穂積建設工業株式会社

社名 穂積建設工業株式会社
本社所在地 八戸市売市3の2の16
電話 0178(22)1122
設立 1962年11月(創業1879年)
事業内容 総合建設業、一級建築士事務所
資本金 7500万円
売上高 50億円
従業員数 65人
支社・支店 なし
関連会社 (株)イシガメビル
【HP】  https://www.hozumi-construction.com/

代表取締役社長 石亀 晶丈氏

採用情報

職種 技術職(土木・建築)
勤務地 八戸市および周辺市町村(転勤はなし)
勤務時間 8:15〜17:00
インターンシップ あり。随時
社会人採用 あり。随時
採用実績 2022年度1人、21年度2人
初任給 技術職:大卒21万2000円、高専卒21万円、短大卒20万1000円
諸手当 住宅、家族、現場、職務、通勤
昇給 年1回(4月)
賞与 年3回(昨年度実績8月、12月、3月)
休日休暇 年間休日カレンダーによる。祝日、お盆、年末年始休暇あり。年間休日96日
保険 健康、厚生年金、雇用、労災
福利厚生 財形、産休、育休、介護休暇、退職金制度、奨学金返済支援制度、資格取得費用助成など
大卒選考の流れ エントリーシート提出→筆記試験(作文など)・面接→内定
お問い合わせ 採用担当チーム
(電話)0178(22)1122
E-mail:hozumi@ruby.ocn.ne.jp

仕事で地域に恩返しを

―経営理念は。
「皆さまに喜んでもらえる、良い仕事を」を掲げる。発注者の皆さまをはじめ、一緒に働く仲間、地域の皆さまに満足してもらえる仕事をする。

 

―現状や課題は何か。
大規模な建築や東日本大震災の復興関係は落ち着いてきたように感じる。物価高や新型コロナウイルスの影響もあり、民間の設備投資が冷え込んでいる印象を受ける。地域に育ててもらった会社として、地域に恩返しができるようなことをしていきたい。
「2024年問題」に対応するため、働き方改革を進めていく。建設DXやICTを活用し、仕事の効率を高め、働きやすい環境を目指していく。

 

―人材育成で取り組んでいることは。
社内で勉強会を開催している。基礎的な内容でも、若手だけでなくベテランも一緒に参加することで、分かりにくい部分を確認し合ったり、お互いの理解を深めたりすることができている。若手も積極的に発言していて、新入社員にも良い刺激になっていると思う。
資格取得にも力を入れ、交通費や宿泊費、受験料、講習費用を負担している。若い人は技術や経験の裏付けが薄いが、2級でも1級でも資格があると自信につながる。

 

―どんな人材を求める。
素直でまじめが基本。今までのやり方も大事だが、新しいものにも積極的な人に期待したい。

 

―コロナ後の経営戦略は。
仕事の効率化が進んだ。元に戻すのではなく、良いものは取り入れたい。

「災害時の対応は建設業の使命」八戸地域のインフラ支える
新技術を積極採用する穂積建設工業社長・石亀晶丈氏(2023/07/17)

穂積建設工業(八戸市)は明治期の創業から150年近い歴史を刻み、八戸地域で港湾や道路、公共施設などの整備に携わってきた。石亀晶丈社長(37)はドローンや仮想現実(VR)など新技術を取り入れ、建設業の魅力向上に意欲を示す。働き方改革を推進し、さまざまな認証も取得。企業価値を高め、災害復旧や除雪など地域にとって必要な役割を果たしていく考えだ。

 

―コロナ禍での影響は。
新型コロナウイルスの感染拡大後、半導体不足によって建設に必要な資材や機械がすぐに入って来ない時期があった。納期内に入荷しない場合、代替品を探して対応したこともある。
工期の遅れは人件費の増加などコスト上昇につながる。何よりも完成を待つお客さまを待たせるわけにはいかない。品質や安全性を確保しながら、工期の中で収めるよう企業努力を重ねている。
密集を避けるため朝礼をリモートに切り替えた。移動時間を短縮でき、好評だったことから今も続いている。学生のインターンシップ(職場体験)でも、リモートで会社説明会や現場見学会を開催した。

 

