地元就職の魅力PR/八戸で企業説明会(2021/08/15)

北奥羽地方で事業を展開する企業の人材確保や地元就職の促進に向け、デーリー東北新聞社が企画する「リクルートラウンジ」の企業説明会が14日、八戸プラザホテルで開かれた。

 

資料参加を含め、地域を代表する38社がエントリー。学生や生徒、保護者や転職希望者ら約110人が来場し、採用担当者らから事業内容などを聞いて地元企業の魅力に触れた。

 

地域経済を応援するリクルートラウンジは、今年で4年目。企業説明会は高校生以上であれば誰でも参加可能で、新型コロナウイルスの影響で帰省を控えた子どもに代わって参加した保護者もいた。各企業はブースを設け、経営者や人事担当者が事業概要や福利厚生面などについて説明。

 

このうち、一般住宅の建設と販売を行う第一ホーム(八戸市)の岩渕義昭社長は「(説明会では)Uターン就職を希望する方も多い印象。少しでも興味を持ってもらえれば」と話した。

 

モバイル事業などを手掛けるアットマーク(同市)の山本長(たける)社長は「コロナ禍で対面で事業内容を説明できるのは貴重な機会。新卒や既卒を問わず、いい人材を期待したい」と強調した。

 

一方、参加者は各社の説明に真剣な表情で耳を傾けた。建設関係への就職を目指しているという八戸工業大3年の男子学生(21)は「担当者から直接話を聞けて参考になった。地元での就職を考えるきっかけになった」と話した。

 

リクルートラウンジは9月7日に高校生のみを対象とした企業説明会を八戸プラザホテルで開くほか、10月23、24日にオンライン形式で開催する。(須田山裕太)

 

藤森義人総務部長は「『もっとお客さまの身近に』をテーマに、親近感アップを目指したい。職員の働きやすさや自主性の推進にもつなげていく」と話した。