八戸中央青果株式会社

社名 八戸中央青果株式会社
本社所在地 八戸市河原木字神才7の4
電話 0178(28)8585
設立 1977年7月25日
資本金 1億円
売上高 226億1800万円(2024年3月末)
従業員数 98人(2024年3月末)
支社・支店・工場 五戸支店(りんごジュース製造販売)
関連会社名 ㈱ベジフルエイト、㈱フレッシュエイト、八戸農産加工㈱、㈱サポートエイト、㈱情熱市場グループ
【HP】  http://www.hachinohe-seika.co.jp/

代表取締役会長 横町 芳隆 氏

採用情報

職種 営業販売(競り人)、物流管理
勤務地 八戸市
勤務時間 5:00~14:00(営業)13:00~22:00(物流シフトにより異なる)
インターンシップ あり。8月~2月。随時
社会人採用 あり。随時
採用実績 2024年3人、23年5人、22年5人
初任給 大卒20万円、短大・専門卒19万円、高卒18万円
諸手当 通勤、健康管理、営業、家族、役職
昇給 年1回
賞与 年2回(7月、12月)
休日休暇 114日(2024年当社カレンダーによる)、リフレッシュ休暇(勤務2年目から)1週間の連続した休日、勤務3年目以降は2回取得
保険 健康、厚生年金、雇用、労災
福利厚生 退職金制度、財形貯蓄制度、保養施設(安比)、社員食堂、委員会活動、部活動、社員旅行
大卒選考の流れ 会社説明会→履歴書提出→選考会(面接、適性検査、役員面接)。マイナビを参照
お問い合わせ 管理部
☎0178(28)8585
Email:soumu@hachinohe‐seika.co.jp

青森の食の魅力発信

 ―会社の現状と課題は。
持続可能な農業生産実現に向けた、気候変動対策や価格安定に直面している。社会全体の問題であり、市民の食生活を支える青果卸として重要な問題として捉えている。
高温や集中豪雨など異常気象が常態化しており、生産現場は厳しい状況にある。天候不順などで生育不良に陥れば、供給量の切迫や価格高騰など需給バランスが崩れる。
農産物価格について、人件費や農業資材の値上がり分が転嫁されているとはいえず、生産力の維持向上に向けた適正な価格形成が求められる。
そのほか、物流の2024年問題や長年叫ばれる農業の担い手不足など問題は山積する。安全安心な農産物を食卓に届けるためにも、生産現場を力強く支援していく。
―事業展開は。
農業振興として、規格外となった野菜やリンゴをスープなどに加工、販売している。青森の食の魅力発信や、農業収入の向上に結び付けたい。
―人材育成について。
同僚らと働く上で「チームに貢献する」という意欲を高める、社員教育プログラムや研修を展開する。業務に関連するフォークリフト運転技能講習や野菜ソムリエといった資格取得の助成も行っている。
―福利厚生の充実は。
社員の提案を積極的に採り入れ、意見を伝えやすい、過ごしやすい職場づくりを行っている。健康意識を高めてもらおうと、さまざまな部活動やトレーニングジム、野菜を取り扱う強みを生かした社員食堂がある。リフレッシュ休暇制度が浸透しているため、有給取得率が高い。

市中央卸売市場で親子見学会/競り体感、スイカ食べ比べ(2024/07/29)

八戸市中央卸売市場で27日、「朝から元気に! 夏休み親子しじょう見学会」(同市場協力会主催)が開かれた。親子33人が参加し、模擬競りや旬の素材を試食。市場の役割を学び、流通や食の安全について理解を深めた。
市や卸売業の八戸中央青果の職員が案内役を務めた。親子は迫力満点の競りに見入り、動画撮影をするなどした。
模擬競りでは、値段や個数を指で示す「手やり」や声を使って取引を体験。安く買いたい消費者と、高く売りたい生産者のバランスを取る「価格形成」を市場が担っていることを学んだ。
市立桔梗野小5年の野口颯祐さん(10)は「本物の競りはついていけないぐらい速かった。スーパーで好きなブドウを買えるのは、市場のおかげだと分かった」と理解を深めていた。
試食では、北海道産「でんすけすいか」と青森県産「羅皇ザ・スウィート」「金色羅皇」を食べ比べ。品種や栽培方法に耳を傾けて味わっていた。

新社長に春日氏、横町芳氏は会長に(2024/05/28)

卸売業の八戸中央青果(八戸市)は27日、株主総会と取締役会を開き、専務取締役の春日慎一氏(56)を代表取締役社長に昇任することを決定した。2007年から代表取締役社長を務めた横町芳隆氏(65)は代表取締役会長となった。
横町氏は、青果流通確立に向けた企業の合併、グループ化などに取り組んだ。今回の役員人事について「若返りを図り、人材が豊富であることをPRしたい」と理由を述べた。
春日氏は00年に入社し、野菜部本部長などを歴任。取材に対し「地域農業生産の維持発展と、青果物の安定供給で市民の食卓を支える」と抱負を述べた。
専務取締役には宮古春男取締役が就任。畑内善則管理部副部長、グループ企業のアグリ・ザ・エイトの横町亮介代表取締役がそれぞれ取締役に新任。柞木田靖行常務取締役は退任して参与に。外澤靖雄取締役副社長は退任した。

