常に高みを目指して前進
―経営理念は。
今後も生き残っていくためには、変化に対応できる会社を目指さなければいけない。「現状維持は後退」を理念としている。常に前を向いて高みを目指して、つらい時でも後ろに下がらない意志を持って経営していきたい。
―現状と課題は。
2026年度いっぱいまで手持ち工事を確保している。本年度は4万㌧型貨物船4隻、2万2千㌧型ケミカル船2隻、1万2千㌧型ケミカル船2隻の計8隻の新造船をお客さまに引き渡すことになっており、売り上げ見込みは前期比100億円増の約311億円を見込んでいる。造船人口を増やすことが当面の課題で、設計技術者や製造従事者を積極的に採用する。
―今後の事業展開は。
Co2排出規制などを踏まえて、メタノール燃料に着目したケミカル船の開発に取り組んでいる。現在、顧客の反応を聴きながらニーズを探っているが、好感触がある。継続的に製造やサービスの提供プロセスを改善して、より良い製品を届けたい。