旭光通信システム株式会社

本社所在地 神奈川県川崎市崎区南町1の1 日本生命川崎ビル5F
電話 044(576)7284
設立 1946年5月
資本金 2520万円
売上高 1,375,256千円(2023年11月決算)
従業員数 88人(2023年11月現在)
支社・支店・工場名 北海道営業所、大阪営業所、八戸事業所第一工場・第二工場
関連会社 株式会社エルテック
【HP】  https://kyokko-tsushin.co.jp/ 【採用サイト】  https://en-gage.net/kyokko-tsushin_saiyo/

代表取締役社長 酒井 元晴 氏

採用情報

募集職種 回路設計、購買・資材調達、品質管理または製品検査員(いずれも品質保証部へ配属)、板金加工(溶接または曲げ加工)
勤務地 八戸事業所
勤務時間 8:30~17:30
インターンシップの有無と時期 あり。通年
社会人採用の有無と時期 あり。通年
採用実績 (直近の過去3年間) 八戸事業所 2021年0人、2022年4人、2023年2人
初任給 大卒19万4000円、高専卒17万4000円、専門卒16万5000円、高卒15万8000円
諸手当 家族、住宅、技術など
昇級 年1回(4月)
賞与 年2回(7、12月)
休日休暇 年間119日
保険 社保完備
福利厚生 資格取得支援制度・合格祝い金制度、育児・介護休暇制度、財形貯蓄制度、慶弔見舞金制度、退職金制度、交通費全額支給
大卒選考の流れ 書類選考→1次面接/SPI・作文→2次面接
お問い合わせ 総務部総務課採用担当
☎044(576)7284
メール s.komuro@kyokko‐tsushin.co.jp

交通インフラを下支え

―事業内容と経営理念は。
鉄道の通信、鉄道の信号、高速道路の通信のための機器やシステムに特化し、交通インフラを支えている。開発、設計、製造、工事を一環して行うことで短納期化を実現し、関東から東北、北海道で優位性を保っている。
独自の技術と優れた人材が育つ環境の中で人も企業も一流を指向し、豊かな社会の創造に貢献する―が経営理念。三つの市場を柱に、世の中にない技術に付加価値を付けて社会貢献したい。
―会社の現状や課題は。
昨年まで新型コロナウイルスで鉄道会社の旅客収入が落ち込んだ上、半導体不足で部材が入らず厳しい経営状況だったが、今年に入って回復してきた。ただ、資材が高騰している点での苦しさはある。
人材不足が一番の課題。ものづくり経験があるシニアを採用し、即戦力として活躍してもらっている。
―人材育成の取り組みと求める人材は。
組織力を強化するため、中間管理職の育成に力を入れている。新型コロナのようなまさかが発生した時、組織力不足では限界がくる。以前は縦割りだったが、道半ばではあるが、横通しの良さや前向きさが生まれてきた。
自分で考え、意見を持ち、しっかり発言できる人材を希望する。工場見学は積極的に受け入れており、ものづくりや交通に興味があれば見学してみてほしい。
コロナ禍に若手社員の発案でキャンプ向けのたき火台を開発し、発売した。市のふるさと納税の返礼品になっている。若手からやりたいと提案があれば挑戦を後押しする。

階上中2年生が市内製造業見学/職業選択の参考に(2022/11/5)

階上町立階上中(平和人校長)の2年生73人が10月27日、八戸市内に事業所を構える企業の工場を見学した。地元企業の生産活動や製品について理解を深め、将来の職業選択の参考にした。
同市のNPO法人「地域活性化教育支援ネットワーク(REN)」が、学校と企業のコーディネートなどを担当。生徒は2班に分かれ、工業系企業の工場や産業地帯などを見て回った。
八戸北インター工業団地内の旭光通信システム八戸事業所では、主力製品である鉄道・高速道路の通信機器などの製造現場を見学。秋山恭範所長から生産工程の説明を受け、「どんな時にやりがいを感じるか」「働く上で大事にしていることは」などを質問した。
中城快斗(はやと)さん(13)は「鉄道や高速道路の通信機器を八戸で多く作っていることに驚いた。こんなすごい企業が八戸にあるのは誇らしい」と感想を語った。
松橋恋心(ここ)さん(14)は「これからは、意識して高速道路などにある通信機器を見てみようと思う。今回の企業見学を自分の将来の参考にしたい」と話した。

