三八五流通株式会社

社名 三八五流通株式会社
本社所在地 八戸市長苗代上中坪35の1
電話 0178(27)4141
設立 1947年6月
事業内容 貨物自動車運送事業・3PL倉庫業・自動車整備業
資本金 7億8000万円
売上高 193億4700万円(2023年3月現在)
従業員数 1867人(2023年5月現在)
支社・支店・工場 東日本約15支店、約80営業所
関連会社 三八五グループ40社
【HP】  https://www.miyago.co.jp/

代表取締役社長 泉山 元氏

採用情報

職種 物流総合職、情報システム総合職、整備士
勤務地 関東エリア(東京・神奈川・千葉・埼玉・栃木)
東北エリア(青森・岩手・秋田・宮城・福島・山形)
北海道(札幌・苫小牧)
勤務時間 8:00〜17:00(関東エリア9:00〜18:00)
※各休憩60分含む
インターンシップ あり。ナビサイトに都度掲載
社会人採用 あり。随時
採用実績 2023年2人、22年5人、21年3人、19年1人
初任給 大卒 関東エリア21万3500円、東北エリアほか17万6000円~18万8000円
(2023年度)※勤務地による
諸手当 時間外、技能、通勤(上限あり)、家族
昇給 年1回
賞与 年2回(7、12月)
休日休暇 年間107日、年次有休、年末年始、夏季、特別(1年単位の変形労働時間制)
保険 法定福利(雇用、労災、健康、厚生年金)
福利厚生 財形貯蓄、確定拠出年金制度、保養所利用、各種慶弔見舞金、グループ団体定期保険、社宅、制服等
大卒選考の流れ 各種サイトからエントリー→会社説明会(訪問・Web)企業訪問→試験・面接
お問い合わせ 人事部
(電話)0178(27)4141
E-mail:jinji@miyago.co.jp

「人の和」社是に成長図る

―社是や経営目標は。
創業以来、「人の和」を社是に掲げる。「コンプライアンス」「進取」「信用」「人材育成」を経営目標とし、100年企業を目指す。成長に向け、持続可能な開発目標(SDGs)の取り組みに立脚した事業を展開していく。

 

―現状と課題は何か。
新型コロナウイルスの影響で売り上げが伸びない中、燃料費の高騰が追い打ちをかけた。だが、グループ内は業種が偏っておらず、カバーし合うことができた。組織を維持し、経済回復に対応できる体制を整えている。

 

―今後の事業展開は。
日経MJのサービス業総合調査によると、引っ越し部門は6年連続で全国10位以内にランクインし、東北ではナンバーワンだ。2022年には引っ越しに特化した研修センターを開設。家財を運び入れる技術や、建物の養生、お客さま対応など実際の作業に近い形で訓練し、質の高いサービスの提供に努めている。
物流の「2024年問題」も課題。お客さまと問題を共有し、コンプライアンスを重視しながら、持続可能な輸送サービスを提供したい。

 

―人材育成の取り組みは。
意欲のある人には資格取得にチャレンジしてもらいたい。国家資格である運行管理者の資格取得をサポートし、合格者を毎年輩出。23年1月時点で336人が資格を所有している。

 

―どんな人材を求めるか。
知識、能力、経験も必要だが、やる気と行動力のある人間を採用したい。新卒、中途共に歓迎だ。コミュニケーション能力のある人に期待している。

バラ優雅に甘く/八戸公園で見頃(2023/06/11)

八戸公園で10日、バラが見頃を迎えた。赤や黄など色とりどりの花が優雅に咲き誇り、風に乗ってふわりと届く甘い香りも来場者を魅了している。
同公園では、ローズガーデンを中心に「プリンセスアイコ」や「ロイヤルプリンセス」など300種類約1000本のバラを栽培。指定管理者の三八五流通(八戸市)によると、今月いっぱいまで花を楽しめるという。
この日は、八戸ばら会主催の「春のバラ展」がスタート。多くの家族連れが訪れ、写真を撮影したり、花に顔を近づけて香りを楽しんだりしながら、思い思いに時間を過ごしていた。
八戸市立中居林小2年の類家想來(そら)さん(7)は「花がいっぱいでうれしい。特に2色交ざったバラがきれいだった」とうっとりした様子で話した。
バラ展は11日まで。切り花の販売のほか、栽培相談も受け付けている。入場無料。園内のバラは、展示会終了後も観賞できる。

家族連れでにぎわう/はちのへ公園春まつり(2023/04/30)

八戸公園で29日、「はちのへ公園春まつり」が始まった。初日はステージイベントやフリーマーケットなどが催され、訪れた家族連れらが思い思いに楽しんだ。5月7日まで。
同公園を指定管理する八戸市の三八五流通(泉山元社長)が主催。ステージイベントの出演者数は、新型コロナウイルスの影響で、規模を縮小して開催した昨年の倍に。フリーマーケットも4年ぶりに復活した。
青空が広がったこの日は、芝生で体を動かして遊んだり、遊具で楽しんだりする家族連れらでにぎわった。飲食物を販売する14店舗の出店も軒を連ねた。
家族4人で訪れた同市の李澤羽瑠(はる)ちゃん(4)は「サッカーをしたのとゴーカートに乗れて楽しかった」と笑顔。
弟の舞羽(まう)ちゃん(2)は「(唐揚げが)おいしかった」とうれしそうだった。

社員ら130人無事故誓う
八戸・三八五流通グループ交通安全祈願祭
(2023/04/11)

八戸市を拠点に物流事業などを展開する三八五流通グループ(泉山元会長)は6日、同市朔日町の来迎寺で交通安全祈願祭を開いた。グループ会社の社員ら約130人が参列し、交通安全意識を高めた。
祈願祭は今年で60回目。交通安全運動に尽力した先人をしのぶとともに、交通事故防止への意識向上などを目的に毎年実施している。
同グループでは車両にドライブレコーダーを設置。大型トラックには居眠り防止に効果があるモニターを取り付けるなどしている。
泉山会長は「改めて基本に忠実な運転が望まれる。関係機関、団体と連携し、目に見える成果を上げるため効果的、計画的に取り組む」とあいさつした。
その後、参加者は八戸地域の交通安全運動の先覚者とされる、吉田三郎兵衛氏の徳望をたたえる顕彰碑に献花し、手を合わせて無事故を誓った。

えんぶり題材に楽しさなど表現
夢百貨ギャラリー(八戸)で人形と写真展示
(2023/02/15)

八戸市江陽2丁目の夢百貨ギャラリーで、えんぶりを題材にした写真・人形展「えんぶりの里」が開かれている。えんぶり人形作家下崎雅之さんの新作6点を含む人形27点と、八五流通グループの泉山元会長ら写真愛好家6人による写真25点が、えんぶりの楽しさやにぎやかさを伝えている。27日まで。
同展は2005年に始まり今回で18回目。会場には、勇壮に摺(す)る太夫や、祝福芸を披露する、かわいらしい子どもたちの姿などを表現した作品が並ぶ。
面白い風景を切り取り、クスッと笑えるような作品を多く仕上げたという下崎さんは、「好きな作品を一点でも見つけてもらえればうれしい」と話している。
入場無料。時間は午前10時~午後5時(最終日は正午)。23日は休館。

縄文人の営み 多彩に紹介
三八五流通・泉山社長と横浜製作所・堀井会長
八戸市美術館で写真展(2023/02/05)

