株式会社吉田産業

社名 株式会社吉田産業
本社所在地 八戸市廿三日町2
設立 1948年12月(創業1921年6月)
事業内容 建設資材の販売、施工、気象情報の販売
資本金 3億6349万円
売上高 793億3492万(2022年3月期)
従業員数 802名(2022年3月期)
営業拠点 青森・北海道・岩手・秋田・宮城・福島に25支店、営業所、2事業部
関連会社 テクノル、吉田管材、ディメール、吉田システム、グリーンハウスなど18社
【HP】  https://www.yoshidasangyo.co.jp/

代表取締役社長 吉田 誠夫 氏

採用情報

職種 営業職、工事管理職、スタッフ職
勤務地 東北5県および函館市にある各事業所
勤務時間 8:00〜17:00
インターンシップ あり。8月以降随時開催
社会人採用 あり。都度実施
採用実績 2021年度22人、20年度27人、19年度33人(新卒・中途合計)
初任給 【大卒】営業職・工事管理職20万5000円、【短大・専門卒】営業職・工事管理職19万4200円、【高卒】各職種15万6200円
諸手当 営業、家族、免許、通勤、時間外勤務等
昇給 年1回(10月)
賞与 年2回(6、12月) 2021年度実績5ヶ月
休日休暇 日祝、土曜(月2〜3回)、お盆、年末年始、年次有給、永年勤続、慶弔、特別等
保険 雇用、労災、健康、厚生年金
福利厚生 借上社宅、社員食堂、退職金、自己啓発奨学金、慶弔金、持家奨励金、リフレッシュ休暇制度(最大9日間)等
大卒選考の流れ 各種ガイダンスや会社説明会、WEB説明会に参加→適性試験・小論文→面接(1、2回)→内々定
お問い合わせ 人事部
(電話)0178(47)8112
E-mail:ys-saiyo@yoshidasangyo.co.jp

資材提供し暮らし支える

―会社の現状は。

 新型コロナウイルス禍で経済活動が停滞した一方、生活様式は変わり、現状を見直す契機となった。事業面ではシステム開発を伴うIT関連、アウトドア商品の需要が増加した。営業手法など働き方も変わり、今はそれらを定着させる段階にある。

―経営理念は。

 「社業の発展を通じて地域の繁栄に貢献する」は会社設立以来変わらない。昨年100周年を迎え、理念をより具現化するために若手に考えてもらったグループの100周年ステートメントが「地域を動かす仕事を」だ。建設資材の提供を通して地域の快適な暮らしを支え、お客さまのニーズにどこまでも寄り添い、事業や経営に貢献したい。

 私自身が経営で大切にしているのは、初代・吉田昌平の考え。初代は高校時代に野球をやっていて、商売はスポーツである―が信条。フェアプレーでベストを尽くし、言い訳はしない。この精神を大事にしてきた。

―求める人材は。

 会社は人間的な成長を続けていく場。▽遊び心とチャレンジする意欲▽たゆまざる自己成長の気持ち▽変化を楽しむ柔軟な心―の三つのマインドを持ち、諦めず最後に一踏ん張りできる人を求めたい。

―今後の事業展開は。

 現場での建築廃材を減らしてリサイクルにつなげるため、木材や外壁材を事前に切断するプレカットを推進する。温室効果ガスの排出量を実質ゼロにするカーボンニュートラルに貢献する商材の取り扱いも増やす。世の中の変化に積極的に対応し、その過程で新たな価値を創造していく。

創業100周年足跡振り返る/八戸・吉田産業社員ら記念式典(2022/05/28)

八戸市の建設資材専門商社「吉田産業」(吉田誠夫社長)は27日、同市のYSアリーナ八戸で創業100周年記念式典を開いた。出席した社員らが創業からの足跡を振り返るとともに、地域社会に貢献する意識を新たにした。
同社は1921年6月に吉田金物店として創業。北海道、東北地方に37営業拠点を構える。グループ会社を含め計19社に1705人(2月末現在)が在籍。100周年は昨年に迎えたが、新型コロナウイルス禍で式典の開催を延期していた。
同日は、ワクチンの3回目接種を終え、出席を希望した計735人の従業員が出席。吉田社長はあいさつで「時代の変化に対応してチャレンジしてきた。本当に山あり谷ありだったと実感している」と振り返り、「今後も社業の発展は地域社会への貢献であることを忘れず、本日を新たな出発の日としよう」と呼びかけた。
式典ではこのほか、会社の歩みをまとめた動画などを大型モニターで上映。100周年ステートメント(声明)に掲げる「地域を動かす仕事を」について、吉田昌弘取締役営業企画部長が説明した。