―建設業はどのように変化しているのか。
建設現場の機械は日進月歩が目覚ましく、自動化が進んでいる。例えばデータを入力すれば、何センチ掘るとか、決まった作業をこなしてくれる高性能の機械も登場している。
工事現場にはカメラを設置している。台風や豪雨の時など海や川に近づくのは危険だが、離れた所から安全にスマートフォンなどで状態を確認できる。不測の事態に備え、活用できる部分には新たな技術を積極的に取り入れたい。

建設業の面白さを知ってほしいのでインターンシップにも力を入れている。仮想現実を通して現場の安全管理を体験したり、ドローンで測量をしたり、新しい技術も含め、いろいろな体験をしてもらうように努めている。

 

―さまざまな認定を受けている。
社員の前向きな姿勢もあり、国土交通省の災害時建設業BCP(事業継続力認定)、経済産業省の健康経営優良法人、青森県のあおもり働き方改革推進企業などの認定を受けている。多様な取り組みをしていることが一番の企業アピールになり、対外的にも分かりやすい。
地域貢献活動として八戸市や日本赤十字社への寄付を長く続けている。鳥インフルエンザの発生や大雨災害など緊急時の対応に協力したり、小学校の校庭をならしたり、自分たちにできることをやらせてもらっている。

 

―業務改善で取り組んでいることは。
若手の声を受けて社内で勉強会をやっている。ベテラン勢は現場の状況に応じて個々に培ってきたやり方がある。違う手法があることで、若手にとっては戸惑う場面もあるようだ。やり方が決まっていれば、互いに悩まなくて済み、作業の効率化にも役立つ。
大型建築の基礎工事で環境負荷やコストを抑えつつ、工期の短縮にもつながる新工法にも取り組んでおり、今後の工事でも提案していきたい。

 

―建設業の魅力は。
八戸市屋内スケート場「YSアリーナ八戸」、中心街の憩い場「マチニワ」、沼館地区と八太郎・河原木地区を結ぶ「新大橋」など市民の方々が長く使う施設やインフラ整備に携わることは、私を含めて社員の誇りとなっている。
東日本大震災後、建設業の志望者から「地元を守りたい」という声を聞くようになった。わが社も震災復興には携わっており、災害時の対応は建設業にとって使命だと考えている。今後も責任感を持って対応していきたい。

本社は八戸市売市3の2の16。1879年に穂積組を創業。1962年11月に分社化して穂積建設工業を設立。従業員数65人。建築、土木、鋼構造物、舗装、とび、しゅんせつなど各工事をはじめ、設計コンサルタント、建設機械・重機のレンタルなどを営む。

 

いしがめ・あきたけ 八戸市出身。青森県立八戸高、立命館大卒。銀行員を経て穂積建設工業へ入社。2021年から現職。剣道3段。

道路舗装工事、仕組みなど学ぶ
南郷小(八戸)児童、現場を見学(2022/10/24)

八戸市の穂積建設工業は12日、同市南郷の国道340号で道路舗装補修工事の現場見学会を行った。市立南郷小の4年生が大型の建設機械を見学し、アスファルトの構造を学ぶなど建設工事に理解を深めた。
入社4年目で初めて現場責任者となった田澤身友希さん(24)が、道路舗装を固めるマカダムローラーや、アスファルトをならすアスファルトフィニッシャーなどの仕組みや役割を説明。現場責任者として「決められた期間内に、安全に工事を終わらせることを目指している」と話した。
児童らは、間近に見る大型建設機械の迫力に圧倒されるとともに、高温のアスファルトの熱気を肌で感じた。坂本杏さん(10)は「道路舗装のために、さまざまな工夫をしていることが分かった。こういう現場で働く田澤さんはかっこいい」と話した。

「男の職場」偏見なくしたい
入社4年目「ドボジョ」田澤さん(八戸・穂積建設工業)奮闘
地元で初めて現場責任者に(2022/10/15)

入社4年目。初めて工事現場の責任者を任された。八戸市の「穂積建設工業」で働く田澤身友希さん(24)。手がけるのは自身が生まれ育った同市南郷を通る国道340号の舗装補修だ。体力勝負の仕事だが、「地元の道をきれいにする工事を責任を持ってやり遂げたい」。身長152センチの「ドボジョ」(土木女子)が現場で汗を流している。

