北辰工業株式会社

本社所在地 八戸市石堂4の15の8
☎0178(51)6291
設立年月日 1964年12月1日
事業内容 発電設備のメンテナンス・建設工事および鋼材曲げ加工による鋼部材・鋼製品の提供。また5月5日より新規事業として東北最大級のトランポリン施設を核とした複合商業施設「エルロン・ウエスト・ビレッジ」の運営。
資本金 1,000万円
売上高 (2024年7月決算)24億1600万円
従業員数 (2024年4月現在)289人
支社・支店・工場名 本社/本社工場/八戸営業所/東通営業所/能代営業所/秋田営業所/酒田営業所/横須賀営業所
【HP】  https://hokushin-kogyo.jp/

代表取締役 田島 理成氏

採用情報

職種 機械工/計装工/電工/鍛冶・製缶・溶接工
勤務地 八戸営業所(青森県八戸市)他県外(秋田県能代市)
勤務時間 8:30~17:30(休憩1時間)
インターンシップ あり/随時受入れ人数2名程度/回
社会人採用 あり/随時募集
採用実績 38人(過去3年間の合計)
初任給 (2024年度)高卒の場合18万3000円~(諸手当含む)
諸手当 精勤手当/役付手当/技能手当/住宅手当/家族手当/通勤手当/交代勤務手当/残業手当
昇給 年1回 4月
賞与 年2回 7月、12月
休日休暇 週休二日制(土日祝)/年末年始休暇/夏期休暇/有給休暇/慶弔休暇/特別休暇
保険 雇用保険,労災保険,健康保険,厚生年金/団体定期保険/3大疾病サポート保険
福利厚生 退職金制度あり/資格取得補助あり
大卒選考の流れ エントリーシート受付~書類選考~面接1回~内定
お問い合わせ 総務部☎0178‐51‐6291
(E‐mail) info@hokushin-kogyo.co.jp

挑戦して面白い会社に

 ―事業内容は。
青森県内をはじめ、東北地方各地に点在する発電プラントのメンテナンスや工事を担う。同じ周波数、電圧で電気が安定して流れ続けられるように、タービンやボイラー、発電機など、市民が安心して暮らせるよう、細かなチェックなどを行っている。また、橋や屋根の部材、タンクなどの曲げ加工も担う。
―経営理念は。
電気は誰もが使うもので、われわれはインフラに関わる仕事。職人がいなければ成り立たない。地域の社会的使命を守るためにはまず「従業員ファースト」。そして、営業のために技術をとにかく磨く「技術に勝る信頼はない」。会社が60周年を迎え、企業理念に「超えろ、ワク枠。」も追加。専門職が中心だが、いろんな挑戦をして、オールラウンダーになってほしい。
―今後の事業展開は。
社会に必要とされる企業として続けてきた誇りはあるが、目では見えづらい部分もあった。見える形にしたいと「BtoC」(企業―消費者間の取引)も展開。もっと分かりやすく、社会貢献できるものをやろうと、八戸駅西地区にトランポリンパークを核とした「エルロン・ウエスト・ビレッジ」を作った。今後もまちづくりに参画したい。
―特色ある福利厚生は。
トランポリンパークの目的として、社員の子どもに楽しめる場を提供したいとの思いもある。社員と家族は無料 で利用できることから、健康経営にもつながる。これからも夢があり、面白い会社を作る。コミュニケーション能力があり、素直で柔軟な人材であればぜひ入社してほしい。

八戸駅西に5月開業トランポリンパーク/1万人突破客足弾む/外国人、県外利用者も(2024/08/07)

八戸駅西地区で5月に開業した「バウンシートランポリンパーク」の来場者が6日、1万人を突破した。目標とした年間3万人を上回るペースで、外国人の利用客も2割に上る。同地区に新たなにぎわいを創出しており、運営する北辰工業(八戸市)の田島理成代表は「年間4万人に迫る勢いだ」と手応えを語った。
同パークは東北最大級で、9種類のアトラクションが楽しめる。複合商業施設「エルロン・ウエスト・ビレッジ」の核施設として、5月5日にオープンした。
田島代表によると、利用者は八戸近郊に加え、仙台市や秋田県などからも訪れている。外国人は米軍三沢基地の関係者が多く、団体で来場するケースも。屋内施設のため、当初は冬季の利用が多いと見込んでいたが、夏休みも多くの日が予約で埋まっているという。
この日は達成記念セレモニーが行われ、節目の1万人目となった八戸市立三条小4年の上野怜さん(9)と遠藤陽斗さん(10)に無料利用券が贈られた。上野さんは「夏休みや冬休みに無料券を使って遊びたい」、遠藤さんは「いろいろなトランポリンがあって飽きないし、心が弾む」と喜んでいた。

