プライフーズ株式会社

社名 プライフーズ株式会社
本社所在地 八戸市北白山台2の6の30
電話 0178(70)5506(代)
設立 1965年2月
事業内容 ブロイラーの生産・処理・加工、販売。飼育原料・肥料の製造販売。ハイポ―原種豚の生産販売。食鳥処理・機械の設計・製作
資本金 17億9390万円
売上高 737億7500万円※2022年3月連結
従業員 3603人(2022年3月現在、グループ全体)
事業所・工場 47拠点(詳細はHPにて)
関連会社名 KPダイニング、鳥巧商事、PJ二戸フーズ
【HP】  https://www.prifoods.jp/

代表取締役社長
藤井 伸一 氏

採用情報

募集職種 【総合職】飼育管理(鶏・豚)、製造管理(食鳥解体・加工食品)、営業、物流管理【一般職】飼育管理(鶏・豚)、製造管理(食鳥解体・加工食品)、物流管理
勤務地 【総合職】北海道、青森県、岩手県、宮城県、東京都等【一般職】北海道、青森県、岩手県、宮城県等
インターンシップ あり。夏季、冬季(日程未定)
社会人採用 あり。通年
採用実績 【新卒】2022年度40人、2021年度49人、20年度51人【社会人採用】2021年度22人、20年度10人、19年度33人
初任給 大学院卒23万円、大卒22万円、短大・専門・高専卒20万円、高校卒19万円(2021年度)※昇級制度あり
諸手当 通勤、時間外、資格 ※社内規程に準ずる
賞与 年2回(7、12月) ※標準支給月数 3.7カ月
休日休暇 107〜115日(事業所により異なる。概ね週休2日)
保険 健康、厚生年金、労災、雇用
福利厚生 工場・農場制服貸与、確定拠出年金
大卒選考の流れ Web会社説明会→事前ES選考→適性検査実施→1次選考Web面接→応募書類選考→2次選考Web面接→3次選考Web面接→内々定
高卒選考の流れ 履歴書・内申書の提出→面接・適性試験→内々定
お問い合わせ 人事総務部採用担当
(電話)0178(32)6245)
Email:ml-pfrecruit@prifoods-pf.jp

食の未来に新価値を創造

―経営理念は。

 「食の未来に新たな価値を創造する」をミッションとし、さまざまな業界初を目指す先駆者であり続けることをビジョンとして掲げている。これまでにも、ブロイラーの成育が難しいとされてきた北海道で生産体制を構築したほか、昨年は三沢市に自社製品の供給拠点となる新たな施設が完成。ロボットアームによるトレーへの自動盛り付けも行うなど、数多くの業界初を盛り込んだ。

―業界の現状や課題は。

 今年で創業58年目を迎える。新しい工場を次々と建設してきたが、築30年以上の工場も存在する。そうした工場の生産性をさらに上げるために工場の統廃合を進めていく。

―人材育成に向けた取り組みは。

 2019年から「人材育成トータルプラン」という研修制度を開始した。入社5年目までが対象で、受講者が目標達成に向けた行動を設定し、グループワークを通じて達成を目指す実践型の研修になる。研修後には上司との面談も行い、それぞれの課題や特徴を共有しながら、さらなる育成につなげている。

―求める人材は。

 真面目で誠実な人材を求めている。さまざまな人が関わる業界なだけに、コミュニケーションを積極的に取れることも必要だ。

―今後の経営戦略は。

 新型コロナによって変化したこともあるが、われわれがやるべきことはこれからも同じ。飼料や原油価格の高騰など課題は山積み。さまざまな状況に対応しながら、30年先を見据えた、価値の創造に取り組んでいきたい。

軽米 卒業後の進路に向けて 軽米高で一日総合大学 丸鶏のさばき方実習も地元企業と大学が講義(2022/6/22)