八戸高専で土木工学を専攻。土やコンクリートの性質を学ぶ中で、「人の手が加わり、道や橋ができることに魅力を感じた」。
建設業界は「男の職場」というイメージが強く、「きつくて汚いとの印象を持っていた」が、卒業後は迷わず建設業界の門をたたいた。
いざ会社に入ってみると、社内は整理整頓され、週休2日制でワークライフバランスも理想的だった。「先輩方も優しく、働きやすい」。充実した環境で経験を積むことができている。
初めて任された現場責任者。主な仕事は工期や品質のチェック、近隣住民への説明などだ。毎朝8時には現場に出向き、3度の休憩を挟んで午後5時まで働く。「夏場は暑く、冬場は寒いが、辞めたいと思ったことはない。工事が無事に完了したときの達成感がやりがい」と目を輝かせる。
そうした姿に、同社第二土木部の石藤将健課長補佐も「女性ならではの細やかな気配りを生かし、よく頑張っている」と信頼を寄せる。田澤さんは現場の作業員とも積極的にコミュニケーションを取り、工事も順調に進んでいるという。
今回の現場はほんの300メートルの区間だが「安全に工事を進め、工期内に品質の良いものを完成させたい」と意気込む。「土木の仕事に対する偏見をなくすためにも、自分の働いている姿を見せていきたい」と強い決意をにじませる。

赤十字活動資金功労表彰伝達式 17人23団体たたえる(2022/4/5)

日本赤十字社青森県支部(支部長・三村申吾知事)は3月29日、青森市で2021年度赤十字活動資金功労表彰伝達式を開き、同支部に活動資金を寄付した17個人、23団体をたたえた。
三村知事は式辞で「活動を積極的に展開できたのも、寄付者の力添えのたまものだ」と謝意を伝え、受章者一人一人に表彰状を手渡した。
日本赤十字社社長感謝状と厚生労働大臣感謝状を受章した十和田市三本木北平の主婦米田一子さん(74)は式後の取材に「少しでも役に立てたらと支援してきた。受章をうれしく思っている」と話した。
表彰された個人、団体は次の通り。(県南地方関係分、敬称略)
◇金色有功章=朴鍾大(八戸市)秋山潤根(同)古澤郁子(野辺地町)中村克美(東北町)青森つばめプロパン販売(八戸市)新成運輸(十和田市)
◇銀色有功章=大向孝志(南部町)グランフォート(八戸市)自動車ガラス販売八戸(同)
◇日本赤十字社社長感謝状=気田幸子(十和田市)米田一子(同)気田福俊(同)森耕一(むつ市)
◇日本赤十字社社長感謝状=アケア(八戸市)丸昌工藤商店(同)穂積建設工業(同)工組(十和田市)日商(同)トーリン(むつ市)中村建設工業(東北町)村下建設工業(新郷村)
◇厚生労働大臣感謝状=朴鍾大(八戸市)米田一子(十和田市)氣田憲二(同)気田福俊(同)古澤郁子(野辺地町)中村克美(東北町)
◇紺綬褒章=秋山潤根(八戸市)上平剛史(三沢市)

地元企業、高校生にPR/八戸市内5校、630人参加(2020/09/08)

 企業の人材確保や地元就職の促進に向け、デーリー東北新聞社が企画する「リクルートラウンジ」の企業説明会が7日、八戸プラザアーバンホールで開かれた。今回は高校生のキャリア教育の一環との位置付けで、八戸市内の高校5校から1、2年生を中心に約630人が参加。各社の事業内容などに耳を傾け、職業選択の参考にしていた。
 企業側は資料参加を含め、33社がエントリー。このうち26社が説明ブースを設け、各社のトップや採用担当者が生徒に対し、企業の社会的役割や事業の概要、福利厚生面などをアピールした。
 新型コロナウイルスの感染予防のため、参加者にマスクやフェースシールドの着用を呼び掛けたほか、椅子などの消毒と検温を徹底した。
 青森県外での就職を希望しているという八戸工大一高2年の杉本琉音(りゅうと)さん(16)は「八戸市にもさまざまな会社があることが分かった」と充実した表情。高校生に事業内容を説明した穂積建設工業の石亀晶丈副社長は「八戸にも多くの企業があることを分かってもらい、職業を選ぶ際には地元企業をぜひ選択肢に入れてくれれば」と語った。
 リクルートラウンジの企業説明会は10月25日、首都圏の学生らを対象に東京・内幸町の八戸都市圏交流プラザ「8base(エイトベース)」でも開催する。

