戸市)主任の山口智矢さん(49)は「すごくうれしい」と喜んだ上で、「ここでゴールではないので今後も精進していく」と一層の研さんに励む。
アリーナの米内正明館長によると、今回訪れた国際スケート連盟の役員も氷の質を評価している。今後も継続的に国際大会を誘致するには「記録が出るリンク」としての知名度向上が必要だ。米内館長は「2週続けて大会を開けたことを一つの実績とし、今後もアピールを続けていきたい」と意気込んだ。
YSアリーナ八戸、3日から国際大会/世界に選ばれるリンクに/製氷担うエスプロモ 氷の薄さ、ミリ単位で調節(2024/2/1)
2019年秋にオープンした八戸市立屋内スケート場「YSアリーナ八戸」は、2月3日から始まる初のスピードスケートの国際大会で「世界デビュー」を迎える。市から指定管理を受け、製氷作業を担うエスプロモ(同市)は約5年間、好記録につながる氷の質を追求してきた。同社主任の山口智矢さん(49)は「選手全員が自己新記録を出し、滑り終わった後に笑顔になるような、良質のリンクを提供したい」と“八戸品質”の氷に熱い思いを込める。(桑田友人)
前身の公社時代から市内のリンクの製氷に携わるエスプロモ。経験やノウハウはあったが、オープン当初は以前の長根リンクと冷凍設備が異なったことも影響し、思い通りの氷の硬さや粘りが出せず、苦戦した。
当時の責任者だった武山靖さんを中心に、滑りやすい氷面温度を発見。今季の国内大会でも自己新や大会新が数多く記録され、選手や指導者から高評価を受けている。
ただ、「今なお試行錯誤を繰り返している」(山口さん)。武山さんから山口さんに責任者が代わった後も、国内大会の出場選手に感想を聞いているほか、長野五輪が開催されたエムウェーブ(長野市)などの担当者と意見交換を重ね、製氷技術の研さんに努めている。
さらなるレベルアップを図る背景には、標高の問題がある。一般的に高地のリンクの方が記録が出やすいとされる中、YSアリーナの標高は10メートル程度。アスリートから選ばれるためには氷の質を向上させるしかない。
大会時に最もこだわっているのが氷の薄さだ。一般解放時の厚さは4センチで、大会では競技用の面を露出させる。「最初に作った氷は不純物が少なく滑りやすい」。溝ができれば、できる限り削ってから企業秘密の薄さに整える。
計8人のスタッフで毎日、氷の厚さを測り、状態を確認する。「少しでも手を抜けば質が落ちる。氷は生き物だ」と山口さん。天候や気圧によっても、滑り具合は変わってくるため、ミリ単位での調節を欠かした日はない。
1、2日には最終調整の製氷を行う。初の国際大会を前に「世界にアピールする絶好のチャンス。とことん(製氷で)攻めたい」と力を込めた。
第8回八戸リレーマラソン/301高射直接支援隊4連覇(2023/11/6)
■フル職場対抗
充実の布陣で圧倒
○…フルリレー職場対抗では、8人でたすきをつないだ301高射直接支援隊が堂々の4連覇を果たした。
昨年は訓練と重なり選手集めに苦労したが、今回は充実の布陣を整えた。特設コースを計28周するレースは1人3、4周を走って対応。チーム1のスピードを持つ1走王野拓哉(22)が勢いよく飛び出すと、2位で監督を務める深沢竜太(34)にリレー。圧倒的な走りでトップに躍り出ると、残る選手は周囲を大きく突き放してフィニッシュした。
両手を掲げゴールテープを切った、アンカーの笠原隆司(20)は「全ての力を出し切れた」と充実した表情。深沢は「来年は5連覇を目指す」と意気込んでいた。
航空自衛隊三沢栄冠
初出場、堂々好記録 フル男女混合
○…フルリレー男女混合は、初出場の航空自衛隊三沢が栄冠に輝いた。チームを率いた武者優(47)は「少しでもタイムを縮めようという全員の思いが結果につながった」と振り返った。