岩手県立軽米高(金濱千明校長)は16日、卒業後の進路に向けて意識を高めることを狙いとした「一日総合大学」を校内で開催した。地元で働いている社会人や、大学関係者の講義を通じて、就労や進学後の学習について理解を深めた。

講義は企業(団体含む)と大学の2部門で実施。企業部門は二戸市の社会福祉法人「いつつ星会」や、二戸地域に拠点を構える機械製造、理美容、鶏肉加工の業者などが担当し、仕事の特徴や魅力を伝えた。大学部門は岩手大と岩手県立大の教員が、入学後の専門的な学習内容や、卒業後の進路について説明した。
1~3年生129人が受講。50分2こまの授業の中で、受講する企業や大学を自由に選べるようにした。
企業部門のうち鶏肉加工分野の授業では、鶏王国北いわて推進協議会の熊谷光洋会長が、生産量全国3位を誇る県内のブロイラー産業の概要を解説した。
生徒に作業に親しんでもらうため、丸鶏のさばき方実習も行った。フレッシュチキン軽米とプライフーズ(八戸市)の社員が講師を担当。包丁で手際良く切り分け、部位ごとに形を説明したり、生徒に手で感触を確かめさせたりした。
同校卒業生で、フレッシュチキン軽米に勤める若手社員2人がオンラインで登場し、入社のきっかけや会社での経験談を紹介した。
工藤春花さんは「元々は人見知りな性格だったが、優しい先輩に声をかけられ、よく話すようになった」と語り、「好きな仕事に就くのが一番楽しい。選択肢を広げるため、今から進路を考えて」とアドバイスを送った。
3年の田代晃一さんは「普段食べている鶏肉を加工している人たちの講義を受け、仕事への情熱を知ることができた。解体作業も初めて見て、勉強になった」と充実した表情を浮かべた。

 

空自空上げ 家庭でも 三沢基地の味、冷凍食品に 八戸・プライフーズ(2022/05/28)

ブロイラーの生産や鶏肉加工品の製造、販売を手がけるプライフーズ(八戸市、藤井伸一社長)が、冷凍食品「三沢基地空自空(から)上(あ)げ」の販売を始めた。航空自衛隊三沢基地内の食堂で提供している鶏肉の唐揚げを再現した商品。同社のオンラインショップ(楽天市場チキンねっと)で取り扱っている。
空自空上げは、三沢市特産のゴボウやニンニクなどを使った唐揚げ。市はご当地グルメ化するプロジェクトを展開しており、同社のブランド鶏「健然どり」が材料として活用されている。
同社も商品化を進め、今月20日から販売を開始した。担当者は「三沢でしか食べられなかった味をレンジ調理で簡単に家庭でも楽しめる。多くの人に空上げを知ってもらいたい」とPRしている。
税込み価格は1袋(300グラム入り)1080円。問い合わせは、チキンねっと=フリーダイヤル(0120)373029=へ。

ヴァンラーレ新ユニ披露 プライフーズ(八戸)とパートナー契約 サッカーJ3(2022/3/9)

サッカーJ3のヴァンラーレ八戸は8日、食肉加工品の製造、販売を手掛けるプライフーズ(八戸市)と2022年のユニホームパートナー契約を締結した。同社の社名と、看板商品である「五穀味鶏」の商品名が、背番号の上下にそれぞれ掲出される。ヴァンラーレと同社のユニホームパートナー契約は初めて。
プライフーズは20年1月から、市多賀多目的運動場天然芝球技場のネーミングライツ(施設命名権)スポンサーを務めている。
同日は同市のプライフーズ本社で締結式が行われた。藤井伸一社長は「ヴァンラーレのホーム戦は三八上北地域の皆さんがにぎわいを共有できる場。『勝つヴァンラーレ』を地元の方々に見せて、より地域を盛り上げてほしい」とエールを送った。
これに対し、ヴァンラーレの下平賢吾社長は「プライフーズの社名を着けて、プライフーズスタジアムで戦えるという二重の喜びをかみ締めて、今季を戦っていく」と話した。
新加入のFW武部洸佑(同市出身)は「ヴァンラーレ八戸を応援して良かったと思える結果を出せるよう“全緑(ぜんりょく)”で頑張る」と決意を示した。