設備、製品に興味津々/八戸東中生地元企業見学(2022/9/1)

八戸市立東中(千葉誠校長)の2年生約120人が26日、市内に事業所を構える企業の工場などを見学した。完成した製品や、さまざまな機械設備を見て回ったり、各社担当者へ積極的に質問したりして、地元産業界への理解を深めた。
市教委が取り組むキャリア教育の一環で、生徒の将来的な地元就職を促進させるのが目的。同市のNPO法人「地域活性化教育支援ネットワーク(REN)」が、学校と企業側のコーディネートなどを担った。
生徒は3班に分かれ、旭光通信システム八戸事業所、サン・コンピュータ、八戸中央青果をそれぞれ訪れた。このうち、旭光通信システムでは、主力製品である鉄道・高速道路の通信機器や生産工程に関する説明を受けたほか、5月に稼働開始したばかりの第二工場内部も見て回った。
旭光通信システムとサン・コンピュータの2班は、産業支援機関の八戸インテリジェントプラザも訪問。松坂洋司常務取締役所長の講演で、八戸北インター工業団地を核とした「八戸グリーンハイテクランド」について学んだ。質問コーナーでは、見学先の企業の担当者に「製品の完成までにかかる時間は」「仕事のやりがいは」などと尋ねた。
旭光通信システムを見学した秋山光希さん(14)は「実際に見たことがある製品があった。八戸には、いろいろな企業があることも知ることができた」、池田礼暢(れのん)さん(13)は「将来は八戸で働くことにも興味を持った」とそれぞれ話した。

旭光通信システム(川崎)・八戸事業所/第二工場が稼働(2022/5/14)

鉄道や高速道路の通信機器などを製造する「旭光通信システム」(川崎市、酒井元晴社長)が、八戸北インター工業団地にある「八戸事業所」で建設を進めていた第二工場が完成した。今週から順次、稼働を開始。板金加工を中心に手がけ、一貫生産体制の強化や作業の効率化を図る。
第二工場は、八戸事業所から西側に数百メートル離れた用地7882平方メートルに建設。「BOOST BASE」(ブーストベース)の名称で、平屋の工場は延べ床面積1216平方メートルに上る。
屋外に設置される通信機器などを収めるボックス(筐体(きょうたい))を製造する板金加工をメインに、主力製品の一つである鉄道信号の配線の組み立てを行う。板金加工の機械をデータで管理する専用スペースも設けた。
今後、材料の金属板を自動で機械に供給したり、回収したりする自動挿入棚も導入予定。現在は従業員10人前後で操業しているが、新規雇用も進める方針だ。
八戸事業所の秋山恭範所長は「地元の学生に新工場を見学、体験してもらい、ここで働きたいと思ってもらえれば」と話した。

島守中生が地元企業見学/インフラ関連製品工程間近で(2021/12/6)

八戸市立島守中(米田裕子校長)の1~3年生17人が11月29日、鉄道や高速道路の通信機器を製造する旭光通信システム八戸事業所を訪れ、職場見学を通して地域産業に理解を深めた。
新型コロナウイルスの影響で職場体験学習(グッジョブ)ができないため、地元にある企業や大学を見学して地場産業に理解を深めようと実施。同市のNPO法人地域活性化教育支援ネットワークが学校と企業のコーディネートを務めた。
旭光通信システムの秋山恭範所長が仕事の流れや会社の概要を紹介した。
続いて、生徒たちは製品の設計から製造、検査といった工程を巡り、社員が働いている様子を間近で見学。高速道路沿いに設置されている非常電話機や自動料金収受システム(ETC)レーンにあるインターホンなど、全国で高い生産シェアを誇る代表的な製品の説明を受け、興味深そうに聞き入った。
生徒会長の2年柳沢玲美さんは「全国のさまざまな場所でインフラを支える製品を八戸で作っていることがすごいと思った」と話した。
秋山所長は「地元の会社を知ってもらい、将来の就職の選択肢になれば」と期待を込めた。
この日、生徒たちは八戸工業大も訪れ、大学での学びを体験した。