普段から走り込んでいる選手が集まったというチームの目標は、昨年の同部門優勝チームが記録した3時間1分を切ること。アップダウンのあるコースに苦戦しつつも、最後までペースを守って走り抜いた。女性選手の活躍も大きく、目標タイムを30分以上更新する好記録で堂々の優勝を飾った。
チームのエースとしてアンカーも務め、力走を見せた星隆次(25)は「みんなと楽しく走り優勝できてよかった」と語った。
兼田歯科クリニックV2
一度もトップ譲らず ハーフ一般
○…ハーフリレー一般は、青森県立八戸西高陸上部の現役選手とOBら6人で臨んだ兼田歯科クリニックが2連覇を達成。アンカーを務めた小笠原太一(29)は「全員がいい走りをできた」と充実感を漂わせた。
それぞれの練習拠点が異なるため、全員で集まって走ったのはこの日が初めてだったが、高い団結力を披露。第1走者からアンカーまで一度もトップを譲らずにたすきをつないだ。
同校3年の佐藤晶は「登りでペースを落とさない持ち味を発揮できた」と笑顔。2年の前田翼は「自分よりずっと速い先輩たちと走ることができて楽しかった」と振り返った。
柏葉アスリートA 頂点
笑顔でたすきつなぐ ハーフ小学生
○…ハーフリレー小学生で1位に輝いたのは「柏葉アスリートA」。主将を務めた七戸町立城南小5年の西野翔哉(11)は「みんなで協力し、笑顔でたすきをつないだ。走り切れてよかった」と喜んだ。
シャトルランやインターバルトレーニングなど、負荷の高いメニューで鍛えてきたチームは序盤から大きくリード。他の追随を許さず、8人で計14周を快走した。
最後の直線では、チーム全員がアンカーを拍手で迎え、手を取りながら並走。歓声を上げながら満開の笑顔でゴールした。西野主将は「練習の成果を発揮し、良い結果を残すことができた。来年も1位を目指して頑張りたい」と力を込めた。
つなぐたすき、つながる心/八戸リレーマラソン(2023/11/6)
学校や職場の仲間でたすきをつなぐ第8回八戸リレーマラソン(エスプロモ主催、デーリー東北新聞社、八戸市陸上競技協会共催)が5日、市東運動公園陸上競技場で開かれた。フル(42.195キロ)3部門、ハーフ(21.0975キロ)4部門にエントリーした91チーム836人が、爽やかな秋晴れの下、心地良い風を受けながら快走した。
この日は天候に恵まれ、絶好のマラソン日和。スタートの合図とともに一斉に駆け出したランナーは、沿道からの盛んな声援を背にして懸命にゴールを目指した。
八戸ちびっこマラソン悪天候で中止/神野選手 代替で講座(2023/11/5)
ユニバースカップ2023第23回八戸ちびっこマラソン(エスプロモ主催、八戸市陸上競技協会、デーリー東北新聞社共催、ユニバース特別協賛)は4日、市東運動公園で開かれる予定だったが、雷の危険性があるため中止となった。これに伴い、ゲストランナーの神野大地選手による講座を代替開催。健脚自慢の児童がさらに速く走るためのこつを学んだ。
コロナ禍での開催断念はあったが、悪天候による中止は今回が初めて。
神野選手は青山学院大3、4年時、「箱根駅伝」で標高差約800メートルの坂を駆け上がる最も過酷な5区を担当。それぞれ1位、2位の好成績を残し、「山の神」としてチームの初優勝と連覇に貢献した。
講座では、神野選手が走る動きに必要なストレッチを紹介。子どもたちは元気にかけ声を出しながら、マラソンで重要な筋肉や関節をほぐした。
毎年参加している市立白銀南小3年の神子沢明飛君(9)は「脚のほぐし方がためになった。今度からは走る前にきちんとウオーミングアップしたい」と話した。
このほか、小学校6年間で開催された大会(中止分も含む)を全て完走した、楳内心菜さん(柏崎小)今靖志朗君(青潮小)山谷涼華さん(城南小)の3人に記念品を贈呈。5、6年を対象としたオープン参加の記録会も実施した。
紅葉 闇夜に浮かぶ/八戸・南郷(2023/10/27)
八戸市の南郷カッコーの森エコーランドで28、29日、「南郷もみじのライトアップ2023」が開催される。26日には試験点灯が行われ、あんどんやライトに照らされ温かな色に染まるイロハモミジ約280本が闇夜に浮かび上がった。