ヴァンラーレ21日のホーム最終戦 頂点決める「ヴァン飯カップ」 五穀味鶏料理、人気投票スタジアムグルメ飲食業者11店(2021/11/18)

食肉加工品の製造、販売などを手掛けるプライフーズ(八戸市)とサッカーJ3のヴァンラーレ八戸は21日、同市のプライフーズスタジアム(多賀多目的運動場)で「第1回ヴァン飯(めし)カップ」を開く。ホーム戦でスタジアムグルメを出品する市内外の飲食業者11店が、プライフーズのブランド鶏「五穀味鶏」を使った料理を提供し、購入者の人気投票でナンバーワンを決める。
プライフーズとデーリー東北新聞社がマッチデースポンサーを務めるヴァンラーレの今季ホーム最終戦(FC岐阜戦)に合わせ、午前10時半から午後2時まで開催する。メニューは大澤商店(同市)のジャークチキン(税込み500円)、タイ料理アビ(五戸町)の唐揚げ(500円)など。
1セット800円の食券(額面千円分、投票券3枚付き)を購入し、気に入ったグルメに投票する。食券はクラブオンラインショップやフットサルアリーナ八戸で前売りしているほか、当日の会場でも購入可能。
問い合わせはヴァンラーレ八戸 電話0178(38)6644へ。

三沢基地空自空上げ1日デビュー ゴボウのサクサク食感特長(2021/9/29)

三沢市は10月1日、航空自衛隊三沢基地の隊員食堂で提供される唐揚げ「三沢基地空自(くうじ)空上(からあ)げ」について、新たなご当地グルメとして市内外の飲食店、スーパー計29店舗で提供を開始する。唐揚げを監修した同基地の久保田隆裕司令は「ゴボウのサクサクした食感としっとりした鶏肉が良く合う。地域の皆さんに愛されるメニューになることを願う」と期待を込めた。
三沢基地空自空上げは、ニンニクなどで味付けした鶏肉にささがきしたゴボウをまぶして揚げる、地域の特産品を活用した唐揚げ。
市は空自空上げをご当地グルメ化し、地域活性化、農産物の地産地消を図るプロジェクトを立ち上げ、7月末に体験喫食会を開くなど準備を進めてきた。
提供する唐揚げは▽市周辺地域産の鶏肉や市内産のゴボウ、ニンニクを使い、隊員食堂のレシピに沿って調理する「オリジナル」▽調理の過程や添え物に市産の食材を活用する「アレンジ」―の2種類を設定。28日現在で、10店舗がオリジナルのみ、13店舗がアレンジのみをそれぞれ販売する。両方を販売するのは6店舗。販売価格は各店舗で異なる。
鶏肉は抗生物質、合成抗菌剤不使用で育てた鶏「健然(けんぜん)どり」を使用。プライフーズ(八戸市)の協力で、メーカー直送で仕入れる。
28日は関係者が三沢市役所で発売予告会見を開いた。小桧山吉紀市長は「市内飲食店にかつてのにぎわいを取り戻すため、新たなご当地グルメを強く押し進めたい。ぜひ店に足を運び、おいしい唐揚げを味わってほしい」とPRした。

羽ばたけ三沢空(から)上げ(2021/07/09)