三八五流通(八戸市)社長の泉山元氏と、三八五ホールディングスでアドバイザーを務める横浜製作所(神奈川県)会長の堀井裕子氏による二人展「縄文人を尋ねて」が4日、八戸市美術館で始まった。7年にわたって北海道から沖縄県まで全国各地を訪ねて撮影した、土器や土偶などの写真約360点を展示。多彩な作品を通し、現代に残る縄文人の営みを伝えている。26日まで。
泉山氏は各地の遺跡の出土品や、縄文人の精神文化を推察できる風景を捉えた写真を中心に出展。2017年に刊行した写真集の収録作品や当時の暮らしをひもとく資料も展示した。
堀井氏は、現代に息づく縄文の価値観を見いだしたというアイヌ文化をテーマに撮影。祭りの様子など、その姿を生き生きと写し出す作品が並ぶ。
八戸開催は両氏にとって念願で、昨年行った青森県立美術館での展示から、作品の半数近くを新作に入れ替えたという。
4日は同館でオープニングセレモニーを開き、来賓の熊谷雄一市長らと共にテープカットした。
泉山氏は「多くの人に縄文文化の素晴らしさを伝えたい。作品を通して縄文のロマンを感じ取ってほしい」とPR。堀井氏は「縄文文化はえんぶりや三社大祭と並ぶ、八戸の観光資源だと思う。本展が地元を盛り上げるきっかけになればうれしい」と語った。
入場無料。時間は午前10時から午後4時半まで。火曜定休。
同展に合わせ、八戸と二戸のパークホテルでは、縄文の食文化をイメージし、鹿肉やドングリを使った料理を提供している(要予約)。26日まで。

三八五流通(八戸)社長の泉山さん
市に八戸特派大使を務める山田由美子さんの著書寄贈
(2023/01/08)

三八五流通(八戸市)の泉山元社長は昨年12月28日、市に対し、八戸特派大使を務める山田由美子さんの著書「素顔のニューカレドニア」5冊を寄贈した。
山田さんはニューカレドニア在住の日本語教師で、市青少年海外派遣事業に携わったことから、市が2009年に特派大使を委嘱した。同書は、鹿児島県出身の山田さんが移住を決意した経緯や体験談などを盛り込んでいる。
泉山社長が出版した写真集「縄文人を尋ねて」のフランス語版を同国のパリ第七大学に寄贈する際、山田さんが仲介した。この縁から、山田さんの著書を多くの市民に知ってもらおうと寄贈を決めたという。市長室を訪れた泉山社長が、熊谷雄一市長に本を手渡した。寄贈された図書は市立図書館で貸し出される。

八戸/三八五社員ら交通安全誓う/来迎寺で祈願祭(2022/04/15)

八戸市を拠点に物流事業などを展開する三八五流通グループ(泉山元会長)は7日、同市朔日町の来迎寺で交通安全祈願祭を開いた。グループ会社の社員ら約60人が参列し、事故防止へ決意を新たにした。
祈願祭は、交通安全運動に尽力した先人をしのぶとともに、交通事故防止への意識向上などを目的に毎年実施している。今年で59回目。
泉山会長が、ドライブレコーダーの設置や居眠り防止に効果があるモニターの導入など事故防止対策に触れ、「公道を利用している者として、交通安全への継続した取り組みは社会的責任。各社には、これまでと同様に精いっぱいの取り組みをしていただきたい」とあいさつした。
その後、参加者は八戸地域の交通安全運動の先覚者とされる、吉田三郎兵衛氏の徳望をたたえる顕彰碑に献花し、無事故を誓った。

【写真説明】顕彰碑に献花する参加者

八戸/抗ウイルス触媒 ロッカーに施工/三八五流通が根城仲よしクに(2022/02/22)

新型コロナウイルス感染拡大を受け、八戸市の三八五流通は16日、同市の「根城仲よしクラブ」の備品などに抗ウイルスコーティング「SKYBE―783(無光触媒)」を施工した。子どもたちや保護者が、安心して過ごすことができる環境づくりに貢献した。
「SKYBE」は光エネルギーを必要とせずに、空気のある所ならどこでも触媒反応を続ける液剤で、接触感染を防ぐ効果があるという。
同社の従業員が、同クラブのロッカーや椅子などに施工した。同社営業部事業開発課スカイビー事業の栗谷洋介次長は「子どもたちには、安心安全な環境で勉強や遊びに励んでほしい」と話した。

【写真説明】子どものロッカーにコーティングを施すスタッフ

三八五流通グループ会長/低炭素社会への貢献などを強調/八戸、新年事業報告会(2022/01/19)

三八五流通グループ(八戸市、泉山元会長)は18日、八戸パークホテルで2022年度の新年事業報告会を開き、直近の事業内容や今後の展開、地域貢献などについて取引先企業の関係者らに説明した。
同グループはロジスティクス(物流)や観光など4部門40社で構成する。
泉山会長は昨年7月に仙台市内に新たな倉庫を稼働させたことや、南部町新庁舎の引っ越し作業を請け負ったことなどを報告。「持続可能な流通や低炭素社会への貢献、地域との共生などを掲げて事業を進めたい」と強調した。
コロナ禍については「経済を回すことで雇用を守り、地域経済を活性化させたい。一日も早く社会が正常になることを願う」と、克服への決意を述べた。

【写真説明】事業内容などを紹介する泉山元会長=18日、八戸市内

三八五流通(八戸)仙台北流通センター/ロジスティクス拠点整備(2021/07/20)

八戸市の三八五流通(泉山元社長)は事業拡大に伴い、宮城県大衡村の同社仙台北流通センター内に3棟目となる倉庫「仙台ロジスティクスセンター」を整備した。
荷主である複数の大手菓子メーカーの商品を集約し、共同配送する業務の拡大に合わせて新築。鉄骨造り2階建てで延べ床面積は約3300平方メートル。6月末に完成し、今月1日から稼働している。総工費は約5億円。南東北3県をエリアに事業展開する東北三八五流通(工藤勝正社長)が運営する。
15日には現地で竣工(しゅんこう)式が行われ、関係者約30人が出席。泉山社長は「宮城県では仙台市や岩沼市などに倉庫や保管庫を整備し、お客さまの物流効率化をお手伝いしている。今後も顧客ニーズに応えていきたい」と強調した。

【写真説明】三八五流通が宮城県大衡村に新たに整備した「仙台ロジスティクスセンター」(同社提供)

給食ご飯最高ランク/県内初、三八五フーズ(八戸)取得(2021/07/09)

三八五流通グループ企業の三八五フーズ(八戸市、沖本直人社長)が直営する学校給食用炊飯工場の米飯が、日本炊飯協会(東京)が認定する品位基準で最高ランクの「Aスペシャル」を取得した。Aスペシャルの認定は、青森県内の学校給食用炊飯工場で初めて。同社は同市北部と東部、階上町の小中学校の給食に米飯を提供しており、「地元のご飯が安全で食味が良いことが証明された。これからも子どもたちに安心して食べてもらいたい」とアピールしている。
格付け認定は、消費者に高品質で安心できる米飯を安定的に供給するため、同協会が実施。品位基準は最高ランクの「Aスペシャル」とそれに次ぐ「A」がある。
Aスペシャルは、米飯の食味や水分、細菌検査、使用する原料米の審査などを踏まえ、基準となる米飯と比較して「特に良好」な物を認定している。同社の米飯は6月28日付で認められた。
同社の工場は2017年8月に完成し、18年4月に食品衛生管理の国際基準「HACCP(ハサップ)」の認定を受けた。米は県産主力品種「まっしぐら」の1等米を使用。八戸、階上2市町の小中学校に対し、1日当たり最大1万食分を供給している。
同社は、▽精米時期は提供する1週間前▽精米後の低温管理▽ガスによる強い火力で炊飯―など認定された理由を説明。安田真智(まさとも)工場長は「今まで通り品質のいい米飯を作り続けたい。契約農家やスタッフの励みにもなる」と喜びを語った。

【写真説明】米飯の品位基準で「Aスペシャル」を取得した三八五フーズ学校給食用炊飯工場の安田真智工場長

春の山野草展色とりどり、希少種も/八戸公園(2021/05/15)

 八戸公園緑の相談所展示室で14日、「春の山野草展」が始まり、色とりどりのかれんな花を咲かせた山野草203点が展示されている。16日まで。
 八戸市の三八五流通が主催。同市の白銀山野草会、吹上山野草会、新井田地区の愛好家が出品している。
 会場には、サクラソウやキンバイのほか、育てるのが難しいセッコクやトチナイソウなど貴重な山野草がずらりと並び、訪れた来場者を癒やしている。白銀山野草会の松田ナヲさん(81)は「秋と比べて春の野草は鮮やかで見応えがある。ぜひ見に来てほしい」と話した。
 入場無料。時間は午前9時~午後5時。最終日は同4時まで。