5社と技術者優良工事で表彰(2020/07/27)

 2020年度の三八地域整備部優良工事・建設関連業務表彰式が22日、青森県八戸合同庁舎で開かれた。施工技術や安全管理に優れた工事を手掛けたとして、八戸市の5社と主任(監理)技術者や管理技術者に、県三八地域県民局地域整備部の佐々木正昭部長から表彰状が手渡された。
 19年度に管内で完成した工事と建設関連業務、それぞれ230件超の中から選出。道路改良工事や橋の補修などで、安全管理や高い技術力が評価された。
 表彰式で佐々木部長は「地域住民の安全、安心な生活のため、これからも技術向上や人材育成に努めてほしい」と激励。出席した各社の代表は、表彰を励みに信頼される企業として地域貢献していくことを誓った。
 表彰された会社、個人は次の通り。(かっこ内は優良技術者、敬称略)
 ▽土木工事部門=穂積建設工業(石倉誉志)石上建設(溝口慎吾)田名部組(大久保正人)寺下建設(田村浩文)
 ▽土木関係建設コンサルタント業務部門=エイト技術(佐藤推)

八戸「新大橋」架け替え 14億円超工事契約、市内業者と締結へ(2019/09/18)

 八戸市は17日、沼館地区と八太郎・河原木地区を結ぶ「新大橋」の架け替え工事について、新たに市内の建設会社と総額約14億6千万円の工事契約を締結することを明らかにした。主に橋の撤去や橋台の新設を行う。
 契約するのは、下舘組、東復建設、穂積建設工業、小幡建設工業の4社。市議会の議決を経て、正式に各社と契約を結ぶ。4社のうち、撤去工事を担うのは下舘組と東復建設。橋台の撤去・新設は穂積建設工業、架け替えに関連した跨線(こせん)橋整備工事は小幡建設工業が行う。
 新大橋は老朽化により、市が2018年度に架け替え計画に着手。25年度中の供用開始を目指し、整備を進めている。

善行者に穂積建設工業、功労者に釜石さんら 八戸市各賞44人、1団体が受賞 (2018/10/27)

 八戸市は26日、2018年度の功労者と善行者、文化各賞、スポーツ各賞の受賞者を発表した。功労者は市農業委員として市政発展に貢献した釜石幸史朗さん(65)ら25人、善行者は3人と長年にわたり、多額の寄付をしている穂積建設工業が受賞。文化賞と文化奨励賞には計5人、スポーツ栄光賞とスポーツ賞には計11人が選ばれた。表彰式は功労者と善行者が11月2日に八戸グランドホテルで、文化賞とスポーツ賞の各賞は11月12日、「はっち」と八戸まちなか広場「マチニワ」でそれぞれ行われる。

作業事故を“仮想体験” 安全教育にVR導入(2018/07/04)

 工事現場で起こり得る事故や労働災害の抑止に向け、穂積建設工業(八戸市、石亀順大社長)は3日、仮想現実(VR)システムを導入した安全教育訓練を実施した。工事現場で働く作業員が、VR技術を活用してさまざまな事故の場面を仮想体験し、危険察知や安全意識の向上を図った。同社は今後もVRなどの最先端技術を取り入れ、業務の効率化を進める方針だ。
 VRを活用した安全教育は、仮想現実を通して事故をリアルに“体感”することで、労働災害の未然防止につなげるのが目的。仙台銘板(仙台市)のVRシステム「LookCa(ルッカ)」を使用する。
 ルッカはCGで再現した360度の空間の中で、飛来・落下災害や墜落災害、重機使用による災害など、工事現場で発生する五つの事故を仮想体験できる。
 八戸市売市3丁目の穂積建設工業本社で行われた安全教育訓練には、同社や協力会社の作業員約30人が参加。VRに対応したヘッドマウントディスプレーとヘッドホンを装着し、仮想現実の世界で事故の恐怖や回避の難しさを体感した。
 道路改良工事の監理技術者を務める同社の鈴木孝雄さん(48)は「労働事故は起きてはならず、VRで怖さを感じることで緊張感や安全意識を高めることにつながる」と効果を強調。
 石亀晶丈副社長は「今後もVRなどの最先端技術を用いて働きやすい職場づくりを進め、若い世代が建設業に興味や関心を持つ契機にもしたい」と話した。