 三沢市は本年度、航空自衛隊三沢基地などと連携し、同基地の隊員食堂で提供されている唐揚げ「三沢基地空自(くうじ)空(から)上(あ)げ」を、市内でご当地グルメ化させるプロジェクトを開始する。基地の街・三沢ならではの食を飲食店などで提供する基盤をつくり、コロナ禍で売り上げが落ち込む飲食店を元気づけるとともに、農産物の地元消費促進につなげたい考え。10月1日の市内での提供開始を目指して現在参加店を募集中で、担当者は「市民においしい唐揚げを食べてもらい、地域全体を盛り上げたい」と話している。
 三沢基地空自空上げは、ニンニクなどで味を付けた鶏肉にささがきしたゴボウをまぶして揚げる、三沢の特産品を活用した特色豊かな唐揚げ。空自三沢基地によると、隊員食堂で提供される日は約1200食分を調理するという。
 市はプロジェクトで提供する唐揚げについて、▽市周辺地域産の鶏肉や市内産のゴボウ、ニンニクを使い、隊員食堂のレシピに沿って調理する「オリジナル」▽調理の過程や添え物に市内産の食材を活用する「アレンジ」―の2種類を設定。参加店はいずれか1種類、または両方を販売する。
 原材料の鶏肉は、市内に生産拠点を構えるプライフーズ(八戸市)の協力により、メーカー直送の安全で高品質な肉を使用できる。
 三沢市は提供開始に先立ち、9月にノベルティグッズの配布や発売予告記者会見を実施する予定。

三沢にプライフーズ細谷プロセスセンター完成(2021/06/29)

 ブロイラーの生産や鶏肉加工品の製造、販売を手掛けるプライフーズ(八戸市、藤井伸一社長)の細谷プロセスセンターが28日、三沢市細谷工業団地内に完成した。同団地内の細谷パッケージ工場を増設し、大手スーパー向けのトレーパックや真空包装のパックの生産、出荷態勢を強化。7月中旬の本格稼働を予定する。同社は主に東日本への自社製品の大きな供給拠点として期待を寄せる。
 同社によると、センターは鉄骨造り2階建てで、延べ床面積8345平方メートル。従業員数は約120人。
 隣接する食鳥解体処理工場から原料を直接搬入。ロボットアームによるトレーへの自動盛り付けや1パックずつの全量検査で鮮度を追求しながら省人化・高速化を図り、安全・安心な製品製造を進める。製造過程では包材を使わず、環境への配慮も心掛ける。1月当たりの生産能力は計約134万5千パック。
 当初は今年2月完成、3月の稼働開始を想定していたが、新型コロナウイルスの影響で機械設備の完成が遅れ、時期がずれた。
 28日はセンター内で竣工(しゅんこう)式が開かれ、藤井社長が「新たな設備を整えたセンターでは、取引先企業の幅広い要望に応えられると確信している」とあいさつ。
 取材には「このセンターでの仕事ほど、製品が出荷されて短時間のうちに消費者の口に入る仕事はない。消費者に一番近い仕事をしている場所になる」と役割の大きさを強調した。

丸鶏解体 生徒が体験/ブロイラー2社が久慈東高で講座(2020/10/04)

 岩手県北地方の養鶏業者や県で組織する「鶏王国北いわて推進協議会」は9月28日、県立久慈東高で出前講座を開いた。3年生約40人が、鶏肉加工の現場で働く社員に教わりながら丸鶏の解体を体験した。
 ブロイラー事業で共に国内大手の十文字チキンカンパニー(二戸市)、プライフーズ(八戸市)の社員が講師として参加。
 両社の社員は部位の名称を一つずつ説明。生徒は社員の包丁さばきを間近で見学したほか、肉を剥がしたり、骨を抜いたりする作業を体験した。
 実習に先立ち、協議会の杉原永康会長による講話も実施。生徒は、岩手県はブロイラーの生産量や産出額が全国トップクラスにある半面、1人当たりの鶏肉消費量は下位に低迷していることなどを学んだ。

【経済サロン/「高品質な商品を食卓へ」(2020/06/27)