第二工場新設で協定/旭光通信システム(川崎)県、八戸市と/北インター団地、来年5月操業へ(2020/03/24)

鉄道や高速道路の通信機器などを製造する「旭光通信システム」(川崎市、酒井元晴社長)は23日、八戸北インター工業団地に新設する第二工場について、青森県、八戸市と事業所開設に関する基本協定を締結した。第二工場は同工業団地内にある八戸事業所の近接地に整備し、今年7月ごろの着工、来年5月中旬の操業開始を目指す。(松原一茂)

同社は1994年12月、主力の製造拠点として八戸事業所を開設。▽駅に設置する沿線電話機や指令電話システムなどの「鉄道通信」▽列車の発車標や接近表示器といった「鉄道信号」▽高速道路の非常用電話機などの「道路通信」―の三つを主要事業としている。
第二工場の敷地面積は7882平方メートル。建物は一部2階建てで、延べ床面積は1938平方メートルの計画。屋外に設置される通信機器や各種装置を収めるボックス(筐体(きょうたい))などを製造する板金加工、鉄道信号関連の製品の組み立てを行う。
既存の八戸事業所内のスペースが手狭になったことを受けた措置。第二工場の稼働で作業効率を高め、開発、設計、製造といった一貫生産体制を強化する。操業開始後、6人程度の新規雇用も見込んでいる。
市庁で開かれた基本協定調印式には、酒井社長、同社の酒井不二雄名誉会長、小林眞市長、県商工労働部の江刺家和夫次長が出席。小林市長は「新工場の開設で、八戸の多様な産業構造が厚みを増す」と述べた。
酒井社長は「新工場は社員の夢と希望でもある。地域の活性化や雇用促進に向け、少しでもお役に立てれば」と意欲を示した。
同社は1990年、八戸事業所開設で市の誘致企業になっているが、認定は事業所単位で行われるため、再度の認定となった。市の誘致認定は120件目。

旭光通信システム(川崎)/八戸事業所工場増設へ/筐体製造、板金加工強化

鉄道や高速道路の通信機器を製造する「旭光通信システム」(川崎市、酒井元晴社長)は13日、本紙の取材に対し、八戸北インター工業団地にある「八戸事業所」の工場を増設する方針を明らかにした。新工場では、屋外に設置される通信機器や装置を収めるボックス(筐体(きょうたい))を中心に製造し、板金加工事業や一貫生産体制の強化を図る。2020年7月に着工予定で、21年春の稼働開始を目指す。(松原一茂)

同社は1995年、主力の生産拠点として八戸事業所を開設。▽駅に設置する沿線電話機や指令電話システムなどの「鉄道通信」▽列車の発車標や接近表示器といった「鉄道信号」▽高速道路の非常用電話機などの「道路通信」―の三つを主要事業としている。
業容の拡大に伴い、段階的に工場スペースを増やしており、第4期工事の今回がこれまでで最大規模の増設になるという。
同社によると、新工場は八戸事業所から西側に数百メートル離れた用地7882平方メートルに建設。一部2階建てで、基本設計段階の延べ床面積は2112平方メートルとした。
増設は通信機器などの筐体を製造する板金加工の作業場所が手狭になったためで、板金加工部門を全て新工場に移管。自社の強みである開発、設計、製造の一貫生産を推進し、製品の内製化を図る。各製品の組み立て工程の一部も担う。
場内に見学スペースを設け、取引先関係者や学生、生徒らが見て回れるようにすることも検討。製造現場を公開する「オープンファクトリー」の要素を取り入れ、地元の若者がものづくりへの理解や関心を深めるきっかけにしたい考えだ。
新工場の稼働に合わせて新規雇用も計画している。秋山恭範所長は「板金加工を四つ目の事業の柱にしたい。企業の認知度を高め、地域の雇用にも貢献できれば」と話した。