「地域の模範に」交通安全祈願(2021/04/14)

 八戸市を拠点に貨物運輸事業などを展開する三八五流通グループ(泉山元会長)は7日、同市朔日町の来迎寺で交通安全祈願祭を実施し、市民の尊い命を守る決意を新たにした。
 交通事故防止への意識向上を目的に開催し、今年で58回目。同グループの関係者ら約70人が参加した。同グループは、使用する車両にドライブレコーダーや居眠り防止のモニターを導入し、事故防止に努めている。
 泉山会長は「地域社会の安全を守るため、模範となる行動を取っていきたい」とあいさつし、今後も交通安全活動を継続していくことを誓った。続いて、八戸地域の交通安全運動の先覚者である吉田三郎兵衛氏をしのび、参加者が顕彰碑に献花をささげた。

目当ての遊具に一直線/八戸公園こどもの国開園(2021/04/02)

 八戸市十日市の八戸公園こどもの国で1日、今季の営業が始まった。初日は晴天に恵まれ、多くの家族連れらが来園。子どもたちの元気な声が園内に響いた。
 青森地方気象台によると、この日の八戸の最高気温は15・5度で、4月下旬並みの暖かさとなった。
 オープンを心待ちにしていた子どもたちは、ジェットコースターやメリーゴーラウンドなどお目当ての遊具に乗り、歓声を上げていた。母親と訪れた市立白〓(鴎(簡略字)の正しい字)小3年の渡辺恵怜奈さん(8)は「回転ブランコが高くて気持ち良かった。久しぶりで楽しい」と笑顔で話した。
 同園は昨年、新型コロナウイルスの感染拡大で開園が5月下旬にずれ込んだ。同公園を管理する三八五流通の小笠原恵子公園課長は「安全に楽しめるように感染症対策を講じている。たくさんの方に来場してほしい」と話した。

三八五流通が感染者移送車両の無償貸与1年延長(2021/03/31)

 八戸市は30日、新型コロナウイルス感染者の移送用として三八五流通グループ(泉山元会長)から無償で借り受けていた車両について、同グループ側から1年間の貸与期間延長の申し出があったことを明らかにした。
 車両は7人乗りのミニバンで、2020年8月から市が借り受けていた。市によると、感染収束の見通しが立たない状況を鑑みて、同グループ側から抗ウイルス・抗菌剤を車両にコーティングした上で期間延長の提案があったという。貸与期間は22年3月31日まで。

タクシーとバスに抗菌コーティング(2021/02/20)

 三八五流通(泉山元社長)は19日、三八五交通と三八五バスが所有する全てのタクシーやバスに対し、抗ウイルス抗菌コーティングの施工を開始した。3月中に完了する。
 コーティング剤は、環境衛生機器などを手掛けるコスモ技研(東京)が開発・販売する「SKYBE―783」。ウイルスを分解し、一度の施工で最長5年間効果が持続するという。東京都交通局の地下鉄車両やバス、テナントやシアターでも採用されている。
 三八五流通営業部事業開発課の栗谷洋介課長は「安心安全なサービスを提供できるよう、社員一丸となって取り組む」と話した。

地元経済発展へ決意/三八五流通グループ新年事業報告会(2021/01/16)

 三八五流通グループ(八戸市、泉山元会長)は15日、八戸パークホテルで2021年の新年事業報告会を開いた。青森県内外から政治や経済関係者ら約230人が出席し、地元経済と同グループのさらなる発展に向けて決意を新たにした。
 同グループはロジスティクス(物流)部門や観光部門など4部門40社で構成。この日は泉山会長が昨年取り組んだ事業や地域貢献活動などを紹介した。
 泉山会長は新型コロナウイルス禍での開催について「経済を回すことで雇用を守り、地域の経済を活性化するため、感染予防を万全にして行うことにした」と強調。今後の経営に関しては法令順守や人材育成など四つの理念を挙げた上で「100年企業を目指し、コロナ対策や顧客ニーズの変化により速く、広く対応していく」と力を込めた。
 来賓として大島理森衆院議長がビデオメッセージを寄せたほか、江渡聡徳衆院議員らがお祝いの言葉を述べた。
 この日は3密を避けるため、会場を四つに分けて行い、乾杯などは行わず、テーブルにはアクリル板を設置して飛沫(ひまつ)防止を図り、希望者には持ち帰り用弁当を用意した。

北海道三八五流通の札幌支社が移転(2020/11/05)

 北海道三八五流通(工藤恭之社長)は4日、事業拡大に伴い、札幌引越センター(札幌市)を格上げし、札幌市東区に札幌支社=写真(提供)=として移転オープンした。旧事務所より敷地面積を広くし、業務拡大に対応した。同日は三八五流通グループの泉山元会長ら約40人が出席してセレモニーが行われ、テープカットをしてオープンを祝った。

八戸公園で縄文なべまつり(2020/10/16)

 八戸公園で11日、秋の恒例イベント「縄文なべまつり」が開かれ、来場者がせんべい汁を味わいながら、ステージショーを楽しんだ。
 八戸市の三八五流通(泉山元社長)の主催。例年は直径3メートルの大きな縄文鍋を使用して調理していたが、今回は雨天のため鍋は使用せず、テント内に八戸パークホテルで調理したせんべい汁1500食を用意し、1杯100円で提供した。
 同日は、バトントワーリングや歌謡ショーなどのステージ発表も行われ、イベントを盛り上げた。
 せんべい汁を食べた市立白銀南小3年の高谷心乃香(このか)さん(9)は「温かくて、汁がとてもおいしかった」と話していた。

精巧な鉄道模型ずらり(2020/09/27)

 蒸気機関車(SL)、新幹線、リゾート列車など多様な鉄道模型を展示する「八戸公園鉄道模型(Nゲージ)展」(三八五流通主催)が26日、八戸市十日市の八戸公園三八五・こども館で始まった。JR東日本と東海の車両が展示走行され、詰め掛けた来場者が精巧な模型に見入っている。27日まで。
 会場には、東北新幹線「はやぶさ」「やまびこ」や、2018年まで八戸線を走っていた「キハ40系」に加え、東海道新幹線「のぞみ」など、33編成282車両以上が走行。同展の開催は3年目で、東京スカイツリーをはじめとするジオラマ建物に照明をつけるなど、内容をより豪華にした。
 窓が大きく金色の車体が特徴的な豪華リゾート列車「TRAIN SUITE 四季島」が好きだという、市立江南小1年の和田空翔(そらと)君(7)は「模型の窓が大きくて本物そっくり。とてもかっこいい」と満足げだった。
 入場無料。期間中は毎日限定300組にお菓子詰め合わせをプレゼントする。好天であれば館外でミニSL走行も実施する。開催時間は午前10時~午後3時。

秋の山野草ずらり/八戸公園で展示会(2020/09/20)

 八戸市の三八五流通主催の「秋の山野草展」が19日、八戸公園内緑の相談所で始まり、落ち着いた色合いの花を咲かせた山野草が秋の風情を演出している。21日まで。
 会場には白銀山野草会と吹上山野草会の会員らが愛情たっぷりに育てたホトトギスやダンギク、シャジンなど約100点の鉢植えを展示。例年よりも展示数を減らし、間隔を空けるようにするなど、感染症防止対策も取っている。
 出品者で、同公園の山野草教室の講師を務める松田ナオさんは「秋の山野草は春の花とは違って鮮やかさはないけれど、おとなしくりんとした姿が魅力。ぜひ見に来て」と話している。
 入場無料。開催時間は午前9時~午後5時。最終日は午後4時まで。

新型コロナ感染者移送用車両 八戸市に無償貸与(2020/08/05)