北辰工業八戸駅西に複合商業施設オープン/にぎわいスポーツ軸に/トランポリンパーク核(2024/05/06)

八戸市の北辰工業(田島理成社長)が八戸駅西地区に整備したトランポリン棟を核とした複合商業施設「エルロン・ウェスト・ビレッジ」が5日、オープンした。市が同地区で掲げるスポーツを軸としたまちづくり、にぎわいづくりを、民間の活力が加速させた格好。田島社長は「つくりたいのは東北最大級にわくわくする街の未来だ」と意義を強調。地元関係者は「これまで“駅裏”と呼ばれてきたが、駅西地区に親しみを持ってほしい」「駅に近い利点をより生かしていきたい」と期待を込める。

エルロンは、駅西口と多目的アリーナ「フラット八戸」を結ぶ「シンボルロード」沿いに整備。核の「バウンシートランポリンパーク」はトランポリン棟としては東北最大級で、9種類のアトラクションが楽しめる。
同日は「揚げタコス」を提供する飲食テナントも開店。残り2棟のテナントも順次、開業する。
同日行われたオープニングセレモニーには、熊谷雄一市長や地元国会議員らが出席。田島社長はあいさつで、「街の未来をつくるのは民間の挑戦でもなければ政治や行政でもなく、市民の心だ。北辰工業は地域のインフラを支えてきたが、今後は市民のわくわくする気持ちも支えていく」と力を込めた。
バウンシーの利用は会員登録が必要で事前予約制だが、初日から満員。同市の会社員早狩伴朗さん(40)は「天気に関係なく子どもから大人まで楽しめる。ここをきっかけに、スポーツ中心のまちづくりがますます進めば」と期待した。
駅西地区は2002年の東北新幹線八戸開業後も一帯のまちづくりは進展しなかった。20年4月にフラット八戸が開業したものの、ロード沿いは空き地が目立ち、22年10月に同社が開発に名乗りを上げた。
23年12月には、トヨタカローラ八戸(同市)がフィットネスクラブや交流広場などを備えた施設を整備する計画を発表。3年後の完成を目指しており、さらに地区のにぎわいを生み出しそうだ。
フラットの木村将司館長は「仲間となる新たなスポーツ施設を心待ちにしていた。連携して地域を盛り上げたい」と歓迎する。
「今まで(駅西の)開発に時間がかかってきたなというのが本音」と話すのは、地元の三条目町内会長の小関勉さん(70)。「エルロンを機に町内会としても他にない変幻自在なイベントを増やしたい。人が集まるのが駅。その立地の特性を生かした取り組みで、より地域ににぎわいを生み出したい」と話していた。

八戸駅西地区にトランポリンパーク/アトラクション楽しんで/東北最大級、来月オープン(2024/04/13)

八戸市尻内町の八戸駅西地区に5月5日、「バウンシートランポリンパーク」がオープンします。トランポリンをはじめとした複数のアトラクションが楽しめることから、多くの子どもたちが夢中になる人気スポットになりそうです。
トランポリンの施設)としては東北最大級で、同市の北辰工業という会社が建設しました。隣に飲食ができるテナント3棟も整備しており、同パークを含めた全体は「エルロン・ウェスト・ビレッジ」という名称になります。
パーク内のアトラクションは9種類で、跳びはねるための器具以外にも3種類あります。ジャンプしてバスケットボールのリングにダンクシュートをしたり、回転するポールを跳び越えたり、平均台の上で棒を使って落とし合ったり…。楽しく体が動かせるため、時間を忘れて遊んでしまいそうですね。
4月6日は招待者を対象とした体験会が開かれ、子どもから大人まで爽やかな汗を流していました。市立西白山台小2年の木田帆乃加さん(7)は「とても楽しい。また来てみたい」と笑顔で話していました。