【写真説明】100周年記念式典であいさつする吉田誠夫社長=27日、八戸市

吉田誠夫社長インタビュー/吉田産業(八戸)創業100周年(2021/06/04)

 八戸市の建設資材専門商社・吉田産業は創業100周年を迎えた。東北地方を中心に建設・土木・住宅業界の発展に寄与してきた。同社の吉田誠夫社長(72)は本紙などのインタビューに応じ、これからも地域密着で営業展開をしていく姿勢を強調。持続可能な開発目標(SDGs)の思考を取り入れ、今後は環境に負担をかけない商材の取り扱いを増やしていくことや、近年のキャンプブームを背景に、アウトドア関連の販売にも力を入れる意向を示した。
 一問一答は次の通り。
 ―100周年を迎えた。
 感謝の気持ち。このひと言に尽きる。これまで発展を支えてくれたお客さまや社員、行政などいろいろな支えがあって100周年を迎えられた。
 ―長く続ける秘訣(ひけつ)、強みは。
 大切にしているのは祖父に当たる初代・吉田昌平の考えだ。初代は高校生(旧制岩手県立福岡中)の時に野球をやっており、「商売はスポーツである」が信条。フェアプレーの精神でベストを尽くし、不平不満は言わない。この精神を大切にしてきた。大正・昭和の地方経営者としては珍しくエリア・マーケティングの考えを持っており、早い段階から支店の展開ができたことも大きい。
 戦後になって株式会社化したことも転機と言える。商売をやっていれば山あり谷ありは仕方ないが、顧客ではなく自分の都合を優先して判断すると失敗に結び付くと思っている。
 ―地域のスポーツや祭りに積極的に関わっている。
 社内にはアイスホッケーとスピードスケート、自転車の部活があるが、続けることが大切だ。スポーツは組織を明るくし、社員のモチベーションにつながる。(ネーミングライツを持つ)「YSアリーナ八戸」は世界に冠たる施設で、街なかに世界レベルの施設があるのはすごいこと。八戸のPRにもつながる。八戸三社大祭には1990年から参加し、現在唯一、企業山車を制作している。どちらも継続していきたい。
 ―人材育成をどう考える。
 建設業界を見れば将来的に需要は減っていき、価格競争による消耗戦になりかねない。業界を生き抜くには顧客のニーズを捉え、納得させる技術力と知識が必要だ。工事を担当する社員をパートナー会社に派遣するなどして社員のスキルアップにつなげている。
 ―今後の事業展開は。
 建築廃材を減らすために木材や外壁材のプレカット推進など環境に負担をかけない商材の取り扱いを増やしていく。また、自然エネルギー関連商材も増やしたい。グループの中では現在、アウトドア関連が好調だ。昨年度は弘前市と宮城県にも「グリーンハウス」をオープンさせた。伸び代があるので育てていきたい。今後も地域密着のスタンスは維持しつつ、世の中の変化を捉えて臨機応変に対応し、新しい価値を創造していきたい。

ディメール(八戸)特別賞/東北ニュービジネス大賞(2021/02/20)

 東北ニュービジネス協議会(会長・新本恭雄セルコホーム社長)は19日、先進的な事業に取り組む企業や経営者をたたえる第27回「東北ニュービジネス大賞」で、シニアアントレプレナー大賞にあおもり藍産業協同組合(青森市)の吉田久幸代表理事、特別賞に水産加工会社ディメール(木村興社長、八戸市)を選出した。
 協議会が東北地方での新たなビジネスの創出や起業家精神の高揚を図る目的で毎年実施。同日、仙台市内で表彰式を開き、今回候補に挙がった13者のうち、受賞した9者に表彰状とトロフィーを贈った。
 今回創設のシニア大賞に輝いた吉田代表理事は、2006年に64歳で同組合を設立、消臭殺菌効果が認められる藍染め製品を発表するなど研究開発に打ち込む点が評価された。
 ディメールは東日本大震災の被災企業3社が、企業再生支援機構と吉田産業の後押しを受けて設立した。食べやすくスライスした締めさば「切れてる!」シリーズをリリースし販路を拡大。アジアを足掛かりにアフリカや北米などへの展開も視野に入れる。震災から再生し、地元に根差した食材で世界に挑む企業姿勢が認められた。
 受賞に当たり、ディメールの木村社長は「日本食は世界が欲している。今後も輸出拡大に挑戦したい」と意欲を語った。

