八戸燃料株式会社

社名 八戸燃料株式会社
本社所在地 八戸市城下1の11の2
電話 0178(43)1151
設立 1948年10月
事業内容 石油製品・液化ガス・各種燃料の販売、冷暖房器具の販売など
資本金 2750万円
売上高 82億円(2023年度)
従業員数 160人(2024年4月現在)
支社・支店・工場 サービスステーション10店舗、ガスセンター、灯油センター
関連会社 八戸燃料電気ガス器具センター、八燃器具サービス、うわの鈑金塗装
【HP】  http://www.hachinen.co.jp/

代表取締役社長 小井田 和哉 氏

採用情報

職種 総合職、LPガス配送員、ガソリンスタンドスタッフ
勤務地 八戸市とその近郊
勤務時間 職種により異なる
インターンシップ あり
社会人採用 あり
採用実績 2023年度2人、22年度1人、21年度1人
初任給 規定による
諸手当 規定による
昇給 規定による
賞与 年3回(8月、12月、3月)
休日休暇 職種により異なる
保険 各種社会保険
福利厚生 保養所あり
大卒採用の流れ 履歴書、成績証明書、卒業証明書を総務部に郵送
お問い合わせ 総務部
(電話)0178(43)1151

身近な生活で役立つ仕事

―事業内容は。

1948年に株式会社化し、固形燃料からガス、石油製品まで、時代の需要に応じたエネルギーを安定供給しながら地域に貢献してきた。「豊かな暮らしのパートナー」をモットーにガス器具、冷暖房製品、損害保険の販売や車両のレンタル、リース、販売など多様な事業を展開している。
―会社の現状と課題は。
当社は八戸市と周辺地域でガソリンスタンドも運営し、接客サービスやカー用品の販売力の高さは業界内でも良い評価を頂いている。ただ、全国的に石油製品の需要が減少傾向にあることを踏まえ、今後は給油に来られたお客さまに当社の取扱商品もPRするなど、幅広い商品のセールスに力を入れる。現代人のライフスタイルや価値観の多様化に合わせ、住宅機器や家電などもニーズの高い最新の商品を取り扱う。
―職場環境はどうか。
各種燃料の取り扱いといった、業務に関連する資格の取得に向けた講習会を開催するなど、スキルアップの場を社内に多く設けている。また、入社年次や年齢に関係なく、社員が「お客さまの満足のために」と考えた企画には積極的にチャレンジさせている。
―どんな人材を求めるか。
明るく元気な人、仕事への情熱を持って一生懸命に頑張る人だ。ガソリンスタンドでの給油、LPガスの配送、家電の販売など、さまざまな業務に共通して求められるのは、お客さまとの会話を通じて何を求められているかを感じ取り、親身に寄り添ってサービスする姿勢だ。人々の生活の身近な所で役立つ、仕事のやりがいを感じてほしい。

八戸燃料「カーボンオフセットLPG」導入/環境貢献ガスで脱炭素/「まずは自社設備から」(2023/3/23)

八戸市の八戸燃料(小井田和哉社長)は新年度から、脱炭素社会を実現する取り組みの一環として、液化石油ガス(LPG)の使用時に発生する二酸化炭素(CO2)をJ―クレジットによって相殺する「カーボンオフセットLPG」を導入する。本社や事業所のガス空調や給湯器に利用した上で、考え方に賛同する法人などへの販売につなげたい考えだ。

J―クレジットは、省エネルギー設備などの導入による温室効果ガスの排出削減量を売買可能な「クレジット」として国が認証する制度。カーボンオフセットLPGは、このクレジットを付与することで通常よりも割高となるが、LPGを使用した際に発生するCO2を実質ゼロと見なすことができる。
同社はこのガスを手がける岩谷産業(大阪市)と契約を締結した。供給量は33トンで、削減されるCO2は99トン。契約期間は4月1日から来年3月31日まで。
22日は同市城下1丁目の八戸燃料の本社で、岩谷産業東北支社の米谷淳則支社長が小井田社長に供給契約証明書を手渡した。小井田社長は「少しでも早くカーボンニュートラルに取り組もうと導入を決めた。まずは自社の設備から取り組みたい」と語った。

灯油価格 家計にずしり/侵攻や円安影響 高止まり続く青森県内/「困る」「節約するしか…」市民ら不安(2022/9/15)