社会貢献尽力の個人・団体に敬意 日本赤十字社特別表彰伝達式(2017/09/03)

 日本赤十字社創立140周年の特別表彰伝達式が8月30日、青森市で開かれ、ボランティア活動や寄付に尽力した10個人、10団体の功績をたたえた。
 同社青森支部長である三村申吾知事の代理で出席した青山祐治副知事がそれぞれの活動に敬意を表し、社業推進功労の部で表彰を受けた穂積建設工業(八戸市)の石亀晶丈副社長(31)らに表彰状を手渡した。取材に対し、石亀副社長は「少しずつ寄付させてもらった。非常に光栄であり従業員一同、社会貢献を実感している」と話した。
 赤十字ボランティア活動功労の部で表彰された三戸町の前田俊範さん(68)は「消防隊員の経験を生かして応急手当ての指導員を担い、一般の人や高校生らを教えてきた。これからもできる限り続けていきたい」と抱負を述べた。
 このほか、表彰された個人、団体は次の通り。(県南関係分、敬称略)
 ◇日本赤十字社特別表彰▽役職員功労の部=髙橋博美(三沢市)▽社業推進功労の部=丸昌工藤商店(八戸市)▽赤十字ボランティア活動功労の部=南部町赤十字奉仕団▽青少年赤十字活動功労の部=千葉学園高JRC部、認定こども園みどりのかぜエデュカーレ、認定こども園みどりのかぜ北ウィング(以上八戸市)▽献血協力・推進活動功労の部=大間ライオンズクラブ(大間町)

穂積建設工業(八戸)など22社表彰 優良工事で青森県(2017/07/20)

 青森県は19日までに、2016年度に完成、完了した県発注の優良工事や優良建設関連業務をたたえ、八戸市の穂積建設工業など県内外の22社と各社の主任(監理)技術者を表彰した。
 表彰は建設技術の向上を図り、公共工事の品質確保を促進することが目的。今回は土木9工事、建築4工事、建設関連5業務を選定した。
 受賞した企業と技術者は次の通り。(県南関係分、敬称略)
 ◇土木部門▽八戸市=穂積建設工業(鈴木孝雄)寺下建設(新山渉)▽三沢市=中村建設(小栗秀一)▽十和田市=田中建設工業(田中直人)▽むつ市=磯沼建設(田中潔利)▽大間町=野崎建設工業(後藤卓也)◇建築部門▽八戸市=京谷・溝口・和井田特定建設工事共同企業体(加藤禎幸、森崎栄克、立本純路)穂積・石上特定建設工事共同企業体(作田憲哉、岩脇義朗)

穂積建設工業(八戸)など2社認証 働き方改革推進制度で青森県(2017/07/14)

 青森県は13日、労働環境を整備し、従業員の結婚や出産を支援する企業に“お墨付き”を与える「あおもり働き方改革推進企業認証制度」で、穂積建設工業(八戸市)と、スズキ自販青森(青森市)の2社を認証した。期間は2年。
 同制度は、▽若者の経済的安定▽女性の継続就業―などの分野で一定の基準を満たした企業が対象。申請を経て認証を受ければ、県の入札や融資面で優遇される。今回で11社が認証された。
 同日、県庁で開いた交付式には、穂積建設工業の石亀晶丈代表取締役副社長と、スズキ自販青森の藤森渉管理本部長が出席。県こどもみらい課の伊藤正章課長からそれぞれ認証書を受け取った。懇談で石亀副社長は、「会社全体で従業員の子どもも育てていくんだという意識を高めてきた。今後も社員一人一人が生き生きと働けるように取り組んでいきたい」と話した。

八戸港往来船 グラブ船兼起重機船「大晶号」(2017/05/18)

