地域発展や世界へ貢献
―経営理念と今後の事業展開は。
全長180メートルの大型の船舶を建造している。協力会社を含めて1500人以上が働いているが、一人一人の責任感、達成感、充実感を大切にしている。
世界を駆け巡る船舶の建造に携わることにより、会社への貢献が地域発展、世界への貢献につながる。壮大なプロジェクトに誇りを持って働くことを方針としている。
現在、受注状態は好調で、2028年まで完売状態だ。その後は世界中で完成した船が一斉に耐用年数を迎えることから、造船需要は一気に高まることが想定されている。脱炭素化に向けた新エンジン搭載船や、燃費効率の良い船のモデル開発にも取り組む。
―人材育成や福利厚生は。
希望者への英会話教室を開いているほか、これまで職種に合わせて必要な人員のみを対象にしていた各種教育セミナーを全社員が受講できるよう順次、実施している。
福利厚生は会社負担で加入する団体生命保険、家族で参加する工場見学、社長のおごり自販機など、社員の声からできた制度がある。
若手社員からなるチームに、会社に実施してほしい制度や会社が良くなる取り組みを考えてもらうなど、若手が活躍する場を設けていく。
―求める人材は。
失敗を恐れずチャレンジする人材を求めたい。地元は離れたくないが海外を相手に仕事がしたい、スケールの大きな仕事をしたいという方に挑戦してほしい。営業、設計、調達、現場、事務など20を超える職種があり、働く人の希望に合ったものがある。