同ランド指定管理者のエスプロモ(同市)が主催。市南郷文化ホールなどを管理するアート&コミュニティ(同市)の共催で行った。
夏の暑さが長引いたためか、同日現在の色付き具合は3割ほどで、平年より1週間程度遅れているという。寒暖差により、週末は5分ほどまで紅葉が進むとみられる。担当者は「風情ある風景を楽しんでほしい。緑とのコントラストが見られる日中の散策もおすすめ」とPRしていた。
入場無料。点灯時間は午後4時半~7時半。市民の森不習岳のもみじ園では、両日午後5時~7時、南郷観光協会によるライトアップが行われる。
八戸/秋風浴び心地よい汗/4年ぶり南部山ウォーク(2023/10/25)
八戸市内の運動施設指定管理者エスプロモ(坂頂昭治社長)は15日、同市の南部山健康運動公園で「南部山ウォーク2023」を開催した。約350人の参加者は、爽やかな秋風を浴びながら約8・5キロのコースを歩いた。
2020、21年は新型コロナウイルスの影響で規模を縮小。昨年は工事でコースの一部を確保できず中止となり、通常開催は4年ぶりとなった。
参加者は友人や家族と会話を弾ませたり、自然を楽しんだりしながら自分のペースで歩き、心地よい汗を流した。
家族と参加した市立中居林小2年の中山笑菜(にこな)さん(8)は「いっぱい歩くのが楽しい」と話していた。
心込めて芝生整備/市ラグビー協会 南郷陸上競技場で「感謝デー」/選手150人集結、セミナーも(2022/12/3)
八戸市ラグビーフットボール協会(一戸栄司会長)は11月26日、同市の南郷陸上競技場で、初めての「ラグビー感謝デー」を開催した。市内4高校と八戸学院大のラグビー部に所属する選手約150人が集まり、日頃の練習や試合で使用するグラウンドに感謝の気持ちを込め、芝生を整備。キックやラインアウトなどの技術セミナーも行われ、実戦的なテクニックを身に付けた。
芝生整備は、指定管理者のエスプロモの職員が担当。雑草の繁茂やプレー中の選手のスパイクで芝生がめくれた場所(クレーター)に、機械を使って年2回種まきを行っている。
職員の下田尋通さん(53)によると、芝生の昆虫を食べたカラスのふんの中や、選手のスパイクに付いた
雑草の種が育ち、芝生の生育を阻害することが、クレーターの主な要因だという。
最初に下田さんが芝生の種まき方法を説明。「雪が降り積もり、その中で生き抜いた種が根付き、芝生が再生する。来シーズンきれいなグラウンドでいいプレーができるよう、心を込めて整備してほしい」と呼びかけた。
選手たちは班ごとに分かれてクレーターを探し、種をまいた後、砂をかぶせてならした。青森県立八戸工業高2年で主将の出貝匠さん(16)は「普段は気が付かなかったが、芝生の剥がれた場所が結構多かった。整備してくれる方々に感謝しながら、来年はきれいなグラウンドでプレーしたい」と意気込んだ。
八学大4年の今野聖夜さん(21)は「芝生の整備は楽しかった。きれいな芝生でいいスクラムを組み、上位を目指してほしい」と後輩にエールを送った。
八学光星高1年の宇部太陽さん(16)は「キックの技術など今後のプレーに生きる内容を学ぶことができた」、県立八戸西高1年の佐藤壮さん(15)は「芝の育て方などを知ることができてためになった」とそれぞれ話した。
たすき、笑顔でつなぎ/3年ぶり、八戸リレーマラソン(2022/10/3)
「第7回八戸リレーマラソンin東運動公園」(デーリー東北新聞社、エスプロモ主催)が2日、八戸市東運動公園で開かれた。新型コロナウイルスの影響で3年ぶりの開催。子どもから大人まで市内外の46チーム計412人が、心地良い秋風を受けながら、学校や職場の仲間らとたすきをつなぎ、絆を深めた。