ロシアによるウクライナ侵攻や円安などの影響で、青森県内の灯油価格の高止まりが続いている。今年は平均店頭価格が1リットル当たり100円台の高値で推移。石油元売りに対して政府が補助金を支給する年末まで、当面の価格はほぼ横ばいとなる見通しだが、先行きは不透明。朝晩の冷え込みが厳しくなり、需要が高まる季節を前に、市民からは「物価高で苦しいのに高騰したら困る」「さらに節約しないといけないのか」などと、家計が圧迫される現状に不安の声が漏れる。

石油情報センター(東京)によると、12日現在の県内の平均店頭価格は1リットル当たり106円44銭で、前年同期と比べ14円27銭上昇。今年は例年を上回る高値基調が続き、101~110円台で推移している。
石油製品の価格抑制のため、政府は石油元売り会社などに支給している補助金について、年末までの継続を決定。センターは「年末までは価格はほぼ横ばいで推移するのでは」と今後の価格動向を予想するが、来年以降も補助金が継続されるかは不明だ。
八戸市と南部町でガソリンスタンド11店舗を展開する八戸燃料石油部の杉沢正敏部長は「今後も高騰が続くかもしれない」と警戒する。「灯油の需要が高まる来年3月ぐらいまでの間は、政府の補助金も延長してもらいたい」と求める。
ロシアのウクライナ侵攻や円安といった外的要因が価格高騰に拍車をかける現状に、「仕入れ値が上がれば小売価格に転嫁しなければいけない。心苦しいが理解してもらいたい」と胸の内を明かす。
食料品や生活必需品の価格の引き上げが相次ぐ中、高騰が続く灯油価格も家計の大きな負担になっている。
「風呂のボイラーやストーブに灯油を使うので、高止まりの状況が続くのは困る」と話すのは八戸市是川の下舘ミサさん(84)。「年金生活なので収入は限られる。厳冬になれば灯油の節約は難しい。電気代も高いし、食費を抑えるなど、できることをやる」と下を向く。
同市八太郎6丁目の男性会社員(45)は「ストーブの設定温度を下げたり、厚着をしたりするなど工夫して冬を乗り越えるしかない」と厳しい表情で語った。

ガソリン価格抑制策 発動2週間/消費者「効果実感できず」/青森県内で続く値上がり(2022/02/10)

原油価格の高騰を受けた政府のガソリン価格抑制策が発動されてから10日で2週間。政府は元売り会社へ補助金を出し、価格の急上昇にブレーキをかけようとするものの、青森県内では値上がりが続く。政府の対策を上回る勢いで仕入れ価格が上昇し、販売価格に転嫁できない小売店もあり、消費者からは「効果を実感できない」との声が漏れる。

政府の対策は、ガソリン、灯油、軽油、重油の4種を対象に1リットル当たり最大5円の補助金を元売り業者に支給する仕組みで、1月27日に発動された。だが、経済産業省が9日発表した県内のレギュラーガソリン1リットル当たりの平均小売価格(7日現在)は、168円50銭で、対策前(1月24日)より2円20銭値上がりした。
小売店の関係者は困惑の表情を浮かべる。9日にレギュラーガソリンを1リットル当たり160円台後半で販売した八戸市内のガソリンスタンドの50代男性店長は「抑制策発動後も元売り業者からの仕入れ価格が下がっていない。販売価格に転嫁するのは難しい」と現状を説明した。
同市を中心にガソリンスタンドを運営する八戸燃料石油部の杉沢正敏部長(62)は「抑制策があるおかげで、値上げしなくて済んでいる」と一定の評価。一方で「原油価格の高騰がどこまで続くか分からない。補助金が5円以上に増えるのか、新年度以降も続くのか先行きが全く読めない状況だ」と今後を心配した。
価格高騰の影響が生活を直撃する消費者も首をかしげる。同市の無職男性(65)は「ガソリンスタンドの値段が変わっていないから、効果があると実感できない」と不満げ。同市の女性地方公務員(45)も「昔より高くなっているイメージが強く、補助金によって助けられている感じがしない」と冷ややかだった。
政府にさらに踏み込んだ対応を求める声もあった。同市の男性会社員(36)は「ガソリンにかかる税金を見直すなど、抜本的な対策を考えてほしい」と注文した。

【写真説明】政府がガソリン価格抑制策を発動してから2週間。青森県内では価格の上昇が続く=9日、八戸市

 

八戸燃料が地域見守りで市と協定締結(2021/03/24)