八戸駅西にトランポリンパーク計画の北辰工業社長 田島理成氏/ワクワクする未来 デザイン/「自分たちが変化を起こすトップバッターに」(2023/05/29)

発電施設のメンテナンス業務などを手がける北辰工業(八戸市)。長きにわたり電力インフラの安定稼働に貢献し、来年で創業60周年を迎える。現在は八戸駅西地区で、東北最大級のトランポリンパークを核とした複合商業施設の建設計画を進める。昨年8月、3代目の代表取締役社長に就いた田島理成氏(44)に、新たな経営方針やまちづくりへの意欲を聞いた。

―前社長の田島幹二氏(現会長)から経営を引き継いだ。どのような会社を目指すのか。
昨年8月に3代目の社長に就任した。まだまだ未熟だが、北辰工業は約300人在籍する会社。優秀な社員がたくさんいる。専門知識のある仲間がいれば、会社の運営は全く問題ない。
逆に社員が自分に何を求めているのか。それは、ただの継続ではなく、若さ故の斬新なアイデアや大胆な行動力だと思う。若い世代へのアプローチが重要だ。
ただ、若者向けとベテラン向けの施策は分けて考えたい。中には変化を望まないベテラン社員もいる。モチベーションの低下につながりかねず、全体の生産性が落ちてしまう。安心してもらえるよう、守るべきものは守りながら挑戦しなければならないだろう。
―青森県は若者の地元流出が課題。従業員の定着で重視していることは。
働く大変さよりも、「この会社には未来がある」「ワクワクする」と感じてもらうことが大事。さまざまな問題に対してアイデアで応戦し、その魅力で勝たなければならない。つらいこともあるが、面白さの方が多いという夢を与えたい。
北辰工業の仕事は電気に関わる社会的使命がある。電気は安全、安心、安定が大原則。ただ、本業が企業間取引のため、どんな会社か知られていない側面もある。市民向けの事業があれば社員も喜ぶだろう。未知の仕事は面白い。ワクワクさせることで、社員にこの会社を選んでもらいたい。
―2024年5月の開業を目指し、八戸駅西地区でトランポリンパークを核とした複合商業施設の建設を計画している。
駅西地区は「フラット八戸」が開業したが、肝心の駅前に動きがなかった。だからこそ、自分たちが変化を起こすトップバッターになろうと決意した。2番手ではなく、最初の事業者になることで景色も変わる。
やると決めたら、何もない駅前のシンボルロード沿いが真っ白なキャンバスに見えた。ここに自分が最初にペンを入れて、未来を描いていいのかと。昨年10月に計画を発表したタイミングも、8月の社長交代直後と12月の東北新幹線八戸開業20周年の前を選んだ。一番発信したかった相手は社員。常に新しく、ワクワクする未来を考えるのが経営者としての成長戦略だ。
施設名は「エルロン・ウェスト・ビレッジ」。エルロンとは飛行機の補助翼のこと。メインの翼は地域住民や市民。われわれは、そこから羽ばたくきっかけになりたい。トランポリンは外注ではなく自分たちで設置する。老若男女が楽しめる施設のノウハウを培い、今後は営業所のある秋田県や山形県にもトランポリンパークを建設したい。
―まちづくりを進める上で重要なことは。
21年に八戸市長が代わり、青森県知事も20年ぶりに交代となるが、まちづくりに最も重要なのはプレーヤーとなる民間の力。トランポリンパークを例にすれば、変化が起きていない場所で、市民に分かる形で、異業種がチャレンジすることに意義がある。
八戸青年会議所時代は、市民意識の高揚運動というソフト事業が中心だった。今後は民間企業の立場からハード事業を手がけていきたい。東京と違い、地方はまだまだデザインできる。八戸も伸び代しかない。

発電所支える地元企業/高い技術、欠かせぬ存在に(2023/02/09)