 

第43回八戸うみねこマラソン~風を切って~(2024/05/15)

 

第43回八戸うみねこマラソン全国大会(デーリー東北新聞社、一般財団法人青森陸上競技協会、八戸市陸上競技協会主催)が19日、館鼻岸壁特設会場を発着点に行われる。今大会からハーフ一般男子40歳以上を年代別に細分化し、計23部門へと拡充。4500人を超える参加者が潮風を切りながら、コースを駆ける。家族や友人、同僚らと共に出場するランナーに、目標や意気込みを聞いた。

▼各自の目標達成目指す 八戸中央青果陸上部

八戸市中央卸売市場から北奥羽地方へ新鮮な農産物を届けようと日々奔走する八戸中央青果。20~40代の陸上部員10人が、3キロ、5キロ、10キロ、ハーフにそれぞれ出場する。部長を務める野菜第三課の吉田信也係長(30)は「健康維持と各自の目標達成を目指す」と静かに情熱を燃やしている。
日常業務で、競り人らは午前5時に出勤。ラジオ体操で元気な朝を迎え、担当するタマネギやスイカなどの青果物を取引する。退勤後の夕方や夜は、それぞれが大会本番に向け走り込みをしている。
今回初出場となる果実第一課の外澤豊課長代理(38)は10キロにエントリー。「本格的な大会参加は10年ぶり。ブランクはあるがベストを尽くしたい」と意欲。
バナナ課の安達陽平係長(26)は「正直練習できていないが、若さでカバーする」と自らを鼓舞。潮騒路を爽やかに走り抜けることをメンバーに誓った。

特産りんごジュース輸出拡大へ/香港EC 八戸中央青果五戸工場視察(2023/02/24)

 

香港で八戸中央青果(八戸市)のりんごジュースを販売している電子商取引(EC)サイトの経営者らが23日、五戸町倉石にある同社五戸支店夢の森りんごセンターを訪れ、横町芳隆社長らと商談した。りんごジュースは、入荷するとすぐに売り切れる人気ぶりという。同社側は設備を一新したセンター内の工場を案内し、さらなる輸出拡大に向けて意見を交わした。
訪問したのは、香港最大規模のECサイト「HKTVmall」を運営するHKTVグループの周慧晶(しゅうけいしょう)・最高経営責任者(CEO)ら5人。八戸中央青果のりんごジュース(1リットル入り)を販売しており、2021年度には約4千万円の売り上げがあったという。
五戸支店では町特産の紅玉や王林を使用したりんごジュースを生産、出荷している。工場は20日に設備を一新したばかりで、輸出促進へ生産能力を増強した。
一行は工場を見学し、横町社長から説明を受けた。周氏は「きれいな設備だ」と好反応。「いつから新工場のジュースを入荷できるか。すぐにでも欲しい」と求め、横町社長は「要望に応えられるよう、できる限り努力する」と答えた。
商談後の取材に、周氏は「青森県産リンゴに対する香港の評価は高い。新工場の稼働で、素晴らしい商品を提供してくれると確信している」と語った。

りんごジュース工場一新/八戸中央青果五戸支店 生産能力増強(2024/02/21)

 

八戸中央青果(八戸市、横町芳隆社長)は、五戸町倉石にある同社五戸支店夢の森りんごセンターのりんごジュース工場内の設備を一新した。工場で生産するりんごジュースの海外需要が高まっているのに対応し、生産能力を増強。食品衛生管理の国際基準「HACCP(ハサップ)」も取得した。20日に竣工(しゅんこう)式が開かれ、関係者が国内外の販路拡大へ決意を新たにした。
同社は2017年10月、倉石地域振興公社から業務を引き継ぎ、同社五戸支店として営業を開始。りんごジュースの生産に特化しており、従業員10人が業務に当たっている。
りんごジュースは、町特産の紅玉を使用し、酸味と甘味のバランスの良さが特徴。海外からも高い評価を受けており、香港とシンガポールに輸出している。国内向けの紙パック(1リットル入り)とパウチ(200ミリリットル入り)、輸出用の瓶入り(1リットル入り)のほか、ゼリータイプを生産している。
工場は鉄骨造り2階建てで、延べ床面積は1255平方メートル。国の補助事業などを活用して23年9月に着工、今年2月に完成した。生産能力も、瓶入りが2日がかりで3千本だったのが、1日で3600本と大幅に向上。これまで手作業だったラベル貼りなどが自動化され、省人化を実現させた。今後はイスラム教の戒律に従った製品であることを示す「ハラル認証」の取得も目指している。
同日の式典には、同社の役職員や取引先、工事関係者ら40人が出席。神事の後にテープカットをして完成を祝った。横町社長はあいさつで「海外からの要望が根強く、期待に応えていく。五戸の目玉商品として、地域に勇気と元気を与えたい」と力を込めた。
引き続き設備稼働のセレモニーが行われ、横町社長がスイッチを押し、生産を開始した。