 穂積建設工業(八戸市)が所有する「大晶号」は、八戸港の工事で活躍するグラブ船兼起重機船。東日本大震災の復旧工事をはじめ、長年にわたって港湾機能の維持や安全確保に重要な役割を果たしている。
 同社が1990年に購入し、仕様変更して運用を始めた。最大重量120トンまで対応できるクレーンを装備。主に航路の水深を維持するしゅんせつ工事を担い、クレーンには土砂掘削用の「グラブバケット」や水中構造物をつかむ「オレンジバケット」を装着可能だ。自走できないため引き船と船団を組んで活動し、通常時はポートアイランドに停泊する。
 震災の復旧工事では先頭に立って作業に当たった。館鼻、白銀両地区を中心に、津波でのみ込まれた車両や倒壊した海中ブロックを撤去したほか、船舶が安全に出入港できるように航路や水深の確保に尽力した。
 直近では、第一工業港のしゅんせつ工事で出動した。同社は「八戸は工業や漁業のまち。港湾の存在が大きく、そこに縁の下の力持ちとして関われているのは喜ばしい」としている。
「大晶号」データ
船名…大晶号
船種…グラブ船兼起重機船
所有…穂積建設工業
船籍…八戸港
全長…40メートル
総トン数…1589トン
速力…非航(自走不可)
入港頻度…常駐

福祉充実にと1千万円寄付 穂積建設工業が八戸市などに(2017/03/16)

 八戸市の穂積建設工業(石亀順大社長)は15日、子育てや教育環境の充実に役立ててもらおうと、市と市社会福祉事業団に計1千万円を寄付した。
 同社の石亀晶丈副社長らが市庁を訪れ、市に700万円、事業団に300万円をそれぞれ贈呈した。
 寄付金について、市は児童館の備品購入や奨学金などに充てる方針。事業団は、運営する同市のうみねこ学園や浩々学園、小菊荘で生活する子どもたちのために役立てるという。
 石亀副社長は取材に「未来のある子どもたちのためになれば」と話した。

八戸・櫛引野積み産廃代執行 2社に青森県が感謝状(2017/01/28)

 青森県は27日、八戸市櫛引地区に野積みされた産業廃棄物の行政代執行工事を市の中核市移行前に無事終わらせたとして、いずれも同市の田名部組(田名部智之代表)と穂積建設工業(石亀順大代表)の施工業者2社に感謝状を贈った。
 県庁で行われた贈呈式には、田名部代表と穂積建設工業の石亀晶丈副社長が出席。佐々木郁夫副知事が「県民の安全な生活環境の確保に大きく貢献した」と述べ、それぞれに感謝状を手渡した。
 田名部代表は「地域のために貢献できてうれしく思う」、石亀副社長も「近隣住民の協力に助けられたので感謝したい」と述べた。
 代執行は廃棄物を遮水シートで覆い、封じ込める工事で、2016年2月に着手、12月に完了。工事期間中、軟弱地盤が判明し、追加工事が必要になるなど厳しい条件下での作業となった。

県境産廃 緑の再生着々 苗木の生育具合確認(2015/10/26)

 田子町と二戸市にまたがる県境産廃不法投棄現場の森林再生に関する見学会が25日、同町茂市の現地で開かれた。青森県などが2年間で植えた約30種類3万5000本の成長を町民や関係者50人が確認したほか、記念碑の前でセレモニーを行い、植樹活動に区切りをつけた。
 2013年12月に産廃の全量撤去を終えた同町側では、14年春から県民植樹祭や銀行、企業団体を通じての植樹に着手。今年秋までに計4回、5万3900平方メートルでの作業を終えた。
 見学会では寒風の中、県や八戸市森林組合の担当者が生育状況を解説。人の背丈ほどに育っている木も見られた。地下水浄化の井戸やポンプを作動させ、貯水池にくみ上げる作業も実演した。
 同町の樹木医で苗木の確保に関わった釜渕造園建設の釜渕一知会長は「ナナカマドの先端が芽吹いて、春には花芽が開くだろう。生育は順調」と語った。
 引き続き、産廃撤去に携わった業者24社でつくる「環境再生の森づくり実行委員会」(会長・石亀順大穂積建設工業社長)による植樹完了式が行われ、同社の泉正幸専務が「全国最大級の産廃が埋まっていた当時を知る人間として隔世の感がある。緑があふれ鳥がさえずる森になることを願う」と述べた。
 記念碑の前では最後の植樹が行われ、ブナやミズナラなどの苗木を植えた。「田子の声100人委員会」の中村忠充会長は「森林として本来の姿を取り戻すには50年、100年かかる。長いスパンで次の世代に伝えたい」と話していた。