2019年以来となった今大会は、開催時期を例年より1カ月前倒し。42・195キロのフル3部門にオープン参加を含む17チーム、ハーフ5部門に29チームがエントリーした。この日は朝から晴れ渡り、八戸の最高気温は22・8度と9月下旬並み。公園内の1・5キロの特設コース沿いでは、ナナカマドが真っ赤な実を付け、秋の訪れを告げた。
ランナーは仲間の応援に笑顔。ゴール前ではアンカーがチームメートとハイタッチを交わし、一緒にゴールテープを切る光景が見られた。
八戸ちびっこマラソン/3年ぶり児童552人力走/男子6年里村(法奥)頂点/女子6年小村(福地)制す(2022/10/2)
ユニバースカップ2022第22回八戸ちびっこマラソン(エスプロモ主催、八戸市陸上競技協会、デーリー東北新聞社共催、ユニバース特別協賛)が1日、八戸市東運動公園陸上競技場を発着点に行われ、男子6年(3キロ)は里村樹季(法奥)、女子同(同)は小村佳桜(福地)が優勝した。 新型コロナウイルスの影響で2020、21年と中止され、今回が3年ぶりの開催。小学1~6年男女の各部門に青森、岩手、秋田3県から552人がエントリーした。
レースは学年、男女別にスタートが切られ、選手たちは号砲と同時に飛び出し、元気いっぱいにゴールを目指した。
羽生プロ転向表明/「また八戸で滑って」/羽生にねぎらい、エール/震災時、練習拠点/市内関係者、あせぬ思い出(2022/07/20)
19日に競技の一線から退くことを表明したフィギュアスケート男子の羽生結弦選手(27)は氷都・八戸市ともゆかりが深い。2011年の東日本大震災では地元の仙台が被災。この際、一時的に練習拠点にしたのが八戸だった。その後もアイスショーで度々来八するなど、国民的英雄でありながら、市民にとっては身近な存在。市内の競技関係者は偉業をたたえつつ、プロの世界で新たな挑戦を続ける羽生選手にエールを送った。
「けがと向き合いながらよく戦った。まずは体を休め、いつか八戸で滑ってくれればいい」
八戸市新井田のテクノルアイスパーク八戸を管理するエスプロモの坂頂昭治社長は、こうねぎらった。
新井田は羽生選手が練習で何度も滑った場所。坂頂社長とは、10年に市内で開かれたアイスショーに参加した頃からの仲だ。
震災直後、練習場所を探していた羽生選手にリンクを提供。「節電で電気をつけられない時も、(薄暗い)太陽光だけで8時間練習していた」と振り返る。
羽生選手は震災後に市内で行われた復興アイスショーに出演後、めざましい飛躍を遂げ、14年のソチ五輪で金メダルを獲得する。
その年、八戸で“凱旋(がいせん)公演”を行った際の言葉が心に残っている。「新井田のリンクを『金メダルに欠かせない(リンク)』と言ってくれた。うれしかった」
アイスパーク八戸には、羽生選手が寄贈したスケート靴が飾られている。震災が起きた時、仙台市のリンクで練習中に履いていた貴重な物だ。「こんなに大事な物を」と思う一方、それだけ八戸との絆を大事にしてくれているんだ―と感謝している。昨年4月にもフラット八戸で公演している羽生選手。坂頂社長は「また八戸で滑ってほしい」と再会を期待した。
八戸を拠点に活動するフィギュアスケーティングクラブ「八戸FSC」では、5歳から大学生まで約30人が練習に励む。同じ競技に打ち込む選手として、羽生選手が八戸で練習していた逸話はクラブの誇りだ。
廣谷帆香さん(22)=岩手大4年=は、11年のショーにキッズスケーターとして参加。羽生選手の圧巻の滑りに心を躍らせた。「競技だけでなく、震災からの復興も含めて東北を引っ張ってくれた」と感謝する。
偉大なメダリストを目標にする生徒も多い。田名部飛至也さん(13)=市立下長中2年=は5歳の時にソチ五輪をテレビ観戦し、勇姿に憧れて競技を始めた。
「他の選手よりも人一倍努力して、結果もついてきた。技術面だけじゃなく礼儀も正しくて、尊敬している」。新たなステージに進む羽生選手の背中を追い続けるつもりだ。
テクノルアイスパーク八戸には、羽生結弦選手が東日本大震災発生時に履いていた靴が展示されている。右は坂頂昭治社長=19日、八戸市