吉田産業4連勝/デーリー東北新聞社杯第56回八戸市実業団アイスホッケー(2020/09/25)

 デーリー東北新聞社杯第56回八戸市実業団アイスホッケーリーグ戦第12日の24日、テクノルアイスパーク八戸で1試合が行われ、吉田産業が八戸クに10―2で勝利し、無敗のまま4勝目を挙げた。
 第1ピリオド6分、FW坂本渓太が先制すると、16分にもFW沢崎彪斗が押し込んで追加点を挙げた。第2ピリオドにはさらに勢いを増し、パワープレーなどで5得点を追加。第3ピリオドも3得点と、最後まで攻撃の手を緩めなかった。

生涯通してスポーツに親しむには?国体10年連続出場三浦さん(八戸)(2019/10/20)

 吉田産業(八戸市)に勤める三浦康嵩さん(27)は、青森県立八戸工業高1年から自転車競技を始め、国民体育大会には、早稲田大1年の学生時代から今年まで10年連続で出場した。一方、子育てなどライフスタイルの変化により、今年の国体を最後に第一線を退き、若手育成に注力する考え。「とにかく自転車が好き。どんな形であれ、死ぬまで携わっていきたい」と語る三浦さんに、生涯を通してスポーツと関わるポイントなどを聞いた。
 ―自転車を始めたきっかけは。
 自転車で活躍していた兄に憧れて始めた。最初は「こんなにつらいスポーツがあるのか」と思ったくらいだが、大学1年の時、インカレの4千メートルチームパシュートで優勝し、さらに引き込まれた。
 ―仕事と競技の両立は。
 入社1年目は仕事に慣れるのが大変で、泣きながら練習に向かった時もあった。練習時間が限られている分、目標を国体の成年4千メートル速度競走で入賞することと決め、それに特化してトレーニングした。結果は入賞。自信になったし、仕事との両立もできるようになった。
 ―現役引退の理由は。
 昨年、娘が生まれ、もっと家庭に協力したいと思った。競技レベルが上がり今の練習での勝負に限界を感じたことも理由の一つ。2025年には青森で国民スポーツ大会もあり、若手を育てたい思いもある。現役は引退するが自転車が大好きなので、生涯をかけて携わっていきたい。
 ―スポーツにずっと関わっていくには。
 高校はやればやるほど力が伸びたし、大学は自分自身で練習メニューを考えながらモチベーションを保った。社会人は仕事との両立に苦労する時期もあったが、国体で入賞もした。好きで結果が出れば、競技を離れてもずっと続けられる。
 また、環境も大事。例えばオランダは自転車専用道路があり、スポーツに手を伸ばしやすい環境にある。インフラ整備や地域イベントも重要だと思う。

吉田産業2年ぶりV/八戸市実業団アイスホッケー(2019/10/10)