地球温暖化への対応から近年は太陽光発電や風力発電といった再生可能エネルギーの普及が進められているが、われわれの使用する電力の大半は火力発電などに依存しているのが実情だ。火力発電所のような巨大プラントは安定して電力を作り出すため定期的なメンテナンスを必要としており、これを縁の下で支えているのが北辰工業(八戸市、田島理成社長)である。
同社は1964年の創業以来、一貫して発電所のメンテナンスを主力事業とし、電力インフラの安定に努めてきた。現在では本社および東北地方5カ所と横須賀に設けた営業拠点のほか、本社工場により、東北電力の火力発電所、原子力発電所をはじめとした発電所設備維持を担っている。
発電所はボイラーや発電機、ポンプ、配管などさまざまな設備が結びついた集合体であり、定期的な点検が行われることで、われわれは安心して電気を使用することができている。
中でもタービンは発生した蒸気を受けて発電機を回転させる重要設備であり、タービンブレードの一枚にも破損が許されず、高い技術力により発電設備のトラブルを防いでいる。
また、高速回転するタービンは軸設置に当たって、中心とのズレの許容範囲が1千分の3ミリと極めて高い正確性が要求されており、熟練した技術者の職人技が生かされている。
こうした実績を背景にして、2020年3月に営業運転を開始した東北電力能代火力発電所3号機では、東北地方の企業で初めてメインタービンの設置工事を手がけることとなった。
同社の業務を市民が直接目にする機会はまずない。だが、高い技術力による確かな仕事と、一つ一つの実績の積み重ねにより信頼を得て巨大プラントの維持に貢献し、電力の安定供給に欠かせない存在となっている。
重要な役割を担う同社だが、業界では技術者の高齢化などから、発電所設備のメンテナンスを手がけることができる企業は減少してきているという。
昨年8月に社長へ就任した田島氏は、技術を引き継いで行くための人材育成に力を入れていく考えだ。「社員ファースト」を掲げて働きがいを高めていくほか、女性の活躍できる場を広げていくとしている。
また、創業60周年を迎える24年には八戸駅西口へのトランポリンパーク開設を予定している。本業で携わる発電所と同じく社会インフラという共通点もあり、地域活性化にもつなげていきたいと言う。
業歴ある企業だが、新しいものへのチャレンジ精神は旺盛だ。

八戸駅西に複合商業施設/北辰工業(八戸)民間初出店/東北最大級 トランポリンパークが核(2022/10/18)

発電設備のメンテナンスなどを行う北辰工業(八戸市、田島理成代表)は17日、同市尻内町の八戸駅西地区に、トランポリンパークを核とした複合商業施設を建設する計画を発表した。駅西地区にある商業エリアへの民間事業者の出店は初めて。トランポリンパークは老若男女が通年で屋内スポーツを楽しめる施設で、東北最大級となる見込み。敷地内には、飲食や買い物ができるテナント棟や広場も設ける。着工は2023年7月を予定し、24年5月のオープンを目指す。

場所は、八戸駅から多目的アリーナ「フラット八戸」に直結する八戸駅西中央通り線(通称シンボルロード)沿い。市が購入希望者を公募している保留地の向かい側に立地する。
商業エリアに位置付けられているが、新型コロナウイルスの影響で商業施設の出店が進まなかった。
施設名は「エルロン・ウェスト・ビレッジ」。敷地面積は3431平方メートル。メインのスポーツ棟1棟、テナント棟は3棟ほどを建設し、施設前に広場を設ける。施設の管理や運営など全て自社で担う方針。総事業費は非公表。
スポーツ棟は「バウンシートランポリンパーク」と命名。延べ床面積は約900平方メートル。今後はトランポリン経験者の採用も予定し、一般開放やスクール、エクササイズなど、幅広い世代が楽しめる施設運営を進める。年間利用者数は3万人ほどを見込む。
外壁には大型発光ダイオード(LED)モニターを設置。市のPR動画や八戸三社大祭の中継などを放映する。テナント棟では飲食や物販ができるようにし、広場では花見やビアガーデンなどのイベントも計画する。
今後、駅西地区に新規出店を計画する事業者と「まちづくり協議会」を設置。イベント時にシンボルロードを歩行者天国にするなど、地域の活性化策を考えている。
同社は今年2月、民有地だった土地を取得。田島代表は「駅西エリアはまちづくりのチャンスを迎えている。出店継続を期待しながら、ロールモデル(模範)となるような取り組みにしていく」と強調する。
フラット八戸との連携についても触れ、「駅西に来れば、通年でスポーツが楽しめるということをPRしていきたい」と語った。