株式会社七洋

―経営理念は。
「自らの成長を喜びとし、夢を形にする喜働の活力集団を目指す」「サービス力の向上を図り、お客様の笑顔を糧に発展する企業を目指す」「エネルギーとカーケアを通じて知恵とサービス力で社会貢献する企業を目指す」の三つを掲げている。
車のサービスステーション業務、新車・中古車販売、板金工場運営のほか、車検や自動車整備、事故対応にも取り組んでいる。灯油の配送や便利屋業務、介護施設の運営、船舶への給油も行う。

―課題や現状は。
原油高に伴って、ガソリンや灯油の値上げをお客さまにお願いするのが心苦しい部分だ。しかし、ただ値上げするだけでなく、エコな商品を提案するなど、お客さまの負担を極力最小限にできるような営業活動をしている。トータルでサポートできる環境が整っているので、グループのメリットを最大限生かしていきたい。

―今後の事業展開は。
昨年、盛岡市に初の店舗をオープンした。目指すのはエリア内でのナンバー１だ。八戸市から盛岡市までの地域を中心に、車の販売や整備といった事業を拡大していきたい。新型コロナウイルス禍でも売り上げは毎年増え続けている。これからも他社にできないサービスを提供していきたい。

―人材育成の取り組みは。
基本的には、社内で上司が講師を務めながら研修を行っている。それによって、社員のレベルアップにもつながっているようだ。接客や技術的な部分を学べる勉強会も頻繁に実施している。

▽七洋がみち銀私募債発行　八戸市の七洋（森清代表取締役）は２０日、みちのく銀行の「ＥＳＧ型私募債」を発行し、同行が全額引き受けた。発行額は１億円で、運転資金に充てられる。

石油や新車・中古車販売などを手掛ける八戸市の七洋（森清代表）が４日、スポンサーを務めるサッカーＪ３のヴァンラーレ八戸に対し、ラッピングカー１台を贈呈した。ラッピングカーは８人乗りで、チームスタッフや選手の移動などに用いられる。
同社が提供したラッピングカーは今回で３台目。以前提供した車は、主にアカデミー活動で使用されている。
同日、同市類家５丁目のナナヨウオートで開かれたラッピングカーのお披露目式には、同社ＳＳ部の久慈喜美子課長、ヴァンラーレの村瀬勇太副主将、中村太一選手が出席。久慈課長が「コロナウイルスの影響で苦しいシーズンだと思うが、負けずに頑張ってほしい」とエールを送った。
村瀬副主将は「かっこいい車を頂き、支援に感謝している。この車で地域貢献活動に行くのが楽しみ」と話していた。
Ｊ３は２７日に開幕。対戦カードは１５日にも発表される見通し。

【写真説明】七洋が提供したラッピングカー