 プライフーズ(八戸市)の新社長に就いた藤井伸一氏(56)=写真=。26日の取材に「鶏肉の価値を高め、より良い商品を食卓に届けたい」と抱負を語った。
 企業スローガンの「未来に、まっすぐ。食卓に、まっすぐ。」を念頭に、「安全安心で高品質な商品を、手の届く価格でお客さまに提供したい」と強調。従業員がプライフーズで働く誇りを持てる会社を目指す。
 その実現に向け、「コスト競争力を高め続けなければならない」と経営力の強化を図る方針。全国各地にある拠点で、地域貢献事業を推進する考えも示す。
 島根県出雲市出身。新天地の八戸は春の風が強く、第一印象は「ウィンディシティー」。活力とクリーンなイメージも抱いた。会社を挙げて地元スポーツチームを応援しており、「スポーツで八戸が盛り上がってほしい」と期待を込める。

【週刊DJ・キミの名は】(9)プライフーズ 誇り持ち最良の商品を(2020/05/16)

 スーパーの食品売り場でよく見かけるこのロゴマーク。プライフーズは、全国各地に工場や事業所を持つ会社です。実は八戸市が発祥(はっしょう)の地であり本社所在地(しょざいち)。お父さん、お母さんより上の世代の人にとっては、前身の会社名である「第一ブロイラー」の方がなじみ深いかもしれません。
 第一ブロイラーとして1965年2月に設立(せつりつ)。2008年に3社と合併(がっぺい)しプライフーズとして生まれ変わりました。
 仕事では、種鶏の飼育(しいく)から食肉の生産・加工・販売(はんばい)、さらには加工食品などの商品開発まで全て1社で行っています。
 社名の由来は、「誇(ほこ)り(=プライド)を持って、最良(=プライム)の商品をつくり供給(きょうきゅう)する企業(きぎょう)」という理念。ロゴマークには、赤色に「情熱(じょうねつ)とプライド」、オレンジ色に「プライム」、緑色に「環境(かんきょう)」の意味が込(こ)められています。
 最近は働き方改革(かいかく)に力を入れているそうで、同社は「『日本一働きたい会社』を目指しています。これからもより安全でおいしい食材を食卓(しょくたく)に届(とど)けます」と話していました

八戸・プライフーズが需要増で三沢の工場増設、来年3月稼働へ(2020/03/27)

 ブロイラーの生産や鶏肉加工品の製造、販売を手掛けるプライフーズ(八戸市、大江正彦社長)は、三沢市細谷工業団地にある細谷パッケージ工場を増設する。2021年2月完成、同3月稼働の予定で、需要の伸びに対応するため、トレーパックや真空包装した鶏肉製品を増産し、イオングループを中心に出荷。地元から20人の新規雇用を見込む。
 工場を増設するのは03年から稼働しているパッケージ工場の西側で、延べ床面積は工場棟と渡り廊下棟を合わせて8346平方メートル。名称は「細谷プロセスセンター」となる予定。従来施設は、隣接する食鳥処理工場の出荷スペースとなるという。鶏肉のトレーパックの生産量は現在より100万パック多い年間1100万パック、真空包装のパックは年間500万パックとなる。
 26日は、工場敷地内で工事の安全祈願祭が行われ、同社関係者や同市の小桧山吉紀市長ら約30人が出席。神事でくわ入れなどを行った。大江社長はあいさつで「年々商品の需要が高まっている。消費者に安心安全、おいしさを届けたい」とあいさつした。

【経済サロン】スポーツを食でサポート(2020/02/28)

 今シーズンからサッカーJ3ヴァンラーレ八戸のオフィシャルパートナーとなったプライフーズ(八戸市)。27日に同社での締結式に臨んだ大江正彦社長(59)=写真=は「共に地域に支えられた者同士で、スポーツを盛り上げていきたい」と意欲を示す。
 ヴァンラーレを応援するのは「社員が誇りに思えること」を模索した結果で、ホームスタジアムの命名権も獲得。契約期間は5年で、2024年12月まで「プライフーズスタジアム」として使用される。「スタジアムに社名を掲げることで、社員のモチベーションの上昇にもつながっている」と効果を強調する。
 ブロイラーの生産や加工品の製造・販売を手掛けており「食とスポーツは密接な関係がある。タンパク質が豊富な自社の食品を提供して、選手の体づくりにも貢献していきたい」と抱負を語った。