 デーリー東北新聞社杯第55回八戸市実業団アイスホッケーリーグ戦最終日は9日、テクノルアイスパーク八戸で1試合を行い、吉田産業が青い森信金を9―3で下し、5戦全勝で2年ぶり19度目の優勝を果たした。
 吉田産業は、FW中村紀貴の先制ゴールを皮切りに立て続けに得点を重ね、第1ピリオドだけで6点を奪う猛攻。第2ピリオド以降も着実に加点し、勝利を引き寄せた。
 最終成績は、2位が4勝1敗の青い森信金、3位が3勝2敗の八戸クラブだった。
 無敗のチーム同士による“優勝決定戦”は、序盤から猛攻を仕掛けた吉田産業が、前回覇者の青い森信金を圧倒した。多くの選手が得点に絡み、3セット全てで得点を奪うなど、層の厚さと得点力の高さを存分に発揮。2年ぶりの頂点に中村紀貴主将は「チーム全員が優勝を意識していたのでうれしい」と感無量の表情だった。
 互いに手の内を知り尽くしたライバル。第1ピリオド4分に中村主将が先制し、猛攻の口火を切ると、ルーキーの高見悠斗らが続き、一挙6得点。その後も着実に得点を積み重ね、中村は「FW陣の素早いプレッシャーが相手に効いた」と勝因を挙げた。
 守備では、GK栃木健太朗を中心に、逆転を狙う相手の攻撃をしのいだ。再三の数的不利のキルプレーでも得点を許さず、試合の主導権を最後まで渡さなかった。
 今大会を制し、県内の実業団4大会の制覇に向け、好スタートを切った。高見は「吉田産業が強いというイメージを周りに与えられた。4冠を目指して頑張りたい」と闘志を燃やしていた。

山端翔弥さん、千秋さん 山車作りが縁で夫婦に/吉田産業グループ山車組(2019/08/02)

 八戸三社大祭の山車作りがきっかけでゴールイン―。今年30周年を迎えた吉田産業グループ山車組で山車制作を担当する男女が、新元号・令和がスタートした5月1日に結婚した。夫婦となったのは、共に八戸市在住で会社員の山端翔弥さん(28)と千秋さん(27)。「支えてくれた山車組のみんなに感謝したい」と、お通りが行われた1日、出陣前の山車と関係者の前で、はかまと白無垢(むく)姿で婚礼写真を撮影した。祭りが引き合わせた夫婦の誕生に、山車組のメンバーも祝福した。
 2人の出会いは7年前。長く山車制作に携わってきた父好成さんの影響で、物心ついた頃から山車小屋に出入りしていた翔弥さんは、見慣れないかわいらしい女性に一目ぼれ。その年に山車組に入った千秋さんだった。
 「最初は全く興味がなくて」と千秋さん。だが、山車作りなどを通じて「(翔弥さんが)自分にないものを持っている」とだんだん心が引かれ、出会って2カ月で交際に発展した。それからは山車組の中でも“公認の仲”となり、関係者の温かなまなざしの中で2人は愛を育んだ。
 山車制作責任者の舘順一さん(49)は「祭りが出会いの場所となり、結婚してくれたことはうれしい。これからも見守っていきたい」と目を細める。
 この日は、強い日差しの中、関係者に囲まれ、和気あいあいとした雰囲気で撮影を終えた。
 17日に結婚式を控える山端さん夫妻は「みんなが祝ってくれたので、緊張しなかった。ちょっと恥ずかしかったけど」とにっこり。かけがえのない仲間たちに囲まれ、永遠の愛を誓っていた。

吉田産業とワイエス(八戸)が盛岡に初の融合店舗(2019/07/20)

 八戸市の吉田産業と、グループ会社のワイエス(共に吉田誠夫社長)は20日、盛岡市本宮4丁目にアウトドアショップとショールームを合わせた新店舗「GREENHOUSE×DOLPHIN(グリーンハウス・クロス・ドルフィン)」をオープンする。融合店舗の展開は今回が初めて。異なる業態を集約することで、消費者の暮らしをより楽しく、快適にするライフスタイルを提案する。
 売り場面積は計2100平方メートル。グリーンハウス盛岡店を移転し、ドルフィンを岩手県に初出店した。
 グリーンハウスは、アウトドアニーズの高まりを背景に、商品提案を強化。幅広い世代に向け、多様なブランドを取りそろえた。ドルフィンは、住宅リフォームを中心に空間展示スペースを充実。システムキッチン、浴室、洗面所などの商品を展開する。
 19日は関係者約200人を招き、プレオープンセレモニーを開催。吉田産業の黒澤祥雄専務取締役が「アウトドアや自宅でどういった楽しみ方があるかを提案したい」とあいさつ。テープカットを行って新店舗の門出を祝った。営業時間は午前10時~午後8時。定休日は水曜日。

陸奥湾の波浪予測/ホタテ養殖向け、高精度/県産技センター(2019/07/19)