 三八五流通グループ(泉山元会長)は4日、新型コロナウイルスの感染者を入院先などへ移送するのに役立ててもらおうと、同社で保有する車両1台を八戸市に無償で貸し出した。貸与期間は来年3月31日まで。
 貸与したのは7人乗りのミニバン。運転席、助手席部分と後部座席の間をビニールカーテンで仕切り、飛沫(ひまつ)拡散などの感染防止策を施している。感染対策のために地元企業として貢献しようと貸与を決めた。
 4日、市庁で車両貸与式が行われ、泉山会長が小林眞市長に車両のレプリカキーを手渡した。
 小林市長は「職員も安心して対応できる。地元企業からさまざまなサポートをしてもらいありがたい」と感謝。泉山会長は「使う状況にならないのが一番だが、帰省客の増加も考えられるため、用心に越したことはない。感染対策に役立ててもらえたら」と話していた。

行楽日和、響く歓声 八戸公園こどもの国、開園後初の日曜(2020/06/01)

 31日の北奥羽地方は抜けるような青空が広がり、絶好の行楽日和となった。緊急事態宣言解除を受け、26日に開園した八戸市十日市の八戸公園こどもの国には、開園後初の日曜日とあって多くの家族連れが来園。子どもたちがお目当ての遊具に乗り込み、歓声を響かせた。
 こどもの国は例年、4月1日の開園だが、今年は新型コロナウイルス感染拡大を受け延期されていた。開園後は園内の至る所に手指用の消毒アルコールを設置しているほか、各遊具の定員を減らし1時間ごとに消毒するなどの対策を講じながら営業している。
 この日の八戸は最高気温25・2度と夏日。子どもたちは、園内で元気いっぱいにはしゃぎ回っていた。家族4人で訪れた同市根城1丁目、会社員亀井歩(すすむ)さん(38)は「ようやく初めて2歳の娘をメリーゴーラウンドに乗せられた」と笑顔を見せた。
 同公園を管理する三八五流通営業本部指定管理部の狩野光明部長は「密集・密接を避けるよう間隔を空ける旨の表示を設置し注意喚起している。暑い日以外はなるべくマスクを着用して来場してほしい」と呼び掛けた。

旭日双光章・泉山元さん(八戸)「警察管理する“重し”自覚」(2020/04/29)

 1991~98年に青森県公安委員、93~95年に公安委員長を務めました。父親も公安委員だったため、親子2代で関わらせていただきました。今回の受章は大変名誉なことだと思っています。
 公安委員会の目的は、警察の民主的運営と政治的中立性を確保すること。運転免許の交付や取り消し、風俗営業の許可、他都道府県警との連携調整など多岐にわたります。公安委員は県民から選ばれた3人のみで、私は41歳で就任。当時は全国一若い公安委員と言われ、重い職責でしたが、県民代表として役割を果たしてきました。
 委員を務める中で心に留めていたのは、コンプライアンス(法令順守)の徹底です。当時は月3回、県警本部に出向いて各部局からの報告を受け、決裁をしました。はんこを機械的に押すのではなく、警察行政を管理する“重し”としての役割を自覚し、仕事をしてきたつもりです。
 昨年には、重大事故などが発生した場合、三八五流通グループの所有する車両に取り付けているドライブレコーダーの映像データを提供する協定を八戸警察署と結びました。これからも県民の安全安心のために力を尽くしたいと考えています。

ロシアの風景紹介 みち銀八戸営業部ロビーで写真展(2020/04/27)

 三八五流通グループ(八戸市)の泉山元会長がロシアの風景を撮影した写真展「ロシア風情」が、みちのく銀行八戸営業部1階ロビーで開かれており、来場者の関心を集めている。5月29日まで。
 撮影時期は2015年。ロシアのサンクトペテルブルクなどを訪れ、世界各国の美術品を所蔵するエルミタージュ美術館、ピョートル大帝夏の宮殿などを撮影した写真7枚を展示している。5月中に作品の入れ替えも予定している。
 泉山会長は「ロシアは近くて遠い国。日本人の多くにロシアの風景はあまり知られていない。写真を通して、世界でも有名なエルミタージュ美術館などの歴史的建造物を紹介したい」と話している。時間は平日の午前9時~午後3時。

交替勤務でリスク減 在京の出先機関を持つ青森県内自治体や民間(2020/04/16)

 政府の緊急事態宣言を巡っては、在京の出先機関を持つ青森県内の自治体や、支店を構える金融機関といった民間企業も対応に追われる。それぞれ在宅と出勤の交代制勤務を導入するなどし、職員感染による事業所閉鎖のリスクを減らす取り組みを進めている。
 2人の正職員を置く八戸市東京事務所は9日から1人体制に縮小し、出勤しないもう1人が在宅で勤務する交代制を敷いた。県東京事務所も宣言に先立つ3月30日から可能な限り在宅勤務とし、三つの課を中心にそれぞれ最低限の職員が出勤する態勢を5月6日まで続ける予定だ。
 青森銀行は3日から、窓口業務を担う東京支店と東京事務所の職員を各2班体制で回す。
 みちのく銀行も交代勤務と併せ、他支店で実施している昼(午前11時半~午後0時半)の窓口休業を13日から東京支店で実施。限りある職員の効率配置に努める構えだ。
 三八五グループの東京三八五流通は、都内を含む関東5店舗の社員約160人が出社する際、ウイルスの感染リスクが高い電車でなく社有車を使った出勤も導入。担当者は「3月1日からは毎日、検温結果をタイムカードに記録するなど対策を講じてきた。万一、社員に感染者が出て店を閉めることだけは避けなければ」と強調した。

三八五流通グループが40社に(2020/04/02)

 三八五流通グループ(八戸市、泉山元会長)は1日付で、傘下の企業となる「平和運送」(岩手県葛巻町)を設立したと発表した。グループ全体の企業数は40社となった。
 平和運送は同町で牛乳製品の輸送などを手掛ける。資本金1千万円。トラックの保有台数は26台。青森三八五流通八戸区域事業所長の高田淳氏が代表取締役社長に就いた。

一足早い春心待ちに 八戸公園で桜の剪定枝無料配布(2020/03/18)

 八戸公園の指定管理者・三八五流通(八戸市、泉山元社長)は15日、同公園内東側の「サクラの杜(もり)」に植えられた桜の木の剪定枝(せんていし)を、希望者200人に無料配布した。朝早くから市民らが集まり、一足早い春を感じようと、つぼみの付いた桜の枝を受け取った。
 サクラの杜には、ソメイヨシノなど約600本が植えられている。剪定枝の配布は2016年に始まり、今年で5回目。同社によると、枝は花瓶に挿して水をやり、室温15度以上の屋内で、窓際以外の日光が入る場所に置いておくと、2週間程度で開花する。
 新型コロナウイルスの感染拡大を受け、同社はこの日、安全に配慮し、配布を待つ人が集まった状態が続かないように、開始を告知していた時間より30分早めた。
 家族で訪れた市立白銀南小4年の川下未來(みく)さん(10)は「桜の枝は玄関に飾る。きれいに咲かせたい」と笑顔。同市の子どもの城保育園に通う栗橋瑛太ちゃん(5)は「早く暖かくなって、こどもの国のゴーカートや観覧車に乗りたい」と胸を躍らせた。

人形と写真でえんぶりの魅力表現(2020/02/08)

 えんぶりを題材とした人形と写真の作品展「えんぶりの里」が、八戸市江陽2丁目の夢百貨ギャラリーで開かれ、同市の人形作家下崎雅之さんの新作5点を含む人形27点と、三八五流通グループ(同市)の泉山元会長ら写真愛好家5人による写真21点を紹介している。27日まで。
 えんぶりの時期に合わせて毎年2月に開催。会場では、勇壮な摺(す)りを披露する太夫や熱かんで暖を取る親方らを緻密に表現した人形のほか、愛くるしい子どもたちが舞う様子など、えんぶりの魅力的な場面を収めた写真が、来場者の注目を集めている。
 入場無料。時間は午前10時~午後5時。

八戸署警察活動に協力 36団体37個人に感謝状(2020/01/27)