プライフーズ八戸本社の新社屋落成 開発部門移し試作機器一新(2019/03/21)

 ブロイラーの生産や鶏肉加工品の製造、販売を手掛けるプライフーズ(八戸市、大江正彦社長)は20日、同市北白山台2丁目の八戸流通センター内に移転、新築した八戸本社の新社屋の落成記念式典を開いた。大江社長は「未来に、まっすぐ。食卓に、まっすぐ。」という新たな企業スローガンを紹介し、「さらなる成長を目指していく」と発展に向けた決意を示した。
 プライフーズは、同市卸センター1丁目にあった八戸本社を移転。新社屋は昨年6月に着工し、今年2月に完成した。同月下旬に引っ越し、新社屋での業務をスタートさせている。
 同社によると、新社屋は2階建てで、延べ床面積は約3千平方メートル。総務などの本社機能に加え、五戸町の五戸加工食品工場に併設する商品開発部門を移し、試作機器なども一新した。
 広々としたスペースの事務室や商品開発の作業室、スーパーや小売業者に商品を提案するプレゼンテーションルームなどを備えた。
 東北地方でケンタッキーフライドチキンとピザハットの店舗をフランチャイズ展開する子会社「KPダイニング」の本社も新社屋内に移転。プライフーズとKPダイニングの両社を合わせ、約140人が新社屋で業務に当たっている。
 この日は、新社屋の内覧会が行われた後、きざん八戸で式典を開催。プライフーズが昨年で発足10周年を迎えた祝賀会も兼ね、同社の役職員、取引先や建設工事の関係者ら約130人が出席した。
 大江社長はあいさつで、「プライフーズは全国的にも珍しいブロイラー事業の一貫体制を築いた企業。これまで以上に地元に愛される企業を目指し、地域貢献活動にも積極的に取り組んでいく」と抱負を述べた。

ベトナム視察団がプライフーズ(八戸)訪問 技能実習生の状況確認(2019/03/02)

 鶏肉の生産や加工品の製造、販売を手掛けるプライフーズ(八戸市、大江正彦社長)に1日、ベトナムのドンタップ省人民委員会のグエン・ヴァン・ズォン主席らが訪れ、外国人技能実習生のベトナム人が従事する三沢市の工場などを視察した。大江社長は実習生の活動や日常生活について説明し、今後も受け入れを進める考えを示した。
 プライフーズでは現在、ベトナム人の実習生を217人受け入れており、うち同省出身者は46人。各工場で食鳥処理や加工品製造の実習に当たっている。
 訪問したのはグエン氏のほか、同省の国会議員や労働局長、実習生の送り出し機関の関係者、テレビ局の記者ら計8人。三沢市にある細谷工場と三沢みどりの郷工場を見学し、実習生と面談した。
 八戸市北白山台の八戸本社では、プライフーズの幹部と情報交換。大江社長は「ベトナムの方は勤勉で積極的に実習に取り組んでおり、大いに助かっている」と紹介。「今後も実習生が来てくれるように努力するので、引き続き協力をお願いしたい」と述べた。
 グエン氏は「実習生が日本で学んだことはベトナムのためになる。これからも人材を送り出せるようにしたい」と話した。

鶏の管理体制確認 SQF関係者がプライフーズの工場視察(2018/07/18)

