SEMITEC株式会社
本社所在地 | 東京都墨田区錦糸1―7―7 |
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電話 | 03(3621)1155 |
設立 | 1958年3月13日 |
資本金 | 7億7302万円 |
売上高 | 226億7500万円(2024年3月決算) |
従業員数 | 207人(2024年3月現在) |
支社・支店・工場 | 千葉工場、西日本営業所、名古屋出張所、八戸テクノロジーセンター |
関連会社 | 海外に12拠点(中国、インド、韓国、台湾、タイ、アメリカ、フィリピン、ベトナム) |
代表取締役社長
執行役員
石塚 大助氏
採用情報
募集職種 | 新卒・第二新卒…総合職(技術開発、生産技術、製造、品証保証、営業など) 経験者…国内営業、海外営業、研究開発、技術開発、生産技術、製造管理、設計、品証保証、経営企画、経理、IT。その他ポテンシャル採用として、職種問わず募集 |
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勤務地 | 八戸市、東京本社、千葉工場 |
勤務時間 | 8:30~17:15 |
インターンシップ | あり(7月~2月) |
社会人採用 | あり(通年) |
採用実績 | 新卒:2021年度8人、22年度3人、23年度5人 経験者:2021年度6人、22年度8人、23年度15人 |
初任給 | 大学院卒:26万4千円、 大卒・高専:24万4千円、 短大・専門卒:22万4千円、高卒:20万4千円 ※2024年度 |
諸手当 | 通勤手当(規定あり)、子供手当(子供1人につき1万円/月)※規定あり、役職手当、在宅手当、残業手当 |
昇給 | 年1回(4月) |
賞与 | 年2回(7月、12月) |
休日 | 年間休日123日、完全週休2日制、土日祝休み、有給休暇、年末年始休暇、産前産後休暇、育児休暇、特別休暇 |
保険 | 社会保険完備(雇用・労災・健康・厚生年金) |
福利厚生 | 確定拠出年金制度、社員寮(規定あり)、制服貸与、PC貸与、自己啓発支援(規定あり/1人4万円まで ※予算が無くなり次第終了) |
選考までの流れ | インターンシップ・もしくは説明会への参加→書類選考→1次面接→2次面接→役員面接→内定 |
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お問い合わせ |
総務人事課 (電話)03(3621)1155 Email:saiyo@mail.semitec.jp |
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―事業内容は。
―経営方針は。
―会社の現状と展望は。
―人材育成の取り組みは。
―福利厚生面での取り組みは。
SEMITEC(東京)八戸に拠点/高精度温度センサー開発/4月開設 地元人材の受け皿も
高い精度の温度センサーを中心に電子部品を開発・製造する「SEMITEC」(東京)が4月1日、八戸インテリジェントプラザ内に開発拠点「(仮称)八戸テクノロジーセンター」を開設する。地元の研究開発人材の受け皿の役割も担う考えで、石塚大助社長は「世の中にない製品を開発する技術拠点にしたい」と意欲を語った。(出川しのぶ)
同社は自動車用や医療機器用温度センサーなど、海外でも高いシェアを持つ製品を扱っており、生産拠点は千葉市やアジアに計8拠点ある。開発拠点は国内と中国、韓国に5カ所あり、八戸は6カ所目になる。
これまで自動車、家電、OA機器関連の製品を主としてきたが、今後も電気自動車(EV)や医療機器の市場は拡大することから、八戸ではそれらの分野を中心に開発、試作を行う。
同社は2019年から八戸高専、弘前大と共同で、皮膚がんを診断するセンサーの開発に取り組んできた経緯がある。今後も八戸高専をはじめとした人材や技術力を生かしたいと、八戸での拠点開設を決めた。
16日は八戸市庁で同社と青森県、市による事業所開設基本協定の調印式が行われ、八戸高専の土屋範芳校長、圓山重直前校長(東北大名誉教授)も出席した。
熊谷雄一市長は「成長産業であるヘルスケア産業の立地は、地域のさらなる経済発展につながる」と歓迎。石塚社長は「八戸での開発がある程度の規模になれば、工場を造って医療関係の生産基地に―という夢もある」と展望を語った。
切除なく皮膚がん診断/「熱物性センサ」高速かつ高精度/八高専が弘大などと共同開発/特許出願中、実用化目指す
八戸高専が、弘前大と、電子部品の製造販売を手掛ける「SEMITEC」(東京)との共同研究で、熱伝導を活用して早期の皮膚がんを診断する「熱物性センサ」を開発した。皮膚を切除することなく、短時間で診断ができるため、従来の方法よりも患者への負担が少ないのが特長。特許出願中で、今後は学内で検証データを集積し、医療現場での実用化を目指す。(三浦千尋)
皮膚がんの診断方法は、「ダーモスコープ」と呼ばれる特殊な拡大鏡で色素沈着の状態を詳しく見るか、採取した病変部位の組織を顕微鏡で観察する病理学的検査が一般的。
ただ、早期の場合は、ほくろとの見分けが難しく、ダーモスコープによる診断は医師の熟練度にも左右される。病理学的検査は、患者の皮膚を切り取る上、結果が判明するまで数週間かかることもある。
八戸高専の圓山重直校長と弘大の岡部孝裕助教らでつくる研究チームは患者の負担が少ない検査方法の確立に向け、がん組織と健常な皮膚では熱の伝わり方が異なる点に着目し、熱伝導を活用した皮膚がんの診断に関する研究を進めてきた。
だが、これまでに開発した診断装置は肌に触れる計測部分が大きく、皮膚に触れた際に表面温度が変化してしまったり、計測可能な状態になるまでに数十秒かかったりと、速度や精度に課題が残っていたという。
今回、新たに開発した熱物性センサは、従来の課題の解決に成功した。温度に素早く反応するSEMITEC社製の「薄膜サーミスタ」を複数個、使用。皮膚に触れた瞬間にサーミスタが能動的に発熱する仕組みで、装置と皮膚の接触部分との温度差を極限まで縮めることができ、高速かつ正確な温度測定を実現した。
さらに、サーミスタ発熱後の熱の拡散状況の観察により、測定部位の表面だけでなく、内部の熱伝導の状況の把握も可能となり、皮膚がんの進行度の推定もできるようになった。
操作は難しい技術を必要とせず、医師の習熟度にかかわらず、短時間で診断できるのが強み。実用化により、専門医がいない医療機関での活用も想定され、皮膚がんの早期発見、早期治療への期待が高まるという。
八戸高専産業システム工学科の野中崇教授と井関祐也准教授は「安全かつ確実に診断できる装置。データを蓄積し、実用化を目指したい」と話している。