 家庭用灯油配達やLPガス供給などを手掛ける八戸燃料(小井田和哉社長)は18日、地域の安全確保に向けて八戸市と企業が連携して取り組む、市の「地域の安心・安全見守り協定」を締結した。
 協定は地域の事業所の従業員らが、業務中に高齢者世帯や道路、公園の異常に気付いた場合に、市に通報して適切な対応につなげる仕組みで、これまでにも1人暮らしの高齢者世帯の救急搬送につながった事例もある。同社の締結により協力事業者は37となった。
 市庁で開かれた締結式には、同社から小井田社長と佐々木利彦専務取締役、総務部の下村千晶部長が出席。小井田社長は「燃料の配達など家庭や地域を回る機会が多い。地域の皆さまのために少しでもお役に立てたら」と抱負を述べた。池田和彦福祉部長は「協力事業者が増えたことで、さらに多くの目で見守り活動ができ、ますます地域の安全が確保される。協力に感謝している」と期待を込めた。

最新暖房器具や人気家電を販売/八戸燃料展示会(2019/10/19)

 八戸燃料(小井田和哉社長)の「はちねんの大展示会」が18日、八戸市の八食センター厨(くりや)スタジアム2階で始まった。最新の暖房器具や家電などが展示・販売され、多くの来場者でにぎわっている。20日まで。
 家電メーカーの新商品や人気製品などを販売。ストーブやテレビのほか、掃除機なども取り扱っている。
 会場では、無料で来場記念品を贈呈している他、税抜き2万円以上の購入客を対象に、各種景品が当たる抽選会も実施している。
 入場無料。時間は午前9時半~午後5時。同社の担当者は「多くの方に来場してもらい、冬支度を進めてほしい」とPRしている。

燃料以外でも事業拡大 八戸燃料(八戸市)小井田和哉さん(2018/11/24)

 八戸市内を中心に各種燃料の販売に加え、ガソリンスタンドの運営や家電製品販売など多角的な事業を展開する八戸燃料。6代目代表取締役社長の小井田和哉さん(50)に、会社の事業内容や今後の方向性、経営者として心掛けていることなどを聞いた。
 ―事業内容は。
 社名の通り、燃料を中心に扱っている。元々は木炭や石炭を販売していたが、ガスや石油製品、ガソリン、灯油など時代のニーズに合わせて扱う商品を変えてきた。
 現在、一番売り上げが大きいのは、ガソリンスタンドの事業だ。(八戸市と南部町で)11店舗を展開している。ほかにも、家電製品や暖房などの燃焼器具の販売、住宅の水回りのリフォームなども行っている。
 4年ほど前には、本社がJR本八戸駅の前という立地を生かし、「ニコニコレンタカー」というレンタカー事業も始めた。今では、保有台数が開店した当初から約4倍に増えるなど好調だ。
 ―特に力を入れている事業は。
 スタンドでは、ガソリンの販売だけではなかなか稼げない時代になってきた。そのため、タイヤの販売や洗車など燃料以外の部分でも事業を拡大している。
 最近だと特に車のコーティングに力を入れている。キーパー・コーティング技術という資格の取得を社員に推奨しており、現在は1級が19人、2級が15人いる。昨年には板金会社をグループ企業にし、車の修理や車検も自社で実施できるようになった。
 ―業界を取り巻く環境は。
 車の燃費が以前よりも良くなっていることで、ガソリンの消費量が減っている。さらに、人口減少も進行しているため、業界全体としては厳しい状況だ。電気や水素で走る自動車の開発が進められていることに加え、車に乗らない人も増えている。今すぐどうなるというわけではないが、将来的な燃料需要の減少は避けられないだろう。
 ―経営者として大切にしていることは。
 6年前に社長に就任したが、既存のお客さまとのパイプを太くすることと、さらに広げていくことを考えてきた。従業員には「〝はちねんファン〟を増やそう」と話している。八戸燃料は「豊かな暮らしのパートナー」というキャッチコピーを掲げているが、実際にそうなるためには、お客さまに信頼されてファンを増やしていかなければならない。そうしたことを意識するよう、社員にもお願いしている。
 ―気分転換は。
 趣味はあまりないが、強いて言えば酒を飲むのが息抜きになっている。ただ、最近は健康に気を使って以前ほど飲まなくなった。ほかには、自宅で海外ドラマを視聴するのも良いリフレッシュになっている。
 ―今後の方向性は。
 今までやってきたガソリンや灯油などの販売に引き続き力を入れていきたい。ガスの方は現在、担当部署だけでなく、全社的に新規のお客さま獲得に取り組んでいる。
 さらに、既存の油やガスだけでなく、関連する分野で事業を広げていきたい。ただ、これまでやってきたものと全く関係のない事業を展開するのは、なかなか難しいのが現実だ。エネルギーや燃料に関わるもので、何か新しいものを考えていかなければならないと考えている。