 食品の安全と品質を確保する国際認証規格「SQF」を取得し、鶏肉の生産や加工品の製造、販売を手掛ける「プライフーズ」(八戸市、大江正彦社長)の細谷工場(三沢市)などに、SQF本部(米国)のアジアパシフィック代表を務めるビル・マックブライド氏が17日、視察のため訪れ、ブロイラーの飼育環境や品質管理体制を確認した。
 プライフーズは2010年にSQF認証を取得。約8年にわたり、SQFに基づく食品衛生の取り組みや工程管理、生産者教育などを展開している。
 この日、マックブライド氏は三沢市内にある養鶏場と細谷工場、細谷パッケージ工場を視察。取り組み事例の説明を受けた。取材に対し、「的確に管理され、十分なマネジメント能力がある」との認識を示した。
 食品安全のマネジメントシステムは近年、グローバル社会の中で重要性が高まっている。一方、20年の東京五輪・パラリンピックでは、東京五輪組織委員会がSQF基準の食材の使用を認めていないため、SQF本部は組織委に申請し、五輪への導入を目指している。
 プライフーズの上村康浩生産製造本部長は「SQF基準が認められれば、日本のメーカーにとってメリットとなる面もある」と強調。東京五輪への食材提供に関しては「機会や可能性があれば挑戦したい」と話した。

【経済サロン】畜産業の魅力高めたい/大江正彦社長(2018/07/14)

 鶏肉の生産や加工品の製造、販売を手掛ける「プライフーズ」(八戸市)の社長に、今年4月に就任した大江正彦氏(58)=写真=。「安全安心でおいしい製品を生産し、消費者に届けていきたい」と意気込む。
 神戸市出身。1983年に三井物産(東京)に入社し、食料関係や食品流通の分野を中心に歩んできた。昨年7月、プライフーズの専務に就き、4月1日から現職。八戸市での勤務は、2000~02年に同社の前身である「第一ブロイラー」に勤めて以来となる。
 近年、鶏肉はヘルシー志向の高まりを背景にブームとなり、国民1人当たりの消費量が増加。プライフーズもブロイラーの生産、販売羽数を伸ばしている。
 畜産業界の発展にも意欲を燃やす新社長は「日本で一番働きたくなる会社を目指し、業界全体の魅力も高めたい」と抱負を語る。

おいらせの牧場でBBQカレッジ よこまちストアとプライフーズ(2018/06/27)

 よこまちストア(横町俊明社長、八戸市)とプライフーズ(田中眞光社長、同)が共催するバーベキュー教室「BBQカレッジ」が23日、おいらせ町のカワヨグリーン牧場で開かれた。町内外から多くの家族連れが訪れ、本格的なバーベキューを満喫した。
 食育の一環として毎年実施しており、今年で12回目。今回は、札幌市在住のアウトドアクッキングアドバイザー榊幸治さん(50)が講師を務めた。
 この日は、80通を超える応募の中から、抽選で当選した10組、約40人を招待。ローストチキン、豚スペアリブ、パイ焼き、ピザの調理法を紹介した。
 榊さんは、炭の置き方をアドバイスしたり、肉の焼き具合を見て回ったりした。晴天の下、参加者は出来たての料理を食べ、「おいしいね」と笑顔を見せていた。
 家族5人で参加した八戸市立青潮小1年の青砥陽輝君(6)は「全部おいしかったけど、お肉が一番」と、おいしそうに豚スペアリブを頬張っていた。

プライフーズが本社移転へ 19年3月、流通センターに(2018/01/20)

 八戸市は19日、鶏肉の生産や加工品の製造、販売などを手掛けるプライフーズ(田中眞光社長)が、同市卸センター1丁目にある本社を、同市北白山台2丁目の八戸流通センター内に移転、新築することを明らかにした。現在は五戸工場に併設する商品開発機能も新本社に移す予定。6月に着工し、2019年3月の運用開始を目指す。
 19日の市議会経済協議会で市が概要を報告した。プライフーズの移転計画に伴って同社、青森県、市の3者で立地協定を結び、18日付で誘致企業に認定された。
 同社は市内に本社を置くが、08年に市外企業を含む4社統合により設立された経緯があるため、誘致企業の対象となった。市の誘致認定は111件目。
 市産業労政課によると、移転は現在の本社が老朽化し、スペースが手狭になったことを受けた措置。新社屋の建設地は敷地面積約1万平方メートル、建物は2階建てで、延べ床面積約3100平方メートルとなる見通し。
 同課は「新たな設備投資が生まれる効果は大きい。プライフーズは八戸圏域に拠点を構える企業のため、圏域全体の経済成長にも期待したい」としている。