 八戸警察署(鈴木誠署長)は23日、八戸市のデーリー東北新聞社メディアホールで、警察活動に協力し、交通安全や地域の防犯などに貢献した、36団体、37個人に感謝状を贈呈し、功績をたたえた。
 式では鈴木署長が一人一人に感謝状を手渡し、「皆さんの協力の下、今後も管内の安全を確保していきたい」と謝辞を述べた。また、併せて同署の優良警察職員28人を表彰した。
 感謝状を贈呈された警察協力者団体、個人は次の通り。(敬称略、公表を希望しない団体、個人を除く)
 ▽団体=市川駐在所連絡協議会、VISITはちのへ、八戸市医師会、岩手県北自動車、MCCユニテック、柏崎地区防犯協会、二本木油店、八戸科学、フラワーショップ花誠、やまき三春屋、ユニバース、上長地区防犯協会、八戸海洋少年団、五戸総合病院、さくら野百貨店八戸店、田面木地区防犯協会、豊崎町連合婦人会、なんごうプラザ道の駅なんごう、白山台地区防犯協会、八戸運転代行業適正化協議会、八戸ガス、八戸小売酒販組合、八戸市タクシー協会、八戸地区交通安全協会吹上支部、八戸地区交通安全協会湊支部、八戸地区交通指導隊根岸支隊、八戸臨海開発、東地区青少年生活指導協議会、ファミリーマート八戸商業通り店、ファミリーマート八戸湊橋店、町畑地区防犯協会、三八五流通グループ、山正旅館、遠藤鉄工所▽個人=後村武久、荒川繁信、大久保圭一郎、奥田マサ子、掛端靖夫、川守田操、工藤末藏、久保杉陽一、黒田長子、佐々木明男、佐々木原由佳、佐藤昭士、佐藤松男、島脇清、下田尋通、下平賢吾、白石光男、菅原至、鈴木國男、〓(高の俗字)橋大樹、高橋拓史、瀧川和雄、舘花利男、田中俊夫、田村吮、長瀬二郎、中根東次郎、日向俊男、深川日出夫、古川明、細越ミツ、松村悦子、皆川千香子、吉井仁美

新年事業報告会経済の発展決意/三八五流通グループ(2020/01/17)

 三八五流通グループ(八戸市、泉山元会長)は16日、八戸パークホテルで2020年の新年事業報告会を開いた。青森県内外から政治や経済関係者ら約290人が出席し、地元経済の発展や同グループのさらなる飛躍に向けて決意を新たにした。
 同グループはロジスティクス(物流)部門や観光部門など4部門39社で構成。同日は、泉山会長がスクリーンを使いながら、昨年に取り組んだ事業や社会貢献活動などを紹介した。
 今後の経営について、泉山会長はコンプライアンスや進取など四つの理念を上げた上で「100年企業を目標とする」と強調。「顧客ニーズにより速く、より広く、より深く対応し、今後も信頼される会社を目指す」と述べた。
 報告会後には懇親会が開かれ、江渡聡徳衆院議員や滝沢求参院議員らも出席した。

地元企業2社長自信の一枚並ぶ 青銀八戸支店で写真展(2020/01/09)

 青森銀行八戸支店のロビーで、三八五流通(八戸市)の泉山元社長と、太子食品工業(三戸町)の工藤茂雄社長による写真展が開かれており、来店者が地元企業のトップ2人の作風を楽しんでいる。31日まで。
 泉山社長が工藤社長に写真撮影を勧めた縁で、2015年から合同写真展を行っている。泉山社長の作品は、英国スコットランドを代表する祭典「ミリタリー・タトゥー」などを色彩豊かに表現した9点。工藤社長は、リンゴ畑で農作業に励む住民の飾らない表情を捉えた作品など、地元で撮影した8点を出品しており、同支店の担当者は「対照的な作風を楽しんでほしい」と話している。
 時間は平日の午前9時~午後3時。

自民・鈴木総務会長が八戸でパーティー、防災対策の強化を強調(2019/11/18)

 自民党総務会長の鈴木俊一衆院議員(岩手2区)の政治資金パーティーが17日、八戸パークホテルで開かれた。鈴木氏は、甚大な被害が出た10月の台風19号などを踏まえ、「災害に強い地域づくりが改めて求められている」と訴えた。
 鈴木氏を支援する「八戸清鈴会」(世話人代表・泉山元三八五流通社長)が主催し、約150人が参加。来賓の大島理森衆院議長や小林眞八戸市長があいさつし、それぞれ9月の党役員人事で総務会長に就任した鈴木氏に対する期待の言葉などを述べた。
 台風19号や昨年の西日本豪雨など、自然災害が全国的に相次いでいることから、鈴木氏は「お金はかかるが、子や孫の代まで安全を守ることが重要と強く思う」と防災対策の必要性を強調。今夏の参院選で示した「全世代型社会保障」といった公約について、党として前進させるよう努める考えを示した。

レストラン・ベビーフェイスプラネッツ八戸ラピア店オープン(2019/11/12)

 三八五流通グループ企業の三八五フーズ(八戸市、沖本直人社長)は12日、同市江陽2丁目の八戸ショッピングセンター・ラピア1階グルメストリート内に、レストラン「ベビーフェイスプラネッツ八戸ラピア店」をオープンさせる。インドネシア・バリ島を演出した癒やしの空間で自慢の料理を楽しめるのが特徴だ。
 ベビーフェイスプラネッツは全国展開するフランチャイズチェーンで、北東北初出店。看板メニューの「ふわふわ帽子のオムライス」(税抜き890円)やパスタ類をはじめとしたフードメニューの他、豊富な種類を取りそろえたドリンクバー、アルコール類なども提供する。
 11日は関係者向けにプレオープン。招待客はバリ島の職人が手掛けた一点物のインテリアがそろう店内で、ゆったりと食事を楽しんだ。同店ホールマネージャーの千葉あすみさんは「お客さまのニーズに応えられるような店づくりをしていきたい」とPRした。
 営業時間は午前11時~午後11時。不定休。

「今後も安全運転継続」 県警など、優秀事業所表彰(2019/11/10)

 青森県警と自動車安全運転センター県事務所(一戸俊所長)は1~8日にかけて、交通事故や違反の少ない県内の30事業所を「優秀安全運転事業所」としてたたえ表彰した。このうち6日は、八戸警察署で、同署管内の11事業所に表彰状を贈った。
 同事務所が発行している「運転記録証明書」を活用した安全運転管理を行っている事業所が対象で、事故や違反の少ない順に、金、銀、銅の賞を授与し、直近3年間で特に優秀な事業所にはプラチナが贈られる。
 金賞を受賞した八戸市の三八五オートスクールの佐々木伸悦社長は「賞の対象となり大変うれしい。これからも安全運転を継続していきたい」と話した。
 県南地方の受賞事業所は次の通り。
 ▽金=三八五オートスクール、はちえきペトロサービス▽銀=丸善配送、オリエンタルファーム、環境技術、百石貨物運送、三八五流通、アストモスガスセンター八戸、釜淵商事▽銅=八戸鉱山、三八五バス、橋文、おいらせ輸送

せんべい汁に長蛇の列 縄文なべまつり、2500食調理(2019/10/20)

 八戸公園で14日、毎年恒例の「縄文なべまつり」が開かれた。巨大な「縄文なべ」で作った出来たてのせんべい汁を求めて、多くの家族連れらが来場し、なじみの郷土料理を味わった。
 八戸市の三八五流通(泉山元社長)が主催。今年で18回目を迎えた。
 この日は、八戸パークホテルの料理人が午前中から準備。直径3メートルの大きな鍋に、せんべい約6千枚、鶏肉約80キロなどを入れ、約2500食分を調理した。1杯100円で提供され、長蛇の列ができるほどの人気ぶりだった。
 家族や友人と訪れた市立多賀台小2年の中村梨心(りみ)さん(7)は「熱かったけどおいしかった。公園でみんなと食べられて楽しい」と笑顔を見せた。

蕨さん(八戸)が市長賞 八戸公園四季写真展一般部門(2019/10/16)