 吉田産業(吉田誠夫社長)とYSグループ各社は1日、八戸市の本店で入社式を開き、31人(男性21人、女性10人)が社会人としての第一歩を踏み出した。
 新入社員は吉田産業が21人、グループ各社が計10人。学歴別は大卒16人、専門学校卒5人、高卒10人。
 吉田社長は「一人一人の言動が地域における信頼を生む。奮闘に期待する」と激励。吉田産業リフォーム事業部ドルフィン八戸店に配属される中里玲奈さん(22)=同市出身=が「一日も早く立派な戦力になれるよう努力します」と決意を述べた。

新社会人、決意胸に/吉田産業で入社式(2019/04/02)

 吉田産業(吉田誠夫社長)とYSグループ各社は1日、八戸市の本店で入社式を開き、31人(男性21人、女性10人)が社会人としての第一歩を踏み出した。
 新入社員は吉田産業が21人、グループ各社が計10人。学歴別は大卒16人、専門学校卒5人、高卒10人。
 吉田社長は「一人一人の言動が地域における信頼を生む。奮闘に期待する」と激励。吉田産業リフォーム事業部ドルフィン八戸店に配属される中里玲奈さん(22)=同市出身=が「一日も早く立派な戦力になれるよう努力します」と決意を述べた。

吉田産業18年ぶりV/RAB杯IH(2018/11/14)

 RAB杯第71回青森県アイスホッケー選手権は13日、テクノルアイスパーク八戸で決勝を行った。
 吉田産業が工大一高に4―3で競り勝ち、18年ぶりに頂点に輝いた。吉田産業は第1ピリオドに先制点を許したが、同終了間際に同点に追い付いた。第2ピリオドで勝ち越し、追加点を奪って主導権を握った。第3ピリオドには同点にされたが、亀本剛のシュートで再び勝ち越し、そのまま逃げ切った。

屋内スケート場の呼称「YSアリーナ八戸」に(2018/10/02)

 八戸市が市長根公園に建設中の市立屋内スケート場は1日、ネーミングライツ(施設命名権)の導入により呼称が「YSアリーナ八戸」となった。小林眞市長とスポンサー企業である吉田産業(同市)の吉田誠夫社長が同日、市庁で会見し、共に「市民に親しまれる施設となってほしい」との思いを語った。
 スケート場のネーミングライツを巡っては、市が6月にスポンサー企業を募集。7月に応募があった4社の中から吉田産業を選び、9月21日付で契約を締結した。
 呼称の使用期間は10月1日から2023年9月30日までの5年間。命名権料は年間2千万円(税抜き)で、今後、呼称を記した縦1・5㍍、横18㍍の看板が施設南側の外壁に設置される予定。
 1日は小林市長と吉田社長が共同で会見し、小林市長が「広く市民に親しまれ、定着するよう努力したい」と強調。スケート場が世界的にもレベルの高い施設となることに期待を込めた。
 吉田社長は「命名権を得たことで、スケートの競技人口の拡大にもつながるよう協力していく。スポンサー企業の名に恥じないよう貢献していきたい」と語り、市に呼称を記したパネルを贈呈した。
 スケート場は19年秋に供用開始予定。

【八戸三社大祭・企業の参加】形さまざま「盛り上げたい」(2018/07/08)

 約300年の歴史を持つ八戸三社大祭。人口減少などを背景に、山車制作や引き子といった祭りの担い手不足が深刻化する現状で、地元を盛り上げようと、さまざまな形で継続して参加する企業がある。祭りの開幕まであと3週間余り。伝統行事を守っていくために神社や町内ごとの山車組だけでなく、地域全体の協力が求められる中、参加の輪をさらに広げるためにはどうしたらよいのか?祭りを支える企業の取り組みから探る。
 かつては山車を制作して運行する企業がいくつかあった。だが、人手不足や資金難などから次第に撤退。現在唯一の「企業山車」として毎年参加しているのが吉田産業グループ山車組だ。
 社会貢献活動として1990年に初参加。原則、社員やその家族らに限定しているが、多い年には延べ千人近くが引き子や囃はや子し手として参加。三社大祭の盛り上げに一役買っている。
 合掌土偶の国宝指定やユネスコ無形文化遺産の登録など、地域に根差した題材の山車を手掛け、優秀賞を多数受賞。OBも含め、グループ一丸となって山車作りを継続している。