食肉処理で新会社 プライフーズと十文字チキンカンパニー(2016/12/01)

 ブロイラー生産を手掛けるプライフーズ(八戸市)と十文字チキンカンパニー(二戸市)は30日、十文字の二戸工場で食鳥を処理する新会社「PJ二戸フーズ」を設立し、共同運営することで合意したと発表した。国内大手である両社の業務提携は初めて。工場の共同利用でコストを抑え、競争力強化を図る。
 プライフーズは拡張した細谷工場(三沢市)が1月に稼働する一方で、3月に二戸工場の使用をやめた。二戸市や九戸村の農場で生産した鶏は、軽米工場や細谷に運搬していた。
 十文字は久慈工場を拡張する計画を進めており、2017年11月に稼働する。それに伴い、施設が比較的新しい二戸工場で余力が生まれるため、共同利用で工場をフル活用することが双方のメリットにつながると判断した。
 工場内のラインは時間帯で区別し、それぞれの商品を製造、出荷する。二戸工場の年間処理能力は約1100万羽で、両社の処理量はほぼ半々の見通し。十文字の久慈工場が稼働する来年11月からの共同利用を予定している。
 プライフーズが株式の一部を譲り受ける形で、4月3日に新会社を設立する。出資比率は十文字66%、プライフーズ34%。プライフーズの田中眞光社長が会長に、十文字の十文字保雄社長が社長に就く。両社は「東北地方を代表するブロイラー会社として対等の精神の下で連携し、消費者にこれからも安価で安全・安心な製品を提供したい」とのコメントを出した。

年2000万羽処理で国内最大規模 細谷工場を拡張(2015/12/12)

 ブロイラーの生産などを手掛けるプライフーズ(八戸市、田中眞光社長)は、食鳥処理の主力工場となっている三沢市細谷工業団地の細谷工場を拡張し、処理能力を従来の2倍に引き上げる。国内需要の伸びに対応する。最新鋭の解体機を導入するなど機械化を進め、処理能力は年間2千万羽に向上。単独工場としては国内最大規模となる。施設は完成間近で、来年1月4日の稼働を予定する。
 同社は青森、岩手、北海道の3道県の計4カ所に処理工場を設けている。
 細谷工場は約2・3倍の9008平方メートルに増大。砂肝やハツ、レバーなど部位ごとに切り分ける自動内臓選別機を国内で初導入し、ももやむねの自動解体機は最新機種へ更新する。1日の最大処理能力は4・4万羽から9万羽となる。
 従業員は新たに約30人を雇用し、計320人態勢に増強する。県内では近年、人手不足が深刻化しており、機械化を進めるのは、こうした課題の解決につなげる狙いもある。
 本格稼働に向けて、週明けにも試験運転を開始。稼働後の来年4月には、包装メーカー数社と共同開発した国産初の「新産地パック」ラインを入れる予定だ。工場でパックした製品を直接店頭に並べられるようになり、関東をはじめとする全国の取扱店への産地直送を拡充する。
 同社は2018年3月期を最終年とする5カ年の中期経営計画に取り組んでいる。今夏には田子町に年間150万羽を生産する新農場を建設しており、細谷工場の増築と合わせ中期計画の柱に位置付ける。
 田中社長は「ここ数年は国産志向の高まりなどで、需要が伸びており、供給力が追い付いていなかった。生産、処理能力の向上に合わせ、加工ラインの増設なども検討したい」とした。