 八戸市の八戸公園の指定管理者・三八五流通(泉山元社長)が主催する、第12回八戸公園四季写真展の入選者が決定した。一般部門の八戸市長賞には、同市の蕨実さん(78)の「雨の一等席」が選ばれた。応募作品全136点は11月17日まで、同公園緑の相談所に展示される。
 同公園内の動植物や、季節によって移り変わる風景などをテーマに、2018年9月から19年8月までに撮影した作品を募集。市内外の67人から応募があった。
 緑の相談所で14日、表彰式が開かれ、蕨さんら出席した入選者が賞状を受けた。
 写真展は入場無料。開場時間は午前9時~午後4時(最終日は同3時まで)。原則として毎週月曜休館。
 入選者は次の通り。(敬称略)
 ◇一般部門▽八戸市長賞=蕨実(八戸市)▽青森放送賞=田名部眞紀子(同)▽青森テレビ賞=久慈和雄(同)▽青森朝日放送賞=岡部哲(同)▽東奥日報社賞=上野一豊(同)▽デーリー東北新聞社賞=山本敏夫(同)▽エフエム青森賞=岩村雅裕(階上町)▽ビーエフエム賞=大内浩(八戸市)▽青い森信用金庫賞=西村良雄(同)▽ピクトリコ賞=小野昭仁(南部町)▽川崎近海汽船賞=福田和郎(八戸市)▽合同酒精賞=金澤睦雄(五戸町)▽東北博報堂賞=龍輪和夫(八戸市)▽キヤノンマーケテイングジャパン賞=梅津光男(同)▽三八五グループ賞=風穴一男(同)
 ◇ファミリー部門▽八戸市長賞=沼舘眞助(八戸市)▽東奥日報社賞=川口美耶(同)▽デーリー東北新聞社賞=玉川清一(同)▽合同酒精賞=長根優(同)▽三八五グループ賞=沢田健(同)
 ◇ファミリー部門・高校生▽八戸市教育委員会教育長賞=大坊晃己(八戸工大一)▽三八五グループ賞=添野知季(向陵)
 ◇同・中学生▽八戸市教育委員会教育長賞=坪拓磨(大館)▽青い森信用金庫賞=松橋維吹(同)▽ピクトリコ賞=小枝莉主樹(八戸東)▽キヤノンマーケテイングジャパン賞=田中樹(大館)▽三八五グループ賞=関川雄太(八戸東)
 ◇同・小学生▽八戸市教育委員会教育長賞=大坊明生(青潮)▽青森テレビ賞=小泉文乃(是川)▽エフエム青森賞=大村爽太(新井田)▽三八五グループ賞=物見由愛(同)
 ◇特別賞・幼児▽三八五グループ賞=大村桃加(八戸市)

三八五流通・泉山会長がスコットランドの美しい風景紹介/経友写真ク作品展(2019/09/29)

 会社経営の写真愛好家でつくる経友写真クラブの第11回写真展が、東京都千代田区の「JCIIクラブ25」で開かれており、八戸市の三八五流通グループ会長・泉山元さんが美しいスコットランドの風景を紹介している。
 クラブのメンバー13人による力作計80枚ほどを展示。泉山さんは、昨年8月に訪れたスコットランドの中でも、スターリング城やエジンバラ城などを舞台にした6点を出品。城内でのお祭りの様子や古城の空にかかる虹などを色鮮やかに切り取った。
 旅に出る前はレンズを何本持つか悩み、現場では被写体に心を震わせながら夢中でシャッターを切り、どの作品を出品するかでまた悩み。「その作業の全てが楽しい」と泉山さん。「写真はいつまでも若い気持ちを保てる」と笑顔を見せた。
 写真展は29日まで。時間は午前10時~午後6時。

カブトムシなど2000点超/八戸公園「世界の昆虫展」(2019/07/14)

 八戸市の三八五流通が主催する「世界の昆虫展」が13日、八戸公園緑の相談所展示室で始まり、家族連れが生きたカブトムシやクワガタ、チョウなどの標本に見入っている。15日まで。
 昆虫に親しみを持ってもらおうと、三八地方を中心の愛好者でつくる「八戸インセクト研究会」(蒔田増美会長)の協力を得て毎年開催している。
 会場にはヘラクレスオオカブトやコーカサスオオカブト、オオクワガタなど人気の昆虫がずらり。標本はカブトムシやチョウ、トンボなど2000点以上を展示している。
 15日午前9時から小学生以下(先着250人)を対象にカブトムシ採集大会を実施。こどもの国の乗り物券3枚を持参すればカブトムシ2匹の採集体験ができる。同日午後1時からは珍しい昆虫が当たる抽選会も行われる。
 入場無料。時間は午前9時から午後4時。

「100年企業を目標とする」 三八五流通グループ19年新年事業報告会(2019/01/17)

 三八五流通グループ(八戸市、泉山元会長)は16日、八戸パークホテルで2019年の新年事業報告会を開いた。青森県内外から政治や経済関係者ら約280人が出席し、地元経済の発展や同グループのさらなる飛躍に向けて決意を新たにした。
 同グループはロジスティクス(物流)部門や観光部門など4部門39社で構成。この日は、泉山会長がスクリーンを使いながら、ドローンビジネスカレッジや災害支援など昨年の新規事業や活動を紹介した。
 泉山会長は今後の経営について「100年企業を目標とする」と強調。「顧客ニーズにより速く、より広く、より深く対応し、今後も安全安心、信頼される企業を目指す」などと述べた。
 報告会には、井上義久衆院議員や滝沢求、田名部匡代両参院議員らも出席し、あいさつした。

バラ、色とりどり/八戸公園(2018/06/09)

 八戸市十日市の八戸公園で栽培されるバラが見頃を迎えた。8日は市内外から多くの見物客が訪れ、色とりどりの約200種、約900本のかれんな花々を眺めては「きれい」「いい香り」と歓声を上げた。
 公園を管理する三八五流通(同市)によると、園内のバラは10日ごろ、開花のピークを迎えるという。
 親子で訪れた同市の地方公務員石橋真由美さん(43)は「香りがとってもいい。すてきな時期に来られて良かった。癒やされます」と笑顔を見せていた。
 同公園では9、10日、緑の相談所展示室で、多彩な切り花のアレンジメントが楽しめる「春のバラ展」(八戸ばら会主催)が開かれる。入場無料。

学校給食用のご飯がハサップ認定/三八五フーズ(八戸)(2018/04/24)

 三八五流通グループ企業の三八五フーズ(八戸市、沖本直人社長)は23日、学校給食用のご飯など炊飯製品が食品衛生管理の国際基準「HACCP(ハサップ)」の認定を受けたと発表した。同社は学校給食事業の展開に伴い、同市長苗代元木に炊飯工場を建設。昨年8月から同市と階上町の小中学校37校に対し、1日当たり米飯約1万食を供給している。認定取得によって高度な品質管理を徹底し、より安全・安心な給食サービスの提供につなげる考えだ。
 同社によると、炊飯製品のハサップ認定は青森県内で2例目、東北地方では6例目。今月13日付で日本炊飯協会に認定された。今年に入ってから準備を本格化させ、導入マニュアルの策定やハサップ委員会の立ち上げを進めてきた。同協会から工場の炊飯ラインの審査も受けた。
 学校給食用の炊飯製品のうち、白米のご飯と炊き込みご飯が認定の対象。異物混入などを防ぐため、材料の受け入れから洗米、炊飯、温度・湿度管理、機械の点検といった出荷までの工程をチェックし、継続して記録に残すなど衛生管理を徹底しているのが特徴だ。
 炊飯工場は延べ床面積555平方メートル。自動化された炊飯ラインは、1日当たり1万2千食分を作る能力がある。地産地消を推進するため地元のコメを使用し、同市の北地区と東地区にある29校と、同町の全8校に供給している。
 同社は今後、企業の社員食堂や病院給食にもハサップの手法を取り入れ、食品衛生管理の高度化を図る方針だ。沖本社長は取材に「ハサップ認定を契機に、食や品質管理に対する従業員の意識がさらに高まることを期待する。子どもが食べる学校給食を、より安全に提供したい」と強調した。

地域経済振興へ決意新た 三八五流通グループが八戸で新年事業報告会(2018/01/17)

 三八五流通グループ(八戸市、泉山元会長)は16日、八戸パークホテルで2018年の新年事業報告会を開き、グループのさらなる発展や地域経済の振興に向けて決意を新たにした。
 経済界や取引先などの関係者ら約270人が出席。泉山会長がスクリーンを使用し、全39社で構成するグループの取り組みについて部門別に説明した。
 創立70周年の節目だった昨年の事業として、三八五フーズ(八戸市)が運営する「学校給食用炊飯工場」の新設、三八五観光(同)の本社ビルのリニューアルなどを紹介した。
 泉山会長は今年の目標として「進取」「信用」「コンプライアンス」「人材育成」の四つを掲げ、「100年企業を目指し、時代や環境の変化、顧客のニーズに『より速く、より広く、より深く』をモットーに対応し、一歩一歩着実に前進したい」と強調した。
 報告会には青森県南、岩手県北両地方の首長らが出席し、井上義久衆院議員、滝沢求、横山信一両参院議員が来賓であいさつした。

「グリーンぼうやの三八五」 CMメロディーが音商標に(2017/10/17)

 「♪グリーンぼうやの三八五」―。三八五流通(八戸市、泉山元社長)の引っ越し部門「三八五引越センター」のテレビコマーシャル(CM)でおなじみのメロディーがこのほど、特許庁が認定する「音商標」に登録された。同社によると、青森県内企業では初めて。
 特許庁は企業のブランド戦略の多様化を支援するため、2015年4月から音や色彩など新タイプの商標の出願受け付けを開始。音商標はメロディーやハーモニーといった音楽的要素のみで成り立つ。企業の新たなブランド発信手段としての役割が期待されている。
 同社は16年7月4日、最もよく知られた「グリーンぼうやの三八五」のワンフレーズを出願。1年以上の審査を経て、今年8月25日に登録された。
 同社によると、このメロディーは、CMを初めて制作した1984年から33年間にわたって使用。CMは県内向けだが、引っ越し繁忙期前の毎年1、2月には東北地方全体で放映している。
 泉山和久常務は「青森県民の方々にずっと親しまれてきたメロディーが重要な資産と認められたことはうれしい。今後も親しみを持ってもらえるように企業として頑張りたい」と話した。

八戸公園で秋の恒例イベント「縄文なべまつり」(2017/10/12)

 八戸公園で9日、秋の恒例イベント「縄文なべまつり」が開かれた。園内に設置されている巨大縄文なべで煮た「せんべい汁」に、多くの市民や観光客らが列を作り、八戸市を代表する郷土料理を味わった。
 せんべい汁をPRしようと、同市の三八五流通(泉山元社長)が主催、今年で16回目を迎えた。
 この日は、八戸パークホテルなどに勤める料理人7人が、直径3メートルの大きな縄文なべに、汁物専用のせんべいや野菜などの具材を投入し、2500食分を調理。小分けして、来場者に提供された。
 家族と訪れた同市立根城小6年の石鉢こころさん(11)は、配布が始まる約30分前から待機。待ちわびていた熱々のせんべい汁を口にして「入っている具材から、汁まで全部おいしい。来年も食べたい」と笑顔を見せていた。

躍動感あふれる写真展示 三八五流通の泉山社長ら愛好家が出展(2017/09/07)

 三八五流通の泉山元社長ら八戸市の写真愛好家による写真展が、同市の夢百貨ギャラリーで開かれており、躍動感あふれる作品の数々が来場者を楽しませている。30日まで。
 泉山社長のほか、龍輪和夫さん、伊藤壽紀さん、矢羽羽貢(やはばみつぐ)さんが出展。8月に行われたむつ市の田名部まつりと、ユネスコ世界無形遺産に登録された秋田県鹿角市の花輪ばやしの写真26点を展示。生き生きと太鼓をたたく子どもや、真剣なまなざしで笛を吹く女性の表情を捉えた作品が並ぶ。
 龍輪さんは「伝統や人々の息遣いを感じてほしい」とアピールしている。入場無料。時間は午前10時~午後5時。最終日は正午まで。

給食用炊飯工場が完成 小中37校に1万食供給/八戸・三八五フーズ(2017/08/10)

 三八五流通グループ企業の三八五フーズ(八戸市、沖本直人社長)が運営する「学校給食用炊飯工場」が9日、同市長苗代元木に完成した。自動化した製造ラインなどを整備し、衛生管理が徹底された環境で学校給食用の米飯を作る。2学期に合わせて稼働し、23日から八戸市と階上町の小中学校37校に計約1万食分を供給する予定だ。
 炊飯工場は、三八五流通(同市、泉山元社長)が建築主となり、所有地の約1180平方メートルに建設。今年4月に着工した。延べ床面積は約555平方メートルで、総事業費は約2億5千万円。炊飯設備は一度に1万2千食分を作る能力を持つ。従業員約10人が業務に当たる。
 地産地消を推進する観点から、コメは両市町産をそれぞれ使うため、専用サイロに分けて搬入する。
 場内では、洗米して水に浸すタンクに送られた後、40〜50度の水と一緒に専用炊飯釜に投入。連続炊飯機で20分ほど加熱し、蒸らし工程へと続き、装置から出てきた炊飯釜はコンベヤーで移動する。釜を反転させて米飯を別の機械に移してほぐし、計量コンベヤーを通して保温食缶に盛り付ける。この後、各校へトラックで配送する。
 9日は関係者や報道機関に工場の内部を公開。沖本社長は取材に「子どもたちが温かいご飯を食べ、心身共にたくましく成長してほしい」と話した。
 市教委などによると、両市町では16年度まで個別のアルミ容器で米飯が提供されていたが、17年度からは食缶に入れ、教室で1人分ずつ盛る方法に変えた。
 同社は同市の北地区と東地区の29校、同町の8校に供給する。1学期は、青森市の業者が製造していた。

三八五流通が大阪の物流業者と提携、ネットワーク拡大図る(2017/06/20)

 三八五流通(八戸市、泉山元社長)は19日、首都圏や近畿地方を中心に物流事業を手掛ける「ヒガシトゥエンティワン」(大阪市、金森滋美社長)と業務提携契約を結んだと明らかにした。両社は事務所移転、引っ越し業務などで相互の営業エリアや得意分野を補完。物流ネットワークの拡大を進め、さらなる顧客サービスの向上を図る考えだ。提携効果を生かした新たな市場開拓も見据えている。
 三八五流通によると、締結は同日付。提携内容は▽事務所移転▽個人の引っ越し▽倉庫、運送などの一般物流業務―の3項目。両社は数年前から協力関係にあった。
 東北・関東地方など東日本各地に物流拠点がある三八五流通は、ヒガシトゥエンティワンとの情報共有による新たなノウハウなどを活用し、一層の事業拡大やサービスの充実を目指す。
 泉山和久常務は取材に「業務提携が取引先の拡大や新規開拓にもつながることを期待する。メリットを生かし、業務を拡大していきたい」と話した。
 ヒガシトゥエンティワンは1944年創業。東証2部上場で、首都圏や近畿を中心に主要拠点を構える。法人関係の事務所移転をはじめ、高層ビル内のデリバリーサービスやIT機器サポートといった多様な物流事業を展開している。

三八五流通の大内さんが「日本ばら会認定上級指導員」取得(2017/06/09)

 八戸市の八戸公園で緑の専門相談員として、公園内の植物の管理などを行っている三八五流通(同市)の大内智美さん(55)が、「日本ばら会認定上級指導員」を取得した。青森県内では2人目で、女性としては初となる。バラの栽培に関して深い知識を持っていることが認められた格好で、大内さんは「資格に恥じないよう、勉強を続けて後輩や同僚に技術や知識を伝えたい」と意気込んでいる。
 約20年前に友人宅で目にしたバラに魅了され、ガーデニングに興味を持ったという大内さん。園芸歴は13年で、2011年7月に同社に入社してからは、公園内の桜やバラの管理を行ってきた。
 15年には日本ばら会が認定する「インストラクター」の資格を取得。さらに深い知識を身に付けようと、16年度の試験を受け、上級指導員に合格した。
 現在は、八戸地域の寒冷な気候に合わせた品種の選定や、女性ならではの感性を生かした植栽で同公園の来場者の目を楽しませている。このほか、一般来場者からの植物に関する相談なども受け付けている。大内さんは取材に「多くの人にバラに興味を持ってもらえるよう指導していきたい」と意気込みを語った。
 10、11の両日は、大内さんが審査員を務める「春のバラ展」が同公園で行われる。入場無料。時間は10日が午前10時~午後5時、11日が午前9時~午後4時。

学校給食の米飯製造へ 三八五フーズ(八戸)が専用工場新設(2017/03/31)

 三八五流通グループ企業の三八五フーズ(八戸市、沖本直人社長)は2017年度から、同市と階上町の学校給食用の米飯製造事業を始める。同市長苗代元木に専用の炊飯工場を建設し、2学期から2市町の小中学校37校に約1万食を供給する。30日は現地で工場の地鎮祭が行われ、関係者が工事の安全を祈った。
 市教委などによると、米飯は青森県学校給食会を通じて各校に供給される。2市町では個別のアルミ容器で提供していたが、17年度からは人数分が入った食缶などで運び、教室で1人分ずつ盛る方法に変わる。
 供給方法の変更に伴い、同会と契約する製造業者2社のうち1社が撤退したため、三八五フーズが事業を受託した。2学期までは青森市の業者が供給する。
 炊飯工場は、三八五流通(八戸市、泉山元社長)が建築主となり、所有地の約1180平方メートルに整備。延べ床面積は約555平方メートルで、7月に完成予定。
 炊飯設備は一度に1万2千食分を作る能力がある。総事業費は約2億5千万円。
 同市の北地区と東地区、同町の小中学校にトラック4台で配送する。供給分の約1万食は全体の半数に当たる。コメは2市町それぞれの地元産を使う。
 地鎮祭には、グループの関係者や小林眞八戸市長ら約30人が出席。三八五流通の泉山社長は「地域の将来を担う子どもたちに、おいしく、温かいご飯を供給したい」とあいさつした。
 三八五フーズの沖本社長は取材に「コメ離れが進む中、子どもたちにはご飯を食べて大きく成長してもらいたい。地産地消の推進にもなる」と話した。

三八五流通(八戸)に感謝状 県警高速隊交通安全表彰(2017/01/28)

 青森県警高速道路交通警察隊(白濱守隊長)は26日、青森市で2016年警察協力功労者の表彰式を開き、高速道路での交通安全に貢献したとして、八戸市の三八五流通(泉山元社長)など7団体の功績をたたえた。
 同社は年間を通じて交通安全キャンペーンを実施。高速道路の利用者に安全運転を呼び掛けている。
 表彰式では、白濱隊長が同社の柏原順子さんら各団体の代表者に感謝状を手渡し、「安全運行の管理や交通安全活動に尽力してもらった。引き続き協力をお願いしたい」と述べた。
 表彰式に同席した同社の石塚隆警備部長は取材に、「積極的に活動に参加してきた。表彰は励みになる。今後も継続して活動していきたい」と話した。

「100年企業」へ一層の発展決意 三八五流通グループ新年事業報告会(2017/01/17)

 今年で創立70周年の節目を迎えた三八五流通グループ(八戸市、泉山元会長)は16日、八戸パークホテルで新年事業報告会を開いた。今後の展開として「100年企業」を目指す方針を示し、グループのさらなる発展へ決意を新たにした。
 企業沿革によると、1947年6月に八戸市で南部貨物自動車三八五営業所として業務を開始。49年に三八五貨物自動車運送を新たに発足させ、96年に三八五流通に社名変更した。現在はロジスティクス(物流)など4部門39社でグループを構成している。
 報告会には、地元経済や取引先などの関係者約350人が出席。スクリーンの映像で70年の歩みを振り返り、泉山会長が昨年の事業概要を説明した。
 泉山会長は今年の経営目標に「進取」「信用」「コンプライアンス」の三つを掲げ、「売り上げ拡大をスローガンとし、時代や環境の変化、顧客のニーズにより速く、より広く、より深く対応し、一歩一歩着実に前進したい」と強調した。
 来賓として、衆院議員の江渡聡徳、鈴木俊一、井上義久の各氏、参院議員の滝沢求、横山信一、田名部匡代の各氏、小林眞八戸市長らが出席した。

三八五グループ代表・泉山元さん「ニーズの多様化に対応」(2016/09/03)

 物流を中心に、幅広い分野で成長を続ける三八五流通グループ。社名の由来である「三戸・八戸・五戸」に軸足を置きつつ、全国、海外へと着実に市場を広げている。難局をいかに乗り越え、未来をどう描くのか、泉山元・会長(67)に聞いた。
 ―会長就任から30年余り。時代の変化をどう感じているか。
 バブル崩壊やリーマン・ショック、東日本大震災など、厳しい時代を乗り越えてきたが、今は何と言っても人口減少。どの経営者も経験したことのない、急激な人口減社会に入ってしまった。さまざまな業種で影響が予想され、どうかじ取りをしていくかが重要だ。
 マーケットが小さくなると、競争は厳しくなる。その中で消費者に選んでもらうためには、わが社の特色を、改めて幹部全員で認識しなければならない。長所に磨きを掛け、短所はレベルアップを図ることが必要だ。
 ―厳しい環境をどのように乗り越えるか。
 物流業も観光、サービス業も、需要そのものが無くなることはない。ただ、ニーズは細分化、多様化しており、時代の変化を捉えて対応することが大切だ。
 特に若い社員には、アンテナを高くし、需要を捉えたアイデアを提案してもらいたいと期待している。私も毎日のように、インターネットをチェックしている。
 ―経営者として大事にしている理念は。
 先代の父から、「無から有が出ると思うか」と、禅問答のような問い掛けをされたことがある。その時、父は「無に信用が加われば有が生まれる。逆に、いくら物があっても、信用がなければ無と同じだ」と語った。
 地域に根差して事業を続けてきたわれわれにとって、顧客からの信用は一番の財産。グループの経営目標にも「進取・信用・コンプライアンス」を掲げている。
 信用の大切さを実感したのが、東日本大震災だった。われわれもトラックを流されるなど、億単位の被害を受けたが、「被害者ではなく、いち早く支援者側に回ろう」と、組織として動き、物流の復旧に尽力した。
 災害時でも安定して物資を輸送できたことで、「頼りになったよ」との評価を頂き、イメージアップにつながった。
 ―グループの将来に、どのようなビジョンを持っているか。
 経営の世界では、よく「企業の寿命は30年」といわれ、「一区切りやった」との思いはある。さらに30年、足元を固めて、100年企業の仲間入りをするのが目標だ。
 会社は今、各部門が効果的につながって機能し、30年前に私が「こんな会社をつくりたい」と考えた通りの姿になっている。目標を定め、みんなで向かう基本姿勢は、これからも変わらない。年齢や性別を問わず、やる気のある人材を大切にし、人口減少と少子高齢化時代を乗り越えたい。
 ―気分転換の方法は。
 反省点があると理由を分析し、「次はここを気を付けよう」と改善策を考え、ここまでやってきた。割と考え込む性格で、趣味の写真は良いリフレッシュになっている。
 写真は経営に通じる部分が多い。どんな絵を撮りたいか、何にピントを合わせるかを考え、脚立に乗ったり、しゃがんだりして視点を変え、アプローチが誤っていないか気を付ける。写真を始めて、経営者としての寿命が延びたと感じている。
◇会社概要
 三八五流通の本社は八戸市長苗代上中坪35の1。1949年、三八五貨物自動車運送株式会社として創業し、物流、ホテル・観光、建設、サポート部門と、事業分野を拡大している。グループ全体で39社、年商約360億円。